(1)ロシア軍は電磁波兵器でトマホークミサイルを抑えている!
これは、8人の論客による講演内容である「いま世界と日本の奥底で起こっている本当のこと」を要約したものである。高島康司氏、副島隆彦氏、板垣英憲氏、リチャード・コシミズ氏、ベンジャミン・フルフォード氏。菅沼光弘氏、志波秀宇氏、飛鳥昭雄氏の8名による講演内容の要約である。最初は高島康司氏による見解である。
皆さんが一番気になっているのは、北朝鮮情報ではないかと思う。北朝鮮情報に関する一番新しい情報をお届けする。
①ロシア軍が、現在、ロシアと北朝鮮の国境に移動した。万が一、北朝鮮の攻撃があった場合、そこからの難民流出を国境沿いでストップさせるためである。
②ロシア軍がEMPと言う電磁波兵器をロシアと北朝鮮国境に配備した。ロシア国防相が、電磁波兵器の一部画像をユーチューブで公開している。侵入してくるミサイルや戦闘機の電気系統を麻痺させてしまうものである。4月7日には、アメリカがシリア政府軍にあるシリア政府軍の空軍基地に巡航ミサイルのトマホークを59発撃ちこんだ。調べてみると、59発の内、届いたのは23発だけであり、36発は届いていなかった。→ロシア軍が電磁波兵器を使って軌道をそらしたり、空中爆発させてしまったからである。
トランプ大統領は、北朝鮮攻撃をしないと思う。(高島氏の結論)
トランプは没落した中間層の怒りを煽ることによって大統領になった人物である。恨みの力によって成り上がった大統領である。アメリカを見ると面白い現象に気付く。9・11の同時多発テロが一つの起点になっている。9・11が起こる前の2000年や1990年代のアメリカは人種対立の嵐だった。それが9・11になった途端、どういうことになったのか? ニューヨークでは黒人とスパニッシュ系のネイバーフッドがあり、ギャング同士で殺し合いをしていたが、9・12にはヒスニック系のギャング団と、黒人系のギャング団が「みんなアメリカ人だよね」と仲良くなったという。つまり、アメリカ国民と言う行動アイデンティティの中に、全ての人種対立が溶け込んで無くなったような状態になったという。
そして、「我々は自由と民主主義を世界に拡散する使命を持って、神から選ばれた特殊な国民である」という意識が強く出てくる。それがイスラムに対する物凄い差別意識の一つの原点になる。使命を持ち、選ばれた集団の言う神とは何か? それはユダヤ・キリスト教の神である。ユダヤ・キリスト教的な世界観、価値観、終末論が強化されてきた。現在もそうである。強化されたユダヤ・キリスト教の価値観と言う一種の枠組みは、トランプ政権で存在が露わになった没落中間層の怨念の受け皿になる。怨念をの受け皿はある思想に結実する。アメリカは、根本的に間違っている世界を一回破壊して作り変えなければいけないという強い思想になる。
その思想はオルト・ライトという運動になる。オルトライトの中心人物がスティーブン・バノンと言う人である。バノンはゴールドマン・サックスで企業買収を担当し、かなりのお金を儲けて自分で投資顧問会社を作った。バノンの思想は破壊と革命である。①高揚の世代→第2次世界大戦中かその後に生まれた、団塊の世代に当たる。②覚醒の時代→1961年~1980年生まれで、集団的な倫理に反抗的である。③ほころびの世代→1981年~2004年生まれの世代で、本格的に反抗する。全くの自分勝手で、自分自身の個人的な世界に閉じこもって生きている。④危機の世代→2005年以降に生まれた人たちで、現在のアメリカのシステムは本格的に危機に陥り、2020年~2025年に一度崩壊するだろうと予見している。
バノンは「危機の時こそ、アメリカを作り変えるチャンスだ。2020年~2025年に我々はアメリカを創造的に破壊する。今の金融システム、政治システムを我々がぶっ壊し新しく作り変えてやる」と言っている。
どうやって作り変えるのか? ①ユダヤ・キリスト教の価値観の再興を目標にする。②創造的破壊をする。③最大の敵はイスラムであり、アメリカから全部追放しなければダメだと言っている。
ユダヤ・キリスト教の価値観を共有するアメリカ人は白人のアメリカ人のみに限定される。アメリカ流のプロテスタンティズムのキリスト教である。→9・11以降に高まった終末論であるとかユダヤ・キリスト教の価値観であるとか、感情的に高まったものが到達した1つの姿となった思想である。