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「竹内文書」の真相(41)

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(41)沢口家はキリストの子孫か?

 沢口家の家紋がダビデの星ならば、やはりキリストの子孫なのだろうか? 

 一般にイエス・キリストは独身だったとされるが、果たしてそうなのか? 

 確かに「新約聖書」には、どこにもイエスが結婚して、妻帯者だったとは記されていない。

 神学的には、聖母マリアの処女性と同様、イエスもまた一生童貞であったとみなされている。

 しかし、当時のユダヤ人の習慣として、30歳を過ぎていれば、結婚しているのが普通だ。

 12使徒の中には妻帯者は多い。かねてから、イエスは結婚しており、その妻はマグダラのマリアだったのではないかという説がある。

 「新約聖書外典」はか、最近では小説「ダ・ヴィンチ・コード」で話題になったが、その可能性は否定できない。

 最も「竹内文書」によれば、結婚したのは日本に再来日してからのことだ。

 キリストの墓を守ってきた沢口家こそ、イエスの子孫だという。

 これを裏付けるかのように、沢口家の人々は顔の作りが濃く、ユダヤ人に似ている。

 ごくまれに青い瞳を持った子供が生まれるとも噂される。

 気になるのは、この青い瞳の子供である。

 これは、あくまでも噂だが、沢口家の何代か前の女性が婿をもらった。

 その婿は体が大きく、目が青かった。言葉はあまり通じず、奥さんは怖かったとか。ひょっとして、婿というのは白系ロシア人だったのではないか。

 真偽は不明ながら、気になるのは青い瞳を持った子供である。

 東北地方の女性は肌が白いといわれる。特に秋田美人と言って、日本海側の女性は色白で、きれいな方が多い。

 美容化粧品の会社が肌の色を調べると、秋田の女性の肌が飛び抜けて白く、白人レベルであることが客観的事実として美容業界ではよく知られている。

 これとは別に、秋田犬と北海道犬(通称アイヌ犬)の血液型は、他の日本在来種とは異なっており、ヨーロッパ犬であることがわかっている。これは渡来人によってもたらされたのだろう。

 東北の日本海側の人の遺伝子を調べたところ、10人に一人は二人の割合で、白人のDNAが存在することが分かった。

 つまり、色白の秋田美人とはコーカソイド系白人の末裔だったのである。

 おそらく白系ロシア人がかなり古くから日本海を渡ってきていたのだろう。

 江戸時代の津軽藩では、白人が普通に歩いていたともいう。鎖国していたとはいえ、東北にはかなりの外国人がやって来ていたに違いない。彼らが戸来村にもやってきた可能性が十分にある。

 恐らくロシア正教を信じていたことだろう。これがキリストの墓伝説に少なからず影響を与えているのではないか。

 しかし、本来、ユダヤ人は白人ではない。セム系の有色人種である。学術的にイエス・キリストも、浅黒い肌に黒い髪、茶色い瞳をしていたといわれる。

 日本人もセム系ゆえ、仮にイエスが渡来してきても、その子孫の容貌はユダヤ系だと見分けがつかなくなるだろう。

 だが、その一方で大陸で、すでに白人と混血したユダヤ人が渡来してきた可能性もある。

 特にロシア帝国にはユダヤ人が数多くいた。レーニンやスターリン、とロッキーらは、みなユダヤ系である。見た目は白人である。実際、白人の遺伝子を持っていた。こうした白系ユダヤ人が日本にやってきたことは十分考えられる。比較的、外国人の取り締まりが緩い東北地方には、かなりの数で来たに違いない。

 もっとも、沢口家が白系ユダヤ人の血を引いているかはわからない。あくまでも、キリストの墓伝説の背景には、こうした事実も考慮する必要があるだろう。


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