(67)「日月神示」預言の的確さ
(富士の巻・第27帖 グレンと引っ繰り返る)
絶対神イエス・キリストの堪忍袋もこれまでである。日本を大掃除する前に、まず神の直近から大掃除されるだろう。神の組織で権威をほしいままにした日本の官僚主義者たちは、九分九厘組織を支配したつもりでも、最後の一厘で引っ繰り返されるのだ。
これと同じことが宮内庁でも起き、日本中でも起きて、日本全体が引っ繰り返ることになっていく。これが世界の奇跡とされる所以である。日本の神の組織に存在する官僚主義者たちは、預言者の指導者たちが「180度方法を変えねばならない」「マニュアルで判断してはならない」「手引きで物事を決めてはいけない」と指導してもどこ吹く風である。彼等がマニュアルと言う律法の鉄兜を脱ぎ捨てないと、神の組織が日本で発展せず、己を律法学者やパリサイ人と認定する羽目に陥ることになる。彼らは人への愛よりも、マニュアルと手引きを優先する。これはイエス・キリストの根本と逆行する。彼らは自分に従う信者を愛する傾向が強い。イエス・キリストは官僚主義を捨てたものを赦されるが、面子と権威重視でそうしない者には、彼らが行った方法で裁かれる。
「太平洋戦争」はもうすぐ日本の敗戦で終わるが、東京は連合軍の爆撃で焦土と化すだろう。日本全土の都会も同じく焦土と化していく。日本人は軍の官僚主義者に従って戦争に加担した為、その責任も日本人全体が引き受けねばならない。勝手に起きた戦争ではないからだ。太平洋戦争勃発までの間、少なからず日本人はマスコミと一緒になって軍の暴走を許し続け、トドメとなった戦争遂行に大きく加担してきた。その結果の敗戦だが、たとえ樹木や草が全て焼けても、根っこは地中に残るため、やがて日本は大きく甦るだろう。それと共に、戦後の東京に建てられるはずの「神殿」と同じ建物が、日本各地に建てられるようになる。8月18日、5月、9月と10月は注目せよ。「太平洋戦争」を起こした日本にとって大きな節目になるからだ。
(解釈資料)
8月18日に何が起きたか? 1945年8月18日、「日ソ中立条約」を一方的に破棄してきた旧ソ連軍が、日本領だった千島列島の占守島に侵攻してきた。「ポツダム宣言」の受諾通告後、突如として極東ソ連軍総司令官が、第2極東方面軍司令部と太平洋艦隊司令部に対し、千島列島北部占領を目的とする侵略を命令したのである。その頃、占守島の日本軍は武装解除中だったが、第91師団は旧ソ連軍と戦闘状態に入り、旧ソ連軍を竹田浜にまで押しやった。そこで日本側は第5方面軍の戦闘停止命令に従い、停戦交渉を行ったが、全地島が旧ソ連軍に占領され、日本兵はシベリアへ抑留され、極寒の地でその多くが命を落とした。
5月には、一体何が起きたのか? 1945年5月には、日独伊の三国同盟の一角だったナチス・ドイツが消滅し、既に敗北したイタリアは連合軍側となり、日本だけ世界から天涯孤独の身となった。5月2日、既にヒトラーは自殺(本当は逃亡)し、ベルリン防衛軍司令官が降伏して「ベルリン陥落」が起きている。5月7日には、ドイツ大統領のカール・デーニッツが連合軍からの無条件降伏を受諾し、ナチス・ドイツが滅亡した。5月8日には、ドイツ陸海空軍代表がベルリン郊外のカールスホルストで、正式に降伏文書へ調印し、ヨーロッパ大戦が終焉した。
9月には何が起きたか? 9月2日に東京湾に入ったアメリカの戦艦ミズーリ号の艦上で、重光葵外務大臣と大本営の梅津美治郎参謀総長が降伏文書に署名調印し、太平洋戦争が終結した。
10月に何が起きたか? 10月15日、本土の全日本軍の武装解除が完了し、日本帝国が消滅した日になる。
このように岡本天明の預言は、的確であり、「日月神示」が天照大神であるイエス・キリストの啓示の書であることが証明できている。
「日月神示」は両義預言であり、これから先の要の月として、やはり、括目せねばならない。