(76)アルザルから帰るイスラエル10支族
(天つ巻・第14帖 宝隠してあるのざぞ)
日本から大海原を越えて、極寒の北極から入る封印された世界がある。これが、末の世になると、イエス・キリストの命で世に現れ、大和民族に味方をすることになる。
この祝福は、異邦人が逆立ちしても得られない賜物で、ヤハウェでありイエス・キリストである神自らが覆い隠した世界ゆえに、地上の人類は手が出せない。
封印された世界は、天地創造の前から神が計画したもので、末日が極まった時に、北の果てから地上へ姿を現す。その時、世界は驚天動地の出来事に遭遇する。
(解釈資料)
プラズマは亜空間を発生させることが出来る。プラズマには幽霊のように物体を透過する特性があり、これを物理用語で「透過」と言う。
プラズマ学の権威だった大槻義彦教授は、電波を交差させて作ったプラズマで、セラミック板を透過させる実験に成功している。プラズマの透過能力は、条件が許す限り際限がなく、理論上は地球の中心まで潜り込める。
亜空間とは3次元空間に開いた別の空間をいい、亜空間では別の世界が同時存在することが出来る。その通り道を「プラズマ・トンネル」と言う。
地球で言えば、プラズマ現象が活発化する両極圏で特に北極は地球の中心目がけて磁力線が潜り込み、内核で交差もどきして凄まじい勢いでプラズマが発生している。これは、プラズマで覆われた内核に亜空間が存在する可能性を示唆する。その世界では、太陽は必要なく、大気中でプラズマが光り輝く世界を造り出している。全てが安定する「黄金率φ」の下、生命活動が行われている可能性がある。そして、その世界へ出入りする手段は一つしかない。プラズマで覆われた飛行物体に乗り、極圏のプラズマ口からプラズマ・トンネルを通過することである。その先に存在するのが「地球内天体アルザル」である。
ブッダが言い残した、北の果てから入る理想郷「シャンバラ」であり、英語圏でそこを「シャングリラ」という。アルザルとは「アルツァレト」「アルサレト」「アララ」とも呼び、「旧約聖書・外典」に出てくる別世界である。
「彼らは、多くの異邦の民を離れて、人がまだ誰も住んだことのない他の地方に行こうと決心した。彼らは、それまでいた地方では守ることのできなかった掟をそこで守りたかったのである。彼らはユーフラテス川の狭い支流を通って入って行った。その時、いと高き方は彼らにしるしを行い、彼らが渡るまで、川の流れをせき止められた。その地方を通り過ぎる道のりは長く、一年半に及んだ。その地方はアルザルと呼ばれている。」(「エズラ記」ラテン語・第13章41~45節)
イスラエルは、ソロモン大王の死後、南北に分かれ、紀元前722年、北朝イスラエル王国がアッシリア帝国の攻撃で補因され、アッシリアが崩壊した後、どこかへ消えてしまう。これを「失われたイスラエル10支族」と言う。「エズラ記」はその経緯の中で記された。一方、彼らが北の果てから戻ってくる預言もある。
「イスラエルの子らを、北の国、彼らが追いやられた国々から導きあげられた主は生きておられると言うようになる。私は彼らを、私がその先祖に与えた土地に帰らせる。」(「エレミア書」第16章15節)
「見よ、私は彼らを北の国から連れ戻し 地の果てから呼び集める。」(「エレミア書」第31章8節)
北の果てから帰還するのは失われたイスラエル10支族である。ヤハウェの民の意味を持つ大和民族の事である。彼らの多くはモンゴロイドである。これは地下に存在する亜空間世界に住む民族が日本人と同じセムの末裔と言うことである。
ここでも、この預言が記された日が「8月7日」とあるが、実は「9月7日」となり、アルザルの民が帰還する日と考えられる。