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「竹内文書」の真相(53)

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(53)釈迦の権現

 日本における「キリストの墓」が復活したイエス・キリストの降臨の暗号ならば、「釈迦の墓」は何を意味するのか?

 同様に解釈するならば、やはり釈迦の降臨であろう。死んだ釈迦は復活して、日本にも姿を現した可能性がある。

 仏教には、「権現→アヴァターラ」と言う概念がある。もともとはヒンドゥー教の思想で、一人の神が別の神や人間、動物などの姿となって地上に現れることを言う。つまり、化身である。

 究極の存在である如来は菩薩や明王、天部となって、衆生を救うために人々の前に現れる。極端な話、全ての仏様が釈迦の権現であると考えるならば、日本にもやってきたと言えるだろう。

 昔から伝わる縁起には、お釈迦様はもちろん、観音様や不動明王、弁財天が姿を現したという話が沢山ある。人々を強化するための方便と言ってしまえばそれまでであるが、こうした説話の中には、復活したガウタマ・シッダールタが現れたことを伝えるものがあるのではないか?

 もちろん、仏教には復活という概念はない。即身成仏が近いが、それでも不死不滅の体ではない。かって、真言密教の弘法大師、空海は生きたまま入定し、今でも生きていると信じられている。入定に際しては、空海は遠い未来、地上に弥勒菩薩が下生するとき、一緒に現れると予言し、人々に約束した。

 弥勒菩薩とは未来仏である。サンスクリット語ではマイトレーヤといい、アーリア神話におけるミトラとう光明神に起源がある。ゾロアスター教ではミスラと言い、古代ローマ帝国ではミトラスという名前で呼ばれた。ミトラスの図像は、しばしばイエス・キリストの図像と全く同じ構図をとる。12月25日がイエスの誕生日を祝うクリスマスの日として知られるが、元々は太陽神ミトラスの祝日であった。つまり、ミトラスとはイエス・キリストの化身、アヴァターラの一つともいえる。つまり、弥勒菩薩とは仏教におけるイエス・キリストなのだ。特に、この世の終わりに再臨するイエス・キリストを意味している。

 弥勒菩薩=イエス・キリストが再臨するとき、空海は肉体をもって姿を現す。それは、不死身の肉体を有しているのではないか。ならば、その時釈迦は、どうしているのだろう。釈迦如来という永遠の存在になったがゆえ、肉体を伴って姿を現すことはないだろうか。

 ひとつ気になることがある。釈迦は入滅に際して、一度、甦っている。嘆き悲しむ弟子たちを諫めた後、再び息を引き取ったとある。ならば、不死不滅の体を有する復活もあり得るのではないか。肉体は荼毘に付され、埋葬された。肉体は滅んでも霊体がある。霊体をもって、そこに新たな肉体が生じる。朽ちることのない復活体を伴って、すでに釈迦は甦っているのではないだろうか?

 仮に釈迦がイエス・キリストの預言者であったとしたら、復活体となった後は、行動を共にすることもありうる。イエスは天使の大軍を率いてやってくるとも預言されている。釈迦もそうした天使の一人として降臨した。「竹内文書」は「釈迦に墓」というコードをもって、それを示唆しているのではないだろうか。(飛鳥説)

*私は釈迦もイエスもモーセも真のメシア・エル・ランティの分霊だと思っているので、同じ魂であり、それぞれの役割を果たすだろうと思っている。それゆえ、釈迦は天上界で見守っていると思う。


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