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世界皇帝の死(3)

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(3)世界統一して人類を家畜化する「新世界秩序」(NWO)

 フリーメーソンが目指す未来こそが、新世界秩序(NWO)である。それは、あらゆる国家を廃絶し、地球を一つの国家にまとめるという思想である。いわゆるワン・ワールドである。わかりやすく言えば、フリーメーソンによる世界征服である。その具体的未来図も、彼らは密かに公表している。1980年、アメリカのジョージア州エルバート郡のとある丘の上に、突然、巨大な花崗石の石碑が出現した。そこには、世界8か国言語で、これから起こる未来の地球社会の姿が銘記されていた。そこには「地球の理想的人口は5億人」とある。さらに、人類が守るべき戒めが銘記されている。歴史家たちは、フリーメーソンによる「未来予告」と断定している。別名「現代の十戎」。彼らは、その第1歩として地球人口を10億人にすると公表している。それが「アジェンダ21」(国連21世紀行動計画)である。1992年に、ブラジル環境サミットで採択された計画書には、恐るべき計画が盛り込まれていた。この未来社会は、10項目で規定されている。

①大幅人口削減 ②国家の廃絶 ③全宗教の禁止 ④私有財産の否定 ⑤職業選択の否定 ⑥子供は国家が没収 ⑦居住自由の禁止 ⑧教育は最低限に ⑨反対運動の厳禁 ⑩企業・資源の国家管理

 これはもはや奴隷国家ではない。それ以下の家畜国家である。それを彼らフリーメーソンは本気で目指しているのである。彼らのあらゆる陰謀は、この未来国家ワン・ワールドに向けて収斂しているのである。

 絶望社会への先導者が魔王デイヴィッド・ロックフェラーであった。33位階の上層「イルミナティ」に着目すると、300人委員会、33人委員会、13人評議会と、上層に行くほど支配者数が少なくなっていく。そして、13人評議会とは、世界を支配する超大富豪13ファミリーで構成されている。その中の2大血脈がロスチャイルドとロックフェラー一族なのである。

 ロスチャイルド一族は、1815年ワーテルローの戦いによる英国国債の買い占めで、資産を2500倍にして、以降の世界金融を完全支配した超財閥である。そして、ロックフェラーは、当初はその忠実な弟子だった。ロックフェラー一族の出自は不明である。ロッケンフェルターと言う名前のユダヤ人一族だったという。それをアメリカ移民の際にアメリカ風に改称し、ロスチャイルドに取り入った。その手腕が認められて新大陸の利権を任されたのである。さらに、19世紀後半に発見された石油の利権を独占し、石油王として20世紀地球に君臨してきた。

 本家ロスチャイルドは新しいエネルギー源に目を付けた。それが原子力である。世界のウラン採掘を独占し、世界の原発利権を掌握してきた。つまり、石油、原子力と言う現代地球の2大エネルギーをイルミナティの2大財閥が独占しているのである。彼らこそ、現代世界の双頭の悪魔なのだ。

 ちなみにイルミナティはロスチャイルドの金銭的バックアップで作られた。そのロスチャイルド財閥自身は、世界の富の7割を所有し、推定資産額は5000兆円と言う。地球は世界の1%の超富豪にハイジャックされたといわれている。残りの人類99%の資産合計より、1%の所有する富が勝っているのである。つまりは、99%の人類は、彼らにハイジャックされた宇宙船「地球号」の乗客に過ぎない。双頭の悪魔はその1%をさらに支配しているのである。その支配の多重構造に気づかねばならない。イルミナティこそが世界を闇から操ってきた真の支配者なのである。その恐怖は既に第2次世界大戦以前から知られていた。1921年、英国のネスタ・ウエブスター氏は著書の中でこう警告している。「世界史上の出来事は、すべて、秘密結社が企てた陰謀の産物である。その元締めがイルミナティだ。彼らは現在も地下に潜み存続している。彼らはキリスト教文明を転覆させるために日夜活動を続けている。フランス革命もロシア革命もイルミナティの謀略である。」

 イルミナティの凄まじさはその資産量でもわかる。「地球上の富の80%はイルミナティのもの。50%はロスチャイルド一族のものだという」

いずれも推計であるが、それにしても凄まじい富の収奪、蓄積と言うしかない。


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