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世界皇帝の死(14)

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(14)米国の最大の友好国は北朝鮮である!

 米国は、新たな戦争利権の種を仕込むために東アジアに火種を移そうと企んだのだ。国際的緊張は、軍事利権にとって利益を培う得難い土壌だ。北朝鮮は、そのために育てた独裁国家なのだ。その意味で、IS(イスラム国)と酷似している。

 フルフォード氏は「アメリカの一番の友好国は北朝鮮ですよ」と笑う。国際批評家リチャード・コシミズ氏も全く同意見だ。旧支配勢力は、北朝鮮にミサイル実験の強行で、アメリカ挑発の演技を繰り返すよう指示していた。そして、極秘裏に、万が一には、斬首作戦で金正恩を殺害するか、追放し、北朝鮮を奪取するプランBも考えていたかもしれない。そして、その時には、暗殺された金正男の長男で、金正恩の従弟にあたる金漢率を指導者に据えて傀儡支配を目論んだ。

 しかし、魔王の死で、この強行戦術はブレーキがかかった。米国内メーソンにとって、トランプ大統領の発動による米軍部の急激な摘発に、もはや北朝鮮どころではなくなったのだ。さらに、親北大統領、文在寅が就任したことも強行策をあきらめた一因だろう。それを察知した金正恩は突然、手のひら返しで微笑戦術に切り替えたというわけだ。つまり、ショーは終わったのだ。そもそも、北朝鮮の核保有にヒステリックとなる国際世論が、まさに操作されたものだ。核を保有している国は他にもある。インド、バングラデッシュ(旧パキスタン)、イラン、イスラエルなど。北朝鮮を非難するなら、これらの国も同様に非難しなければ筋が通らない。結論から言えば、北朝鮮は、最初からフリーメーソンが育てたチャッカマンなのだ。その役割は、火をつけるぞ、つけるぞ、と脅して演技することだった。安手の三文芝居に、踊らされた世界は、まさに馬鹿を見たわけである。

 2017年末から世界の劇的変化が始まる。多くの識者がそう予測していた。その一つが、アメリカの凋落、そして諸外国のアメリカ離れである。「アメリカは未曽有の大不況」だとフルフォード氏は断言する。「アメリカの国家債務の総額は、すでに20兆ドルを超えた。アメリカ政府は、年金不足を含めて自身の総額資産額をなんとマイナス65兆ドルと推定している」つまり、7150兆円(1ドル110円換算)の大赤字、つまり大借金なのだ。腰を抜かす金額と言うしかない。まさにアメリカの倒産問題が間近に迫っている」「40年以上も、無尽蔵に対外赤字を増やしてきたアメリカが、この問題を単独で解決できるわけがない。しかし、アメリkの債権国の多くは、「この傍若無人な世界の問題児の延命に、もう協力したくない」と考えている」

 各国のアメリカ離れが加速している。2017年10月4日、サウジアラビアのサルマン国王はロシアを公式訪問した。それは冷戦時代以来、史上初である。プーチン大統領と会談し、ロシアからの武器供与など数多くの協定を締結した。さらに、ドル以外の通貨で原油取引を提案している。これは、まさに「石油ドル体制」崩壊そのものである。アメリカ離れ、ロシア接近は、トルコも同じである。NATO同盟ではアメリカに次ぐ軍事力のトルコもロシアに急接近している。だから、アメリカが中近東で、好き放題にできた時代はとっくに終わっている。


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