(20)次の天皇が最後の天皇になる!
(上つ巻・第41帖 次の天皇がラストエンペラー)
仇をなし裏切る者らが集まり、闇夜に紛れて悪い企てをしている。一体そんな真似をして何になるのか? 絶対神には御見通しであるのに、まだ目覚めないか? 闇の心を持つ者らに夜明けはない。永遠に闇夜が覆うだけであるが、自業自得である。欲を捨てる国民は幸いである。そうすれば真理が見えてくる。
(解釈資料)
平安時代の花山天皇の一族が残したのが「伯家神道」である。その伯家神道には預言がある。それは日本の未来を示唆する内容で、天皇家に関わる重大な未来を示唆している。預言の内容とは、最後の天皇陛下について語っている。つまり、その天皇が即位するとラストエンペラーになるということである。
もちろん、日本の国体も最後なら、世界も終焉を迎えることになる。これは「ハルマゲドン」に関わる天皇で、つまり世界終末預言が伯家神道に記されているのである。そこには一体何が記されているのか?
皇太子が天皇に即位する際に行われる儀式が3つある。「即位式」「大嘗祭」「祝の神事」の3つである。その中に「祝の神事」が、100年間、あるいは4代行われないと、その次の天皇で国体が終わるという預言である。
実は明治天皇は「祝の神事」を受けたが、大正、昭和と今上の各天皇は受けていない。南北朝時代の後醍醐天皇まですべてを受けていたが、足利尊氏の裏切りで北朝家が立って以降、即位式しかしなくなった。そのため、幕末の孝明天皇までは「半帝」と呼ばれていた。それが明治天皇から再び、即位式、大嘗祭、祝の神事が始まることになった。
ところが、大正天皇は心に病があって祝の神事を受けておらず、昭和天皇も戦争等の騒動で受けられなかった。つまり、大正、昭和、今上と三代の天皇が祝の神事を受けていないことになる。
マヤの預言で騒がれていた2012年、その年は明治天皇崩御から100年目だった。2012年7月30日に「明治神宮」で「明治天皇百年祭」が開催された。偶然かも知らないが、マヤの預言が世界滅亡を唱えた2012年12月23日(現地)は、日本では今上天皇陛下の誕生を祝う「天皇誕生日」に当たっていた。日付変更線のズレを加えたとしても、現地の冬至は日を挟む為同じことである。つまり、マヤ預言と天皇家は妙な一致を描いていたのだ。仮に、白家神道が正しければ、既にトリガーは引かれており、順当にいけば今の皇太子が次の天皇陛下、つまりラストエンペラーになる。
ところが、宮内庁の役人たちが、ここにきて妙な動き方をしている。彼らは官僚の言うことを聞かない雅子様に問題ありとし、様々な方法で苛め、最終的に皇室から追い出そうと企てている。あることないことを週刊誌にリークし、雅子様のイメージを悪くすることに税金と労力を使っている。このまま皇太子の徳仁親王が皇位を継承した場合、妃殿下となった雅子様は、そういう輩に鉄槌を下す可能性が極めて高い。そこで宮内庁の役人たちは、今上天皇陛下の第2皇子である秋篠宮文仁親王こそ、次の天皇陛下に相応しいとして、様々な陰謀を企てている。これは官僚どもが自分にとって都合の良い天皇を決めるという、本末転倒も甚だしい暴挙を始めたことを意味する。
これは、日本の官僚が腐っている事を暗示する。おそらく最後には腐った官僚どもが粛清されるだろう。仮に今上天皇が崩御する事態になった場合、次の天皇陛下で最後の天皇となる。1912年に大正天皇が即位した時以来、「祝の神事」は行われていないため、2012年7月30日をもって、預言が成就し始めることになる。運命のトリガーが引かれたのである。