Quantcast
Channel: 日本と世界の情報ブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1382

プラズマ宇宙論(11)

$
0
0

(11)奈良の亀石が示す不思議な方位伝説

 日本にも不思議な方位伝説がある。それは、時代的には飛鳥時代の遺跡とされている。明日香村の亀石の伝説である。亀石は、現在西南を向いているが最初は東方面を向いていたという。幅4メートル、高さ2メートルもある亀石だが、勝手に動いたとは思えないため、方位の方が変わったと見ることが現実的である。

 亀は沖縄諸島でも神の遣いでシンボルである。つまり、明日香村の亀石は、琉球民族と無縁ではないことになる。では、なぜ奈良の山奥で亀なのかと言うと、昔、飛鳥地方一帯が湿地帯で、近くまで湖が残っていたことが地質学上確かめられている。それなら、亀石は飛鳥時代の遺跡ではなく、それよりも昔の遺跡となる。さらに、恐ろしいのは、亀石が再び昔の方角を向いたとき、地上は大洪水や天変地異が襲うという予言が残されていることである。しかし、どうやらこれは予言ではなく、実際に亀石が動いたときの出来事を伝承してきたものと判明している。→亀石が動いたのではなく、西日本側の陸塊が回転運動した記録と言うことである。最初、亀石は北を向いていたが、東へと向きが変わり、その後、西に向きを変え、今は西南に向いているとすれば、最初、西日本側は九州を上にして北東を向いていたことになる。それが時計回りに東南を向き、そこで東日本側と大衝突して押し戻され、北西まで回転する。その後現在の西向きに至ったということである。

 東日本側との大衝突の造山運動によって日本アルプスが誕生し、大地が捻じれて古琵琶湖の水が北上し、奈良盆地にまで流れ込んで巨大な湖を造った。これが亀石の大洪水伝承となり、代々伝えられていったのである。

 アメリカ西部に、「フォー・コーナーズ」と呼ばれる地区がある。ユタ州、コロラド州、アリゾナ州、ニューメキシコ州の4つの州が一箇所で境をなす地区の事である。その地区に最も古い種族のホピ族の遺留地がある。数あるインディアン種族の中で、ホピ族を有名にしたのは、彼らの持つ「ホピの預言」である。ホピの預言には地球異変の記録が残されている。

「第1番目の世界を起こす前、ソツクナングは、助け手としてコクヤングティを造る。そして、バロンガウホヤとポカングホヤの双子の二神を造らせた。双子の神はトクペラの地面を固めた後、互いに南北の果てに落ち着き、世界を回転させた」

 これは地球が球体であることを知らなと絶対に出てこない記述である。ホピ族は、中世ヨーロッパが暗黒時代から抜け出すまで持ちえなかった真理を大昔から知っていたことになる。

「第2番目の世界を打つため、両極にある双子神が持ち場から外された。すると、世界は大きく失速し、2度も引っ繰り返った」

 これは、南北両極が入れ替わったことを述べている。それが2度も起きたと述べている。このようにバランスを失った世界、失速世界の事を、ホピ語で「コヤニスカッティ」という。預言は「預かる言葉」であり、絶対神から受ける言葉を意味し、予言とは「予め見る言葉」であり、人が個人的能力で未来を見る事を指す。つまり、預言とは神から授かるものであり、予言は人の能力で行うことである。神は間違うことはないが、人間は間違いをするし限界もある。ホピ預言は前者を意味する預言なのである。

 地球の南北が逆転したしたことは、地軸が180度引っ繰り返ったということである。この地軸移動を「ポールシフト」と呼ぶ。ところが、現実の地軸の傾きは、公転面に対して23・4度である。そのことから地球は、過去に地軸傾斜のポールシフトを経験している可能性が出てくる。地球が何らかの物理的影響で、赤道傾斜角度が23・4度にまで傾いたということである。

 太陽系の惑星の中で、自転軸がどのように傾いているのか検討する。火星は赤道傾斜角度は、地球とほぼ同じ25・2度である。その角度に近いのが土星で、赤道傾斜角度は、26・7度である。海王星は、29・6度である。天王星の赤道傾斜角度は、97・9度であり、ほぼ直角に傾いている。横倒しの天体と言える。そういう場合、自転角度が公転面と直角であるため、1年の半分が夜で、もう半分が昼と言う状態になる。さらにもっと地軸が傾いているのは冥王星である。その角度は121・9度であり、あと60度で地軸が逆転するという状態である。このように、太陽系の他の惑星で起こり事は、地球でも起こり得ることであり、両極が移動することは唐突な現象ではないということである。その証拠にそれを記述する記録や伝承が存在するからである。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1382

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>