(38)謎の新原始天体
現在、地球の地軸は安定状態を保っている。しかし、「聖書」や「未来記(諸世紀)」に預言されている以上、ポールワンダリングが再び発生することは間違いない。では、なぜポールワンダリングが発生するのだろうか?
過去全てのポールワンダリングは、灼熱の巨大彗星や、他の天体によって引き起こされてきた。火星を飛ばしたのもそうである。だとすれば、将来起きるポールワンダリングも、灼熱の巨大彗星のような天体が引き起こすのだろうか? 事実、ノストラダムスは、そうした灼熱の惑星が地球に超接近することを預言している。
「人類の間の目を覆うほどの惨劇の後、さらに大きなる殺戮が起こる
宇宙の偉大な原動力が時代を更新すべく
天、地、乳、渇き、戦乱、業病
天空に見える花火の尾を引く物」(「未来記」第2章46節)
「大きな星が7日の間にやってくる
雲を通して太陽が2つに見えるだろう
巨大なマフチス犬は夜通し吠え
教皇が国を移す」(「未来記」第2章41節)
ノストラダムスは終末になると太陽が2つに見えるという。これは、地上から太陽の様に光る天体が2つに見えるということである。この世で光る天体と言えば、一つは太陽、もう一つは灼熱の巨大彗星でしか無い。つまり、木星の大赤斑から、惑星ヤハウェや金星と同じように、やがてもう一つの原始天体が誕生することになる。だから、僅か7日で地球に到達できるのである。この天体が地球に大接近した時、地球の自転に影響を与えることは必至で、それが引き金になって、地球は再び恐怖のポールワンダリングを起こすのである。しかも、ノストラダムスは木星表面の変化についてもこう預言している。
「牡羊座 木星 土星の表面
大絶対神よ 何たる異変がそこに現れることか
やがて不幸な悪の時代が再び戻る
フランス イタリアは 騒乱が筆舌に尽くしがたい」(「未来記」第1章51節)
最近、木星の大赤斑は、少しずつ大きさと色が変化し始めている。そのうち、大赤斑の厚みも面積も劇的に増えてくるだろう。そのことが、終末の世を告げる「天の印」、すなわち灼熱の太陽系第13番惑星は、確実に地球目指して突進してくる。その時、地球はポールワンダリングを再び引き起こすのである。
もし、現代にポールワンダリングが発生した場合、世界は間違いなく地獄の有様と化す。地球の全火山は瞬時に大爆発を起こし、地殻は茹でたジャガイモのように破裂し、燃える硫黄は人間を襲うことになる。冷却した火山性ガスが生む空前絶後の凄まじいブリザードが、極地方へ陸地ごと移された人間を直撃する。そして、マンモス同様、凄まじい冷却ガスを吸い込んだ瞬間に、人々はショック状態に陥るか、即死することになるだろう。
アメリカはそのことを十分知り尽くしている。だからこそ木星の真相を含め、太陽系創造のプロセスを一切公表しないのである。しかし、裏NASAは、やがて木星が生み出す巨大彗星に、コードネームをつけている。そのコードネームは「ケツァルコアトル」である。これは古代アメリカの絶対神の名で、「私はもう一度戻ってくる」と言い残した神の名である。つまり、あの時の出来事が再び起こされるのである。おそらく、我々が生きている間に、そのことが自分の目で確かめることになるだろう。
16世紀のフランスで実在したノストラダムスは、終末に出てくるはずのセザールに向かって、わざと難解な預言詩を書き残した以上、セザールの正体はアジア人である。なぜなら、ノストラダムスはアジア系人種であり、ヘブライ人末裔のイッサカルの子孫だからである。旧約聖書を見ても、ヘブライ人の先祖はセムから出ており、白人種のヤフェトから出ていない。今の白人系ユダヤ人は、ユダヤ教に改宗してユダヤ人になった養子に過ぎない。しかし、たとえ養子であっても、ヘブライ民族の大きな囲いに入ったことは間違いなく、フリーメーソン同様、セムにとっては擁護の対象となる。 ただし、フリーメーソンについては、擁護の枠を逸脱したグループも多く、それは擁護の対象外となる。だからこそ、ハルマゲドン(最終戦争)勃発の頃、イスラエルのエルサレムに出現する預言者の数が2人となるのである。つまり、イスラエルの直系であるモンゴロイド系アジア人と、養子縁組した白人系ユダヤ人の両者が、生き残ったアジア系と非アジア系(白人種)のユダヤ人のために、預言者として赴くのである。それは同時に、世界に対する最期の伝道になり、それが終わった直後、世界は大地の底から噴出する超高熱プラズマにより、灼熱地獄と化し、この世から一瞬にして蒸発することになる。(預言者に従った者達を除いて)
「「私は、自分の2人の証人に粗布をまとわせ、1260日の間、預言させよう」この2人の証人とは、地上の主の御前に立つ2本のオリーブの木、また1つの燭台である」(「ヨハネの黙示録」第11章3~4節)
その時代には、世界宗教は2つしか存在していない。1つは、世界総統(獣)を生き神様として仰ぐ世界統一宗教であり、他方はそれを最後まで認めない預言者の宗教である。獣の側の巨大宗教には、カトリックやプロテスタントが、韓国や日本を含む世界中のカルト教団や新興キリスト教会と共に手を結びユダヤ教、イスラム教、仏教、ヒンズー教なども集合して、その時代のローマ法王が偽預言として、世界総統を拝む絶対的権力者の地位についている。
それに対して本物の預言者のいる組織が、2人の預言者を送り出す側となる。その預言者はセザールではないので、セム系の血をもつヤフェトとなるだろう。なぜなら、聖書に出てくる以下の言葉が記され、後で改宗した異邦人(白人)の方が後の世界(現代)ではセムよりも先になると預言されているからである。
「先にいる多くの者が後になり、後にいる多くの者が先になる」(「マタイによる福音書」第19章30節)