(1)パリのテロは完全なヤラセ、八百長テロだ!
これはベンジャミン・フルフォードとリチャード・コシミズ著「日本も世界もマスコミは嘘が9割」の要約である。真実には事実の積み重ねからでしか辿り着かない。間違った情報では誤った結論となる。権力者たちは、常に自分たちに都合よく情報を操作して騙そうとする。大衆は騙されていることに気付かず、利用される。
ベンジャミン氏はさしずめ凄腕の刑事と言ったところであり、犯人を求めてしつこく追いかける。現場に足を運び、細かな物証をかき集め、地道に犯人に迫っていくタイプである。コシミズ氏はプロファイラーと言えそうである。何かの事件があれば、膨大な情報を精査して、矛盾がないか徹底的に調査し、真実を浮き彫りにしていくタイプである。
パリ同時多発テロは八百長と言う指摘は、コシミズ氏が「パリ八百長テロと米国1%の対日謀略」で書いている。この情報を知ってほしくない連中が、裏で動き回って圧力をかけているという。あのような八百長を「本当のテロ」だと簡単に信じてしまう人が大勢いるのは、大手メディアがそのように報じているからである。大手メディアが映像を捏造しているなんて、とても想像できないからである。そこでコシミズ氏は、真実を伝えたかったという。
ベンジャミン氏も2016年の夏に、東京で八百長テロが起きるのではないかと考えている。構図はパリ八百長テロと同じである。2016年夏の参議院選の直前が非常に危ないと言う。安倍政権は、そのテロを毅然としたポーズで鎮圧して参院選での圧勝を目論んでいるわけである。
テロを起こす狙いは何か? 東京オリンピック関連の巨大な利権である。日本政府は「パリ同時多発テロ」を理由にした対策費を含めて、東京オリンピックの運営予算を当初の6倍の1・8兆円を見込んでいると発表した。つまり、最大で「1・5兆円」をテロ対策費として計上した。ここが大きな利権となる。この上乗せした利権を国民に受け入れさせるには、実際に「テロ」が起きなければならない。しかも、参院選前なら一石二鳥となる。当然、この利権に食い込みたい連中がいる。ヤクザである。日本の暴力団は、暴対法(暴力団対策法)で、徹底的に締め上げられ、今のようなシノギ(商売)が出来なくなっている。彼らが生き残るのは、「テロ対策」を名目にした警備関連、工事建設関連しかない。
ヤクザがテロを起こすには技術的・能力的に無理があり、実行するのはプロがやる。その手引き、補助として、つまり、トカゲのしっぽ切りとして実際に逮捕される連中としてヤクザが利用されるのである。その見返りに1・5兆円のオリンピック利権に暴力団が食い込むのである。
ここで重要なのは、山口組の分裂である。日本最大級のマフィア組織が、どうして分裂したのか? このありえない状況がどうして起こったのか? その結果として東京で同時多発テロと言うありえない事件が起きようとしているのである。
中東のシリア周辺では、最前線で米軍、ロシア軍、中国軍、イラン軍が協力し合って、トルコ、イスラエル、サウジアラビアを攻撃している。ビックリするような状況が平然と起きる。不倶戴天の敵同士がくっついて、かって味方・仲間を攻撃しているのである。アメリカはイスラエルとトルコに配備していた地対空ミサイルのパトリオットを引き揚げ、そのかわりロシア軍が地対空ミサイルを配備した。これでサウジ、イスラエル、トルコの空軍機は一切、シリア上空を飛べなくなった。要するに、この3軍の空軍機を締め出すために、アメリカはわざとパトリオットを引き揚げたのである。つまり、シリア上空では、パトリオットからロシア製ミサイルになった結果、「レッドチーム(敵)」と「ブルーチーム(味方)」の識別信号が真逆になった。当然ロシアはアメリカに対して「コード」(識別信号)を極秘に渡して米軍機を撃墜しないようにしている。
2016年現在、中東に軍を展開しているのは、アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、トルコ、エジプト、シリア、イラン、イラク、サウジアラビア、レバノン、イエメンなどである。これらが入り乱れて戦っているのが現実である。日本はこの混乱から取り残されて一種の無風状態が続いていた。そんな時に、キナくさい事件が山口組の分裂騒動だった。そして山口組分裂が起こった背景には世界情勢の激変の余波があったのである。
ベンジャミン氏だけが、「政財官+暴」はすべてアメリカの下請けであり、その上下関係は政財官の下ではなく並列とした。暴力団の一部は、日本におけるCIAの非合法工作の実働部隊で、要人の暗殺や隠蔽工作に従事してきた。これは戦後、諜報機関を解体された結果、そうした活動を行える組織が暴力団ぐらいしかなかったこと、また、暴力団が非合法活動の隠れ蓑にうってつけだったからである。ヤクザがCIAの下請け、FBIの下請けが警察(公安)で、米軍の下請けが自衛隊と言った構図である。繁華街のど真ん中にヤクザが堂々と代紋を掲げて組事務所を構えているのがベンジャミン氏には信じられなかったという。だから、ヤクザの裏には何かがある、しかもその裏には日本の国家権力が手出しできない何かがあるのではないかと考えたのである。
ヤクザの中核が「同和」「在日」という点からも理解できる。だから日本メディアは「同和」と「在日」をタブー視し、このテーマを報道できなくしてきた。国家に反逆的なマイノリティ勢力を使って国民全体を支配する方法は、ユダヤの手口である。その背景には、米国1%の勢力がいる。ヤクザの親分筋であるCIA自体が2015年夏に完全に分裂した。山口組分裂はむしろ、CIAの分裂の証拠と言う側面で見るべきなのである。
CIAには組織的に2つの命令系統があった。1つは国務省、もう一つがペンタゴン(国防総省)である。平時の時は国務省がCIAを使い、戦時の時はペンタゴンがCIAを動かす。戦争中なら、CIAに指示するのがペンタゴンとなり、「テロリスト暗殺」と言った名目で使うときは国務省が指示を出す。2001年9月11日のテロ以降、アメリカは「0・1%」の勢力であるパパ・ブッシュを頭目とした犯罪組織に乗っ取られた。それゆえ、アメリカの政治中枢であるワシントンDCを支配しているのは「0・1%」の勢力である。ところがワシントンDCに対してペンタゴンが反旗を翻したのである。米国軍の善良な人たちが「0・1%」の勢力に対して排除する機運が高まっている。その影響でCIAが2つの分裂したのである。さらにその影響で山口組も自動的に分裂することになったのである。