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飛鳥昭雄氏による「日月神示」の霊感語訳(77)

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(77)チャレンジを嫌う者への戒め

(天つ巻・第16帖 フナフナ腰で大番頭)

 天子(天の神の子)であるイエス・キリストが世を治めるとき、既に「ハルマゲドン」は終わり、世界に王がいなくなっている。今回の太平洋戦争が終わっても、世界では戦争の火が残り続け、不安定化していくだろう。神の組織に属する日本人は、なおの事、預言を知る以上、霊感を持つ必要がある。「日月神示」は預言の書である。だからこれを参考にすれば、官僚主義化した者に振り回されることはない。彼等には「日月神示」が試金石である。イエス・キリストの導きは、生命の樹の「至高世界」から降り、「中高世界」からも降り、「下層世界」からもやってくる。

 神の国だけが勝つのではなく、外国に住む異邦人も救わねばならないし、動植物も助け、全ての生き物が喜びを得る業をせねばならない。にもかかわらず、官僚主義で組織を形成し、仲間を増やして日本中に蔓延させることで自己の安寧を図る者は一掃される。日本と言う国家も、霞が関の官僚が政治を支配し、大企業に天下りして官民一体のシンジケートを造り上げた結果、融通が利かずに国内経済が一気に弱体化した。それを埋め合わす方法は、増税と弱者切り捨てであり、例えば国民年金を株に投資するギャンブルしかない。それでも公務員の年金は聖域にし、何があっても自分だけは守られるようにする。(ある評論家の意見では年金は、外国の投資ファンドが破たんした為、すでに破たんしていると主張している。その情報は機密にされている。)

 こういう国が上っ面のアベノミクスによる株価の推移で右往左往する光景は尋常ではない。これと同じことが、日本にある神の組織でも起き、伝道は思った以上に成功せず、形ばかりで実がならない。

 信徒の多くは聖典を読んだ数を誇り、教師はテキストと言う名のマニュアルしか教えず、同じ言葉を真似事のように繰り返すことに満足し、自己満足の傷のなめ合いに終始する。このような有様の中、神の国の建設に神が一気に駆り出すのである。その桁違いの試練に今の日本人の信徒たちは立ち向かえるのか。特に腑抜けの「大番頭(大祭司)」達は、今の指導的地位の維持すらおぼつかなくなるだろう。

 天子であるイエス・キリストは言葉を違えぬ存在である。同じ神の子である圧倒的多数の一般人や、人間でない犬や猫も大切にされる。官僚主義の権化と化したサンヒドリンが、イエス・キリストにどんな真似をしたか知る立場の者が、誰よりも最もわかっていない有様は尋常ではない。サンヒドリンと同じ行為を日本の神の組織で平然と行い、徒党を組んで恥じることが無いとはいったい何事か。それでも一分だけ神が認める人々がいる。その者等がいる限り、神は日本人を見捨てることはない。

(解釈資料)

 末日の時代の日本で大きな業が待っているが、神の組織の中でさえ、霊感を持つ者はわずか一分(100分の一)に過ぎない。その他の者は、官僚主義に染まった事なかれ主義者で、内向き志向の者、あるいは何も考えない者である。チャレンジを嫌い、リスクを嫌い、何もしないしさぜず、同じことの繰り返しだけで人生を全うする。その方が楽だからである。(「バカの壁」の中にいる)

 すべてに後ろ向きで、自分の経歴に傷が残ることを恐れて、手引きとマニュアル以外は何もせず、何もさせなかった官僚主義者は、全てを奪われて天国から追放される。

「さあ、そのタラントンをこの男から取り上げて、十タラントン持っている者に与えよ。誰でも持っている人は更に与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまでも取り上げられる。この役に立たない僕を外の暗闇に追い出せ。そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう」(「マタイによる福音書」第25章28~30節)

 問題は、そういう後ろ向きの上司や指導者についていく者達である。騙されたとまでは言わないが、少なくとも己の意志で判断した責任がある。無知も罪の一つだからだ。自分で判断しないのは死んでいるのと同じである。何も分からないまま従うことは美徳ではなく、他人に己の運命を預ける行為ほど愚かなことはない。

 岡本天明の時代、日本人の多くは「教育勅語」で天皇陛下を神と思い込み、「国家神道」というカルト宗教を盲信し、「八紘一宇」の思想で世界を征服できると信じていた。

 巨匠ピーテル・ブリューゲルが手掛けた傑作に「盲人の寓話」がある。そこに盲人を導く盲人が穴に落ちる絵が描かれているが、その由来は「マタイによる福音書」である。

「彼等は盲人の道案内をする盲人だ。盲人が盲人を道案内すれば、二人とも穴に落ちてしまう」)「マタイによる福音書」第15章14節)

 同様に、国の根幹となる憲法を解釈だけで捻じ曲げる日本を、神は何時までも許さないだろう。官僚主義は一掃される。


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