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プラズマ宇宙論(15)

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(15)冷凍遺体のマンモスの謎 

 極移動であるポールワンダリングの真相を明らかにする前に、どうしても避けて通れないものがある。それが、火星の赤道や地球のサハラ砂漠で見つかった極痕跡ともいえる氷床の跡であり、ホピ預言にもある巨大な氷による浄化が意味する出来事である。当然、これらは世界規模、地球規模の出来事や現象を伴っていたはずであり、そのもっともわかりやすい現象が氷河期なのである、

 アカデミズムが考えている氷河期という現象が、波状的に何度も地球を襲った時代などあったのだろうか?アカデミズムはその証拠として、高山に残る氷河や、世界中に残る氷河の爪痕、氷河期に絶滅したマンモスの事を物証として揚げてくるだろう。しかし、マンモスはアカデミズムが唱える氷河期に絶滅したのであろうか?

 アカデミズムは、マンモスの絶滅を氷河期終焉の仕業としているが、具体的にどういう形で氷河期と共に絶滅したのかとなると、彼らが持っている答えは実に稚拙で現実的ではなく、さらに科学的でないのである。

 驚くべき発見があったのは、1799年の事だった。広大なユーラシア大陸の北の果て、北部シベリアの凍てついた平原で、厚い体毛に覆われた新生代の巨大哺乳類の死骸が発見された。つまり、アカデミズムが言う50万年の間、地球に生息し最後の氷河期(11万5千年~1万年前)で絶滅したとされるマンモスの冷凍遺体だった。全身の冷凍遺体は記録上はじめての事だった。ところで、普通は1万年前以上も氷の下にあれば、冷凍マンモスの肉は石の様にガチガチで、化石化していると思われがちだが、発見された冷凍マンモスの肉は違っていた。今でも充分に食べられるほど新鮮で、犬に試食させたところ、おいしそうに食べつくしたという。その後、人間もステーキにして試食したところ、多少繊維質であるが脂肪も乗っていて味も結構おいしく、肉も全く傷んでいなかったというのである。その後もシベリアの永久凍土では、マンモスの氷漬け遺体が多数発見され、1902年に起きたベレゾフカ河畔の大規模な雪解けの際に見つかった冷凍マンモスなどは、今までも冷凍遺体となんら変わらないように見えた。河畔斜面から顔をのぞかせた冷凍マンモスは、右足を立て、半ば立ち上がったような姿で発見されたが、頭部から顔面までの肉は、凍土から露出していたため、シベリア狼に大部分食い尽くされ頭蓋骨だけになっていた。しかし、顎から下と体の部分だけは、凍土の中だったため、完全な姿のままで残されていたのである。→これがアカデミズムの常識を根底から引っ繰り返す代物だったのである。

 最も重要な点は、冷凍マンモスの口の内部に舌が残されていて、その舌の上と歯の隙間に、細かいスゲ属の植物とイネ科の草、さらにキンポウゲが残されていたことだった。これは、植物を歯でかんでいる間に、マンモスが死亡したことを暗示している。それも、瞬時にして凍死したことを示していた。さらに、キンポウゲが生えている温暖な地域で死亡した場合、その死と冷凍は早急でなければならない。つまり、アロハシャツやビキニ姿の人間が、南極の氷の下から出てきたのに等しいことだった。その後も、マンモスの冷凍遺体は、アラスカ、カナダの河畔などから多数発見されたが、北シベリアの永久凍土の様に良好な遺骸ではなかった。

 現在、恐竜と同じように、新生代の巨大哺乳類は地上に存在していない。その多くは、アカデミズムが唱えるように、寒さからの環境の変化に適応できず死滅していったのだろう。彼らの凄まじい死に方から見ても、明らかに短期間に命を絶たれている。アカデミズムが考えた説は次の通りである。

①クレバス落下説

 18世紀の西欧の学者が出した結論である。冷凍マンモスは、氷河の裂け目のクレバスに落ち込んだため、凍りついたとする。しかし、マンモスは黒泥土(マック)の中から氷漬けで発見されており、発見されたのは平原や台地であり、山岳地方ではない。近代では到底通用しない説である。

②サーモカルスト説

 永久凍土の表層部は凍ったままで塞がれていて、落とし穴の蓋のような構造が誕生したとする。そこに体重に重いマンモスが通りかかった為、落とし穴の蓋は崩れ落ちて、マンモスの群れごと呑み込んだという説である。しかし、都合よくすべてのマンモスが落とし穴に落ちてくれるものだろうか? ありえない説である。

③ソリフラクション説

 温暖化で溶け出した永久凍土の表層が泥沼となって凍土に浸透することなく滑り落ち、斜面の下でドロドロの沼を造った。そして、そこにマンモスが足を取られて死亡したというのである。ゾウは慎重で決して危険なところには近づかない習性を持っている。ありえない説である。

④腐敗ガス説

 温暖化で凍土から噴き出したメタンガスや有毒ガスで死んだとする説である。それ以外にも、氷の洞窟に群れごと閉じ込められた説などあるが、否定せざるを得ない。

⑤愚鈍なマンモスと言う前提のおかしさ

 アカデミズムの学説は、机上でまとめた結論であり、非常に矛盾に満ちている。マンモスが愚鈍だと言う前提自体がおかしいということに気付かないのである。斉一理論とは、急激な変化が起きないという大前提で組み立てられた砂の巨塔である。

(正しい考え方)

 そもそもマンモスは温帯動物であり、寒帯にはいないはずである。キンポウゲは、摂氏4度以上でないと絶対に生息しないし、温和な気候風土でなければ生きられない植物である。その植物が、凍死したマンモスの口の中と胃からどうして出てくるのか? つまり、当時のシベリアは温暖な風土だった。しかし、何らかの異変が突如襲って、マンモスが立ったまま一種にして冷凍された状況が見えてくるのである。まさに瞬間冷凍である。マンモスは寒さで死んだのではない。摂氏氷点下100度以下の殺人的な超寒気を肺に吸い込み、最初の一呼吸直後に絶滅したのである。マンモスは、殆ど瞬時にショック状態で死に至り、そのまま窒息状態で死亡したのである。窒息死の場合、雄はペニスを勃起させたまま死亡する。同時にペニスが勃起状態だったことは、その直前まで生体として生きていたことを証明し、その死が一瞬だったことも示唆する。それは冷凍マンモスの口と胃に残された未消化の植物が暗示する意味とも共通し、これは状況証拠を物語るとともに物的証拠でもある。


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