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プラズマ宇宙論(37)

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(37)ノストラダムスはポールワンダリングのことを知っていた!

 1993年2月、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」で、フランスの天文学者J・ラスカールと彼のグループは、ポールシフトに関連する論文を掲載した。もし、地球に月がなかったら、地球の地軸は不安定となり、最悪の場合はカオス状態に陥った後、一挙にポールシフトが引き起こされるというのである。カオスとは、混沌とした無秩序状態をいう意味だが、ラスカールは現在の地球が月と言う重り(重力)の存在で、自転が安定していることを数値によって証明したのである。

 月の無い場合の臨界点は、地軸の赤道傾斜角度で85度だという。それ以下の角度なら、まさに不安定な状態、永遠にポールシフトを繰り返していくという。本来なら、潮汐作用の理論から言うと、地球の赤道と公転面、及び月の軌道面が一致するのが理想である。アカデミズムの考える月の生成過程から言っても、それが一番安定した姿だろう。だが、実際はそうではない。地球の自転角度は23・4度と傾いているからである。

 最新のカオス理論によって、地軸の首振り運動の角度の臨界点が、およそ60度から90度の間だと分かっている。それを超えると、太陽と月と地球の三体問題となり、地軸はカオス状態に陥ってしまう。事実、現在の地軸の傾きは、23・4度と理論通り60度以下で安定している。しかし、ラスカールの数値は、あくまでも月の内部がアカデミズムの唱える構造をしている場合である。実際は、月の内部はガランドウである。その分だけ、質量がはるかに小さくなっている。質量が小さいことは、他の物質に与える重力が小さいことを意味する。そうなると、ラスカールの数値は大きく変わり、地球がカオス状態になる臨界点も23・4度にはるかに近づくことになる。外部から受ける影響で、地軸が公転面に対して臨界点を超えると、地軸は不安定になる。これが連続的なポールシフトのプロセスである。今後、何らかの理由で地軸がぶれて臨界点を超えた場合、ポールシフトが再び地球を襲うことになる。

 ノストラダムスの「未来記」には4行詩で書かれた預言で構成されている。だが、「未来記」の第11章と第12章のページが見つかっていない未完成品なのである。ノストラダムスはわざと地下室の壁に隠したという。なぜ、ノストラダムスは、ある預言詩だけを封印したのか? とりあえず、発見された部分を見てみる。

「夜と昼が入れ代わり、世界中が恐怖に震える 予言は的中し 女は復讐を求める シシリーとデイジョンとローマでの大混乱 凄まじい動揺 邪神が受け入れられる時 すべての都市が血に染まる」(「未来記」第12章○節)

「闇の存在が 世界を食い荒らし 北と南が入れ代わる 戦争と自然は一致して 平和を打ち滅ぼす 天空の大殺戮が 地と岩を天にして人々の顔を割く」(「未来記」第12章○節)

 発見されたものがノストラダムスのものと承認されれば、ノストラダムスはポールワンダリングの事を預言していたことになる。エドガー・ケーシーも地殻変動と言う形で「エンティティ」を通して予見を受けているようである。しかし、ノストラダムスの預言に登場する悪魔の様相が、体を持たない宇宙的存在であるエンティティと酷似する為、ここでケーシーの言葉を紹介するつもりはない。(早い話、ケーシーは悪魔によってリーディングをしていたということである) 一方、女予知者ジーン・ディクソンは、世界が大地殻変動に見舞われ、海岸沿いの多くの都市が海中に呑み込まれると予見している。彼女の場合、巨大な天体(惑星規模の巨大彗星=実は惑星ヤハウェ)の出現と、ポールワンダリングを述べている。

 では、ホピ預言ではどうなのか? ホピ預言を世界に伝えるトマス・バニヤッカ氏は「このまま世界がバランスを失ったまま進んでいくと、南北の逆転が再び起こる」と断言する。また、「世界が終焉する直前になると、真っ青な天体が目撃される」ともいう。ノアの大洪水やバベルの塔崩壊の時、巨大彗星として真っ赤に燃えていた惑星ヤハウェも、その後も何度か地球への接近を繰り返してきた。

 では聖書の預言にはどのように記されているのか? 

「地は裂け、甚だしく裂け 地は砕け、甚だしく砕け 地は揺れ、甚だしく揺れる。地は、酔いどれの様によろめき 見張り小屋のようにゆらゆらと動かされる。地の罪は 地の上に重く 倒れて、二度と起き上がることはない」(「イザヤ書」第24章19~20節)

 これほど明瞭に大地がよろめき倒れるポールワンダリングを記した預言は少ない。ポールワンダリングが起きたときに発生する大災害を具体的に表記してあるからである。

・潮汐作用が起きる。

・地殻に巨大な亀裂が走る。

・大地に大地震が発生する。

・自転がよろめく。

・両極が倒れる。

 聖書学的にはイザヤの預言は「両義預言」と言われ、彼の時代と未来に起る出来事の両方を、同じ一つの預言で語る特徴があるのである。(ちなみに聖徳太子の預言は「三義預言」になっている) 紀元前750年頃に活躍したイザヤは、未来で地球を襲うポールワンダリングを預言していた可能性が高いのである。次に「新約聖書」を見てみると、次のように記されている。

「その苦難の日々の後、たちまち 太陽は暗くなり、月は光を放たず、星は空から落ち、天体は揺り動かされる」(「マタイによる福音書」第24章29節)

「その時、大地震が起きて、太陽は毛の粗い布地のように暗くなり、月は全体が血の様になって、天の星は地上に落ちた。まるで、イチジクの青い実が、大風に揺さぶられて振り落される様だった。天は巻物が巻き取られるように消え去り、山も島も、皆その場所から移された」(「ヨハネの黙示録」第6章12~14節)

 これらには、ポールワンダリング災害の別の部分が示されている。

・太陽が輝くなくなる。

・星座や星が場所を移す。

・山と島が移動する。

 これ等の預言は、我々の生きている間に起きるポールワンダリングの描写である。さらに「死海写本」の中にも、「山々の足は焼かれ 大地の固い岩の根が樹脂の大河の様になり、大いなる深淵が燃え広がる。大地は世界に臨んだ災いのために轟音を発し、その深淵は一斉に軋む」とある。つまり、大地殻変動が地球全体を襲い、全てのプレートが裂け、大地が油の上を回転する様子が預言されている。


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