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プラズマ宇宙論(19)

(19)南極大陸の氷床下には、生命活動の痕跡がある!

 事実、昔の南極大陸は温暖であり、多くの植物や大型哺乳類と共に、人間も生活していて文明を築いていた。それがマンモスが絶滅した頃と時代を同じくして、一瞬にしてこの世から消えてしまった。彼らは独自のピラミッドを建築し、大陸各所の都市も築いていたが、一瞬の寒気の渦に巻き込まれた直後に滅亡してしまったのである。超巨大大陸パンゲアを見ればわかるように、南極大陸の北部にはインド亜大陸が存在したし、東隣にはオーストラリア大陸があった。そして、インド亜大陸には文明があって、「アスカ」とも「ナワラム」とも呼ばれていたことが、古代インドの伝説に残されている。もちろん、それはインド洋に存在したという幻の巨大大陸の事だが、それが大陸移動中のインド亜大陸だったとすれば謎が解ける。ところが、それほどの文明も、インド亜大陸とユーラシア大陸の大衝突の際に、ヒマラヤ山脈が形成されるときの大地殻変動の中で滅亡した。しかし、彼らの子孫が今のタミール族として残り、スリランカ北東部、そしてマレーシア半島に住んでいる。タミール人はアーリア系人種とは違っている。どちらかと言うと、中近東のペルシャ系人種に近く、古代バラモン教を信仰していた種族とされる。ペルシャ一帯は、カインの子孫がアフリカ以外の地として栄えた地域である。基本的に、黒人の血を持つが、黒人とイラン人の間のような容貌をしていたと思われる。旧約聖書には、カインの末裔について次のように記されている。

「ハムの子孫は、クシュ、エジプト、プト、カナンであった・・・・・クシュにはまた、ニムロドが生まれた。・・・・彼らの王国の主要な町は、バベル、ウルク、アッカドであり・・・・彼はその地方からアッシリアに進み、ニネベ、レホボト・イル、カラ、レセンを建てた。・・・・上エジプト人、カスルヒム人、カフェトル人が生まれた。」(「創世記」第10章6節~14節)

 この箇所を見る限り、カインの末裔のハムが混じった血を持つ種族が、エジプトからバビロニア、そしてチグリス・ユーフラテス河付近のウルク一帯から、エチオピアなどのアフリカ全土に広がったと記されている。事実、ノアの大洪水後の南極大陸は、当時はインド亜大陸の西隣にあったアフリカ大陸とも接しており、カインの末裔が広がった地域の延長上にあった。また、オーストラリア原住民のアボリジニも、黒人の血を持つ可能性が示唆され、南極大陸の文明も、カインの末裔が築いた文明だったことになる。即ち、南極大陸文明はアボリジニの風貌をした人々が、狩猟をしながら生活をしていた地域だった。しかし、ある時、一瞬にして、温暖な南極大陸を襲った大異変により、凄まじい冷気を吸い込んだ人々は、シベリアのマンモス同様に、その場で絶滅してしまった。南極大陸の周辺にいた生物は、大津波に巻き込まれて、沖へと流されてしまったと思われる。その直後、彼らの生活の痕跡を覆い隠すように膨大な雪が厚く降り積もり、瞬く間に周囲全てを埋め尽くした。今や彼らが生きていた証拠は、南極大陸を襲う、北大西洋の水量に等しい1京9000兆トンもの氷の下にしかなく、氷の圧力の下で潰され、撹拌され、粉々にされてしまった。それでも、南極大陸の中央部付近の氷床をボーリングすれば、地面に突き当たった場所から、何らかの生命活動の痕跡が発見される可能性はある。

 もう一度整理しておく。ポールシフトには地軸移動と極移動の2つのタイプがある。地軸移動とは、地軸が天体と一緒に自転しながら傾斜することである。赤道傾斜角度97・9度で横倒しになった天王星があり、聖堂傾斜角度177度まで地軸が傾き、引っ繰り返ったのが金星である。そのため、金星はコマが引っ繰り返ったように逆方向に回転している。

 しかし、極移動は地軸が傾かずに、自転したまま天体だけが傾斜することであり、それをポールワンダリングと呼ぶ。その実例が、赤道傾斜角度25・5度の自転軸を持つが、逆回転していない火星である。なぜなら、火星の極だった氷床跡が赤道付近の対称位置に2つ存在するからである。それが自転軸が天体と共に傾かなかった証拠となる。地球でも、サハラ砂漠や世界各地に火星と同じ氷床があり、方位の入れ替えと太陽逆行の伝承も残されている以上、極移動が何度か起きたことを物語っている。現在の世界地図で見る限り、サハラ砂漠の対称位置には南太平洋がある。よって、南太平洋上の各諸島の形成年代や大陸移動によっては、現在の北極と同様、広大な海洋上に氷原が存在していた可能性が出てくる。さらに、火星同様、地球の地軸が23・4度も傾いていることから、規模は小さくとも地軸移動のポールシフトも発生したことになる。これが地軸移動(ポールシフト)と極移動(ポールワンダリング)の違いである。


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