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「竹内文書」の真相(71)

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(71)心御柱と聖十字架

 真賢木に吊るされた八咫鏡は現在、伊勢神宮の内宮にある正殿の御船代に収められている。

 地下殿には、御船である契約の聖櫃アークが安置されている。しかし、実は、もう一つ、真賢木もまた、一緒に祀られていることを知る者は少ない。

 内宮の正殿の下には「心御柱(しんのみはしら)」がある。心御柱は、見ることも語ることも許されない、伊勢神宮における最も聖なる神秘とされる。柱というものの、正殿の床に接していないので、構造的に建物を支える機能はない。民俗学的には神籬(ひもろぎ)であり、形状は違うものの、祭壇に捧げられる榊や御神木のような存在だとされる。

 語ることさえタブーとされたため、実態がよくわかっていない。記録によると、直径約12センチ、長さが約156センチほどの柱で、そこに五色の糸を巻き、先端に8枚の榊の葉をつけている。半分地中に埋められて、その周囲に供物や土師器皿が800枚ほど積まれているらしい。

 しかし、全ては憶測であり、実態は全く異なる。漢波羅秘密組織「八咫烏」の金鵄から直接聞いたところによると、心御柱は長さがほぼ同じだが、そもそも1本ではない。檜の白木で、3本一束になっており、上部と半ば、そして下部が絹紐で縛られているという。ちょうど出雲大社で発掘された心御柱と同じ構造だ。

 後に伝えられた情報では、これも儀式用の心御柱である。最終的に正殿の下に埋められるのは石製の柱で、男根の形状をしている。しかも、その数が3本。男神である造化三神、すなわち絶対三神を象徴しているという。

 おそらく学問的に追求することは、ここまでが限界であろう。心御柱が男根であるという指摘は、これまでにもある。問題は地下殿である。ここにも心御柱がある。契約の聖櫃アークと一緒に安置されている心御柱こそ、天岩戸開き神話に登場する真賢木であることを理解すれば、イエス・キリストがかかった聖十字架、そのものであることがわかる。

 世に聖十字架と称す木片は多数ある。しかし、全て偽物である。ヴァチカンの聖ピエトロ聖堂の前の広場には白いオベリスクがあり、そのてっぺんに聖十字架の木片が入っているといわれる。根拠となっているのは、初めてキリスト教を国教とした古代ローマ皇帝コンスタンティヌスの母親ヘレナ伝説にある。太后ヘレナは熱心なクリスチャンとなり、自らエルサレムのゴルゴタの丘に行き、ゴミ捨て場にあった古い十字架を発見。その一つが病人を癒す奇跡を起こしたことから、聖十字架であると判断したという。4世紀のことである。300年以上前の聖十字架が、その辺に転がっているわけがない。(それゆえ、偽物である)

 ユダヤ人原始キリスト教徒の思想は、カッバーラにある。カッバーラの奥義は「生命の樹」で表現される。イエス・キリストがかかった十字架は「生命の樹」に他ならない。磔からイエスが降ろされたとき、聖十字架はエルサレム教団が持ち去った。扱ったのはレビ人である。中でもコーヘンの大祭司であったに違いない。

 日本におけるレビ人は忌部氏である。中でも大祭司の権能を持つのは鴨族である。賀茂氏の秘密組織「八咫烏」が聖十字架を管理している。天岩戸開き神話における真賢木は聖十字架であり、それが今、伊勢神宮の内宮正殿に地下に安置されている。契約の聖櫃アークとともに、そこには血染めの十字架が祀られているのである。


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