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飛鳥昭雄氏による「日月神示」の霊感語訳(34)

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(34)籠神社の「多次元同時存在の法則」

(下つ巻・第19帖 心の洗濯第一ぞ)

 多勢に無勢の世に惑わされたら、絶対神の元に来てその悩みを打ち明ければよろしい。それは祈りの事で、神の御魂が貴方を慰めてくれる。しかし、神に逆らえば、それが重荷となって心が苦しみ、闇が迫ってきて覆われるので気を付けてほしい。

(解釈資料)

 2000年に出雲大社で「三本一束」の「心御柱」が出土し、巨大な高層神殿の存在が明らかになった。三柱を一つに組まれた巨大柱高層神殿を支えていたと考えられ、この三本柱は平安時代の48メートルの神殿の遺物と考えられた。「柱」を漢字破字法で分解すると、「木・主」となり、「主の木」は「生命の樹」を意味する。三本の柱は、三柱の神、「天之御中主神」「高御産巣日神」「神産巣日神」の元初三神を意味し、三柱が一つにくくられていることから、目的においては一つだが、個別の存在を表し、出雲大社では、「三柱一束」と表している。須佐之男命は母のイザナミが住む「黄泉」に行きたいと言い、大国主命として冥界の根、堅洲国で暮らした。つまり、須佐之男命は高天原から黄泉に落ちたことになる

「イエスは言われた。私は、サタンが稲妻のように天から落ちるのを見ていた」(「ルカによる福音書」第10章18節)

 日本では、サタンは須佐之男命に該当する。須佐之男命は、天照大神をだまして高天原で傍若無人に暴れまくり、最後に天照大神を死に至らしめた張本人である。後に天照大神は岩戸から復活するが、結果、須佐之男命は八百万の神々によって、高天原から下界に落とされ、根の国(黄泉)の王になってしまう。しかし、須佐之男命は「出雲大社」をはじめ全国で祀られている。それはなぜか?

 ここで「籠神社」の海部光彦宮司の「多次元同時存在の法則」が重要になってくる。上賀茂神社の別名は「賀茂別雷神社」と言い、「籠神社」の「火明命と同じ神である。つまり、「賀茂別雷命=火雷神=火明命」は雷のように荒ぶる神で同一神なのである。そこで、「賀茂神社」である「下鴨神社」の主祭神を見ると、賀茂建角身命とある。賀茂建角身命には娘がいて玉依姫と言う。その姫が賀茂別雷命を生んだと言うが、その父親が火雷神だという。松尾大社にも火雷命が祭神であるとする伝承がある。

 「日本書紀」を見ると、「須佐之男命の別名が大己貴命」とある。次に、「古事記」で大己貴命を「大国主神、またの名を大穴牟遅神」と記されている。つまり、須佐之男命と因幡の白兎の大黒様が同一神で、大物主神とも同一神と指している。そうなると、「天照大神=火明命=ニギハヤヒ命=大物主神=大国主神=賀茂別雷命=火雷神=大己貴命=須佐之男命」となって、高天原で天照大神と争った須佐之男命が、天照大神と同一神になるのである。

 海部光彦宮司は「多次元同時存在の法則」と名付け、最終的には八百万の神々が全て天照大神に集約される仕組みになっている。日本と言う国は表が多神教の顔で、裏が一神教なのである。


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