(4)傷はこうして治療し、トカゲはこうして再生する!
現代医学は、切り傷が治る仕組みすらわからない。傷は経験的にくっつくことはわかっている。しかし、何故くっつくのか? 医者は誰も知らないという。どうしてと聞くと、大学医学部でも、一切教えないからだそうである。
船瀬氏の知人の一人にY医師がいる。彼に、何故、切り傷が治るのか説明したことがあるという。
①皮膚に切り傷が発生した。傷はV字に開いている。
②すると、先ず切断面に神経ネットワークが形成される。
③そこに、第1次治癒電流が流れる。
④その指令で、切断面の体細胞が万能細胞に変わる。
⑤テープか縫合で、切断面を合わせる。
⑥第2次治癒電流が流れる。
⑦各部の万能細胞に各々の周波数刺激を与える。皮膚、筋肉、骨などの固有周波数に従い万能細胞は体細胞に戻る。
⑧こうして、各体細胞は、切断面と全く同じように再生・治癒する。
船瀬氏がここまで説明すると、Y医師は「本当ですか」と絶叫したという。そして「くそー」と握り拳をふるって悔しがる。船瀬氏が「どうしたのですか?」と尋ねると、「あんなにお金をつかったのに・・・・」 つまり、医学部の授業料に莫大な金を払ったのに、「傷が何故治るのか」と言う簡単なことすらわからなかった悔しさがこみ上げたのである。それにしても、全くの素人の船瀬氏に切り傷が治るメカニズムを説明されたこともショックだったようである。
実は、この解説にはネタがあった。ロバート・ベッカー著「クロス・カレント」である。それによると、トカゲの前脚が切断されているが、それが次第に伸びていき、最後は失われた前脚が完全に再生している。この再生のメカニズムをベッカーは明解に解説していたのである。その再生メカニズムは次の通りである。
①前脚切断面に、直後に神経ネットワークが形成される。
②そこに、第1次露電流が流される。
③電流刺激により、切断面の体細胞は万能細胞に戻る。次に第2次治癒電流が流される。電流は各々部位ごとに周波数が異なる。
④固有周波数に従い、万能細胞は表皮、筋肉、骨など体細胞に戻る。
⑤前脚の再生は進行していき、ついには前脚は完全に再生する。
つまり、この再生メカニズムのポイントは、切断面の体細胞が、電流刺激により、一度万能細胞に戻り、次に2次電流による固有周波数の刺激で、各体細胞が寸分狂わずに再生するという2段構えの再生プロセスにある。
(ドイツ波動医学と東洋医学)
「振動医学こそ、私たち人類の希望です。従来の医学が無視してきた生命力、人間に元々備わっている回復力を理想的な形で引き出す。その方法を人類はやっと手に入れた。それが振動医学のバイオレゾナンス・メソッドなのです」(エルマー・ウイリッヒ医師)
振動医学は日本語では「波動医学」と言った方が判りやすい。「基本は、生命エネルギーは波動である。病気は生命エネルギー、つまり波動の乱れである。だから、波動の乱れを改善すれば病気は治る」
これは、東洋医学の発想である。東洋医学は生命の根源は気エネルギーであるととらえている。そうして、気の乱れが病気の原因であると考える。
気エネルギーが波動の流れであることも東洋医学は突き止めている。気の流れる道筋が「経絡」であり、その交差点が「経穴」である。いわゆる「ツボ」で、そこに鍼を打つ。指圧する。灸をすえる。すると、気の流れが改善して病気は回復に向かう。同じ原理に、ドイツ波動医学が偶然に到達したのである。
波動は上下運動を繰り返しながら進んでいく。波の振れる幅(高さ・深さ)を振幅と言う。1秒で、この1つの波が発生したとする。すると周波数は1である。それを1ヘルツと呼ぶ。100個の波が発生したなら周波数は100ヘルツである。生命エネルギーは波動である。心臓の鼓動を見れば、一目瞭然である。呼吸ですら、吐く、吸うと言う波動の繰り返しである。心臓の拍動が乱れれば、不整脈、呼吸が乱れれば呼吸困難となり、いずれも生命不調の典型である。だから、生命リズム(波動)の乱れが、万病の原因と言うドイツ波動医学の見解は正しい。この医学の方法論は、波動の共鳴現象を利用して、生命エネルギーの乱れを改善させる。「共鳴」とは次のような現象である。「物体」がある周波数で振動しているとき、そこに外部から同じ周波数で「力」が加わると、「物体」の振幅は大きくなる。つまり、微細な振動でも「共鳴」により、大きな振動エネルギーを生み出せるのである。
「病気を治すのではない。身体が自分で治る」のである。これも、自然治癒力を活性化させる東洋医学と全く同じ発想である。それをドイツ波動医学では、「生命エネルギー波動のハーモナイズ(調整)」と呼んでいる。その結果、エネルギーに関する原因を解消するのである。つまりは、波動エネルギーの改善である。
波動療法のメリットをあげる。それは「副作用」「薬害」とは全く無縁であるということである。この波動療法は微細な波動エネルギーを患者に与え、その共鳴現象で大きな治癒効果を発揮するからである。それはホメオパシー理論に共通する。この自然医療は、「同種療法」と呼ばれる。毒を超微量に薄めて投与する。それにより自然治癒力が活性化され病気は劇的に改善する。ここで、ポイントは毒を極限にまで薄めた液を「振とう」させることである。それは「水は情報を記憶する」と言う最新科学理論に基づく。それにより、毒の波動情報を患者に投与するのである。その波動が患者の生命エネルギーの乱れを調整する。だから、ホメオパシーも波動療法の一種なのである。波動療法も超微細な波動を患者の与え、それを共鳴、増大させて生命波動を調整して病気を治す。その結果、患者の85%が治癒した。これがドイツ波動医学の結論である。