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プラズマ宇宙論(36)

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(36)ヒトラーも探した地球内部の空洞世界

 今世紀に入ってから、地球物理学の発展は、地球内部の様子を地震波を使って証明して見せた。地震波には、P波(タテ波)とS波(ヨコ波)があり、S波は流体の中を伝われないことから、地表から2900キロまでの深さは固体で、その先から5100キロまでは液体と言うことが判明している。さらにそこから中心までは再び固体が占めており、上から「地殻(プレート)」「マントル」「外核」「内核」の順に区分けされている。つまり、地球内部は、E ・R・バロウズの描く「ペルシダー世界」のようなガランドウの空洞世界ではない。

 しかし、地球の内部にはもう一つの世界があるという伝説はよく聞かれる。チベットの「ラマ教典」に書き残された「アガルタ」つまり「シャンバラ」の記録で、そこには数億の人間が生活するとまで書かれている。オカルティストのナチスのヒトラーも、シャンバラの征服を目指したという。「地球空洞論」が根強い人気を持っているのはなぜか? 実はあまり知られていないことだが、地球内部に空洞世界があるという説を最初に出したのは、天文学者のエドモンド・ハレーだった。1692年、ハレーは地球内部が三重構造で中心部には太陽のように輝いているという独自の「地球空洞論」を公表した。不思議なことだが、最新の地球物理学でも、地球内部はプラズマ発熱する「内核」を取り巻く「地殻」「マントル層」「外核」の三重構造と言っている。

 北極には、巨大な穴があるかもしれないということは、昔から語り継がれてきた。古くはエスキモーの間で北極点の彼方には入ってはならに聖域があり、その門は畏敬の存在が守っている伝承が残されている。また、ノルウェーの北欧の漁師が北極海から地球内部世界に紛れ込んだという類の話が当時のアメリカでもてはやされた。北欧の漁師の話はいくつかのバージョンがあるが、大体は次のような内容である。

「ある嵐の日、北欧の漁師2人は、北極に開いた巨大な穴から内部世界に紛れ込むが、彼らを待っていたのは温厚な巨人族で、彼らはテレパシーで会話し、空飛ぶ乗り物で飛行したりする。一方、地球内部世界の様子は、地球の核である太陽が赤みを帯びて天空に輝き、地平線は上へと湾曲しながら広がっている為、遠くの大陸や島々は上の方に見える。やがて彼らは地上に戻りたくなり、巨人に頼み込んだ末に地上に戻ってくるのである」

 まるで日本の浦島太郎伝説とも似ているが、どれも当時の地球空洞論を中核にエスキモー伝説の内容から拝借したパッチワーク物語のようである。

 1967年「エッサ3号」が地球の北極上空から地表写真を撮影した時、巨大な真っ黒い穴を撮影したのである。1968年にも、今度は「エッサ7号」が同じような巨大な穴を北極上空から撮影して大騒ぎになった。しかし、地軸傾斜の関係で夜の部分が円形に移り残ったという反撃で、沈静化してしまう。

 地球の磁場は、地球を包み込む磁力線の袋で出来ている。出発点は、地球の中心部にある核(コア)であり、そこから南極部分に飛び出した磁力線は、大きく地球を放物線上に包み込み、最後は北極部分に潜り込んで核に戻るコースを描く。要するに、南から逆漏斗状に放射された磁力線の集合体が、北極部分で漏斗状に束ねられた後、地球の中心部で交差(リコネクション)する構造になっている。このシステムは、大気プラズマが発生させる、磁力線交差メカニズムと全く同じ構造をしている。南極点周囲が照射口なら、北極点周囲は磁力線がリコネクションする束ね口となる構造である。

 磁力線が交わる中心部には核があり、真っ赤に発熱している。まさにプラズマ状態である。最近の観測衛星は、X線、電波、さらに赤外線などを使う観測システムであるため、目視できない磁力線の穴が観測される。それを「プラズマ・トンネル」と名付け、その周囲をオーロラが囲んでいる。そのプラズマの穴は最終的に内核まで続いている。

 プラズマ・トンネル現象が意味することは、一つの空間に二つの物質が重なることを可能とする、亜空間をつくり出せるということである。簡単に言えば、地球の金属核と亜空間領域が同時存在する世界が地球内部なのである。その世界では太陽は全く必要なく、プラズマ世界全体が、光り輝く世界で、密度が薄いプラズマ世界だけに、人体が発火するほどではなく、自律神経が侵されるほどでもない。

 亜空間世界に入る手段は、ただ一つ、両極上空に存在する「プラズマ口」から進入し、プラズマ・トンネルを通過することである。そのためには、通過する物体が「プラズマ化」していなければならない。つまり、たとえイスラエル10支族と言えども、通過するには、自らもプラズマに覆われる必要があるのである。

 紀元前688年、火星接近の時期を待って、失われたイスラエル10支族の本隊は、その時を知っていた預言者の導きに従って、地球内部の亜空間世界・アルザルへと入って行ったのである。


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