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聖徳太子の「未来記」開封(11)

(11)「未然記」と「太平記」の一致(未然記本文ノ一)「父祖先逆積於天際 子孫今逆致呼家亡 青魚躍呑四海 赤鳥因没六浪 光沈北水三十旬日 封南木、六十日 山鷲舎馳野鳥 野鳥飛舎呑東魚」(未然記「第八百歳」第137~140章) (読み下し文)「父祖の先、逆に於天際に積もり 子孫の今、逆に呼家亡を致す 青魚躍て四海を呑む 赤鳥囚われて六浪に没す 光り北水に沈むるに三十旬日 南の木に封ずるに六十日...

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聖徳太子の「未来記」開封(12)

(12)「未然記」→両義預言・・・壬戌(1922年)~辛丑(2021年)の日本編「太平記」と「未然記」の預言が、現代の日本にも共通することを確かめる。「第五百歳の出来事 一」「父祖先逆積於天際 子孫今逆致呼家亡」 (預言内容→日本編)...

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聖徳太子の「未来記」開封(13)

(13)「未然記」第五百歳の出来事(日本編)「第五百歳の出来事 四」「山鷲舎馳野鳥 野鳥飛舎呑東魚」 (預言内容→日本編) 敗戦間際になると、軍は自分のしでかした不始末を誤魔化すことに躍起になり始める。陸海軍は、作戦の失敗を相手のせいにし、時には一緒になって臭いものに蓋をしてごまかそうとした。陸海軍は互いに敗北の責任を転嫁し、大本営の末期は実に醜い有様だった。...

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聖徳太子の「未来記」開封(14)

(14)聖徳太子の世界終末預言 「未然記」が20世紀末の世界情勢に対する預言を残していた。 「未然記」 壬戌(1922年)~辛丑(2021年)の世界編「第五百歳の出来事 一」「父祖の先、逆に於天際に積もり、子孫の今、逆に乎家亡を致す」(預言内容→世界編)...

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聖徳太子の「未来記」開封(15)

(15)「未然記」第五百歳の出来事(2) 「第五百歳の出来事 二」「青魚躍りて四海を呑む 赤鳥囚れて六浪に没す」 (預言内容→世界編) 世界から見た東の軍事大国という場合、冷戦時代から一貫してロシアを指す。 旧ソ連は崩壊したとしても、ロシアが世界第2位の核兵器保有国であることに変わりはない。...

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聖徳太子の「未来記」開封(16)

(16)「未然記」第五百歳の出来事(3)「第五百歳の出来事 三」「光り北水に沈むるに三十旬日 南の木に封ずるに六十日」 (預言内容→世界編) アメリカとロシアは、「戦略的兵器制限交渉」で核兵器を削減してきたが、ブッシュ(ジュニア)政権下では一転、核弾道迎撃ミサイル制限条約の破棄、包括的核実験禁止条約の批准拒否、ミサイル防衛計画の促進、小型核兵器の開発や核兵器使用を含む先制攻撃の準備を始めている。...

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聖徳太子の「未来記」開封(17)

(17)「未然記」第五百歳の出来事(4)「第五百歳の出来事 四」「山鷲捨てる野鳥を馳せ 野鳥飛びて捨てる東の魚を呑む」 (預言内容→世界編) 「鷲」であるアメリカを中心に、「野鳥」であるヨーロッパが連合して、NATOの東進と拡大が行われていたった。かってのワルシャワ条約機構だった東ヨーロッパの国々は次々に呑み込まれ、最後の砦だったウクライナもEU加盟に動いている。(2008年現在)...

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聖徳太子の「未来記」開封(18)

(18)「未然記」第五百歳の出来事(5)「第五百歳の出来事 五」「忠聖身を刃に伏し 侫賊自ら鋒を振るう」 (預言内容→世界編) 真面目な人たちは、審議と忠誠をつくしながら、戦争の中で命を失う時代が来る。賊となる国は、悪の本心を隠しながら、軍事力をほのめかせ、数の論理で支配権を奪い取るだろう。そして、多くの国を自分の足元に集めることになる。...

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聖徳太子の「未然記」開封(19)

(19)「未然記」第五百歳の出来事(6)「未然記」第五百歳の出来事 六」「天南北に分て乱に帰し 上北天に立て下に従う」 (預言内容→世界編) 世界は二極構造で再び対峙するようになる。世界政府側VS反世界政府側の対立構造が新たに出てくるのである。...

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聖徳太子の「未来記」開封(20)

(20)「未来記」も両義預言だった! 以前、飛鳥氏は四天王寺が徳川幕府に差し出した「未来記」を、ダイジェストの抄録ではないかと推測したことがあるという。そうであれば、「未然記」に劣らね長文の「未来記」が存在することになる。...

