(3)周波数が決定する神秘
ウォーカー博士は、宇宙エネルギーを受ける器官として脳の視床下部を上げている。「松果体と視床下部は、視床を介して密接に結びついている。松果体はアンテナ、受信基地のような役割を果たしている。何らかの形で宇宙エネルギーに直結している。・・・・松果体は時計である。それは生物学的な周期性の根源である。睡眠と覚醒の周期パターンは、松果体からのメラトニンの分泌によって決定される。最近になって、松果体は、毎日の地磁気の周期パターンに対する感受性を備えていることが明らかになってきた。」 つまり、松果体は宇宙からやってくる強い電磁波を受け止めるアンテナなのである。
宇宙エネルギーは太陽から降り注ぐ日差しも、実は宇宙エネルギーなのである。植物は、これら可視光線を旺盛に取り入れて成長する。葉緑素で水と二酸化炭素を原料に、炭水化物を大量に生産し、それによりグングンと枝葉を伸ばしていく。これが炭酸同化作用である。植物がダイナミックに太陽エネルギーを取り入れるなら、動物も何らかの形で宇宙エネルギーを取り入れている。松果体は受信アンテナで、視床下部は貯蔵庫・変圧器と言うウォーカー博士の解説は筋が通っている。そこから各々エネルギーは周波数変換されて、各器官に分配される。普通の人間は食事からエネルギーを取っている。しかし、不食の人は、松果体・視床下部を経由した宇宙エネルギーだけで生きている。
生体の各器官の固有周波数の役割は他にもある。その大きな役割の1つが受精卵の発生である。受精卵は分割を繰り返し胚になる。さらに、活発に分割、増殖して、成体に近づいていく。どうして1個の単細胞が、複雑な多細胞の個体へ変貌、成長していくのか? 体細胞の各組織、臓器などに固有周波数が備わっているなら、後は、分割した個々の胚細胞に、各々、周波数刺激を与えてやればよい。その周波数刺激は、電磁波振動による刺激である。表皮、筋肉、神経、骨、血管など、各々固有周波数を与えられた各胚細胞は、それぞれが、皮膚、筋肉、神経、骨、血管へと変身していく。その絶妙な指揮を行う者は誰か? それは神である。(未熟な胚脳には、まだ脳神経は存在しない)
別の見方をすれば、ビル建設現場で現場監督が指揮して構造物を完成させていくにも似ている。完成予想図が遺伝子(DNA)ゲノムである。しかし、この設計図はすべて使用されるわけではない。実際の人体に適用されるのは3%ともいわれる。残りはロッカーにしまわれたままなのである。また、胚細胞が体細胞に変化していく過程で、活躍するのは遺伝子だけではない。現場で作業するのは内分泌系物質(ホルモン)であり、各種酵素である。ホルモンは現場の伝達要因で、各所に細かく指示をして回る。各種酵素は、現場作業員である。各器官の固有周波数は、適切な原材料の識別センサーの役割を果たす。
体細胞の一つ、骨を形成するには適切な配合のカルシウム、マグネシウムなどの原材料を納入しなければならない。それも過不足なく納品される必要がある。ビルで言うなら、外壁工事にはセメント、鉄筋、窓工事には冊子、ガラスというように、綿密な納品チェックを固有周波数センサーが行っている。人体を構成、創造するのはビル工事とはわけが違う。作業の一つ一つを想像するだけでめまいがしてくる。やはり、生命神秘の背後には、玄妙不可思議な神様がいると思わざるを得ない。だから、神は万物の創造者であり、宇宙の采配主なのだ。それはキリスト教やイスラム教など一神教から言えば、絶対神ヤハウェであり、仏教、神道、道教、ヒンズー教など多神教で言えば、宇宙の理に帰着する。
人体を形作る発生、成長過程でも、全てが順調と言うわけにはいかない。設計図(遺伝子)が破れたり、汚れたりする。すると、粗悪品のままビルが建てられる恐れもある。現場の作業員(酵素)が足りなくとも、まともな建築物は出来ない。人体の生成、成長、活動も各々器官の適切な周波数、遺伝子情報、ホルモン、酵素、などの絶妙なチームプレイで、成り立つのである。
人は自然から遠ざかるほど病気に近づく。(医聖ヒポクラテス)
不自然な行為、食事、思考、などが万病の元凶なのである。現代医学の薬物療法は、まさに自然から遠ざかる、不自然な行為の極致である。