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聖徳太子の「未来記」開封(21)

(21)「未来記」の預言 国立国会図書館所蔵の「未来記」(写本)の表紙を見ると、「日本国未来記」の一文が打たれている。それが「未来記」の真の呼び名である。 第3代将軍・徳川家光が幕府の権力で四天王寺から出させた巻物の表紙に、その名が打たれているという。つまり、原本である巻物の方にも同じ名が打たれいるということである。...

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聖徳太子の「未来記」開封(22)

(22)「未来記」第一章の全文「第一章全文」「両王諍位二臣論世 黒鼠噉朝食黄龍登金殿 兄王沈西海武士汚禁裡 失寶剣而不止兵乱 弟王無禪而即位 神璽明鏡依武士再入官闕」 (二人の権力者の争いが仕組みを滅ぼす)「第一章...

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聖徳太子の「未来記」開封(23)

(23)「未来記」第1章(3)~(6)(兄王の堕落と武士の高慢の果て)「第一章 三」(読み下し文)兄王は西海に沈み、武士は禁裡を汚す。(現代語訳)兄王は西の海に沈み、武士が宮中にまで入り込む。(現代注釈訳)「兄王」とは第一皇子の土御門天皇のことである。「沈」とは敗北による島流しを意味し、天皇の権威が落ちることを示唆する。(歴史的事実)...

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聖徳太子の「未来記」開封(24)

(24)「未来記」第一章 近代日本と終末国際世界の預言「第一章 読み下し前文」「両王は位を諍い二臣は世を論う 黒鼠は朝食を噉らい黄龍は金殿に登る 兄王は西海に沈み武士は禁裡を汚す 寳剣を失い兵乱は止まず 弟王は禪り無し而るに位に即く 神璽明鏡は武士に依りて再び官闕に入る」(第一章 現代語訳)...

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聖徳太子の「未来記」開封(25)

(25)「未来記」第二章の全文「第二章全文」藤華散廢源葉登三台 公家年年衰廢武士度度盛興 日本一州悉為武家領 己經三代尼女将軍而主弓馬之道 三皇遠嶋流行而武将圍朝廷(藤原家は勢力を失う)「第二章 一」藤華散廢源葉登三台(読み下し文)藤華は散廢し源葉は三台に登る。(現代語訳)藤花はちりじりに廃れ、源葉が太政大臣・左大臣・右大臣の位につく。(現代注釈訳)...

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聖徳太子の「未来記」開封(26)

(26)「未来記」第二章(4)~(5)の出来事(賊の女に打ち滅ぼされる)「未来記」第二章 四」己經三代尼女為将軍而主弓馬之道(読み下し文)已に三代を経て尼女が将軍と為し、弓馬の道を主どる。(現代語訳)はや三代が経過して、尼女が将軍となり、武道を支配する。(現代注釈訳)...

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聖徳太子の「未来記」開封(27)

(27)「未来記」第二章 近代日本と終末国際世界の預言「第二章 読み下し全文」藤華は散廢し源葉は三台に登る 公家は年年に衰廢し而るに武士は度度に盛興す 日本一州悉く武家の領と為す 已に三代を経て尼女が将軍と為し、弓馬の道を主どる 三皇は遠嶋に流行し武将は朝廷を圍む(第二章...

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聖徳太子の「未来記」開封(28)

(28)「未来記」第三章の全文「第三章 全文」爾時仏法興隆僧道繁栄 法華秘密両宗加威而超于天台不空代 戒律仏心二家正全而勝于曇無達磨時 浄土宗門興繁同慧遠善導出世 王臣各信而貴賤共歸 都鄙遠近流布唯極楽經戒 僧尼男女専修是念仏一行耳(仏教衰退直前の繁栄)「第三章...

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聖徳太子の「未来記」開封(29)

(29)仏教は表面的に最盛期を迎える 「第三章 二」法華秘密両宗加威而超于天台不空代(読み下し文)法華秘密の両宗は威を加え天台不空の代を超える。(現代語訳)法華経と秘密経の両宗派は勢力を増し、その勢いは天台宗の不空の時代を追い越す。 (現代注釈訳)...

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聖徳太子の「未来記」開封(30)

(30)天台宗と真言宗は誤り無し「第三章 三」(読み下し文)  戒律仏心の二家は正全にして曇無達磨の時に勝る。 (現代語訳)戒律と仏心を重んじる両宗派は公平にして誤りが無く、曇無と達磨の時に勝るほどである。(現代注釈訳)「曇無」はドンムと読み、サンスクリット語のダルマと同じ意味で「保持する」、「支持する」という意味を持つ。(歴史的事実)...

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