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ラジャ・サンの謎(18)

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(18)地球内天体アルザルの出現

 現在、地球の核は北極に向けて移動を開始している。徐々に内核は地表に近づきつつあり、これに伴ってプラズマ領域も移動している。このまま行けば、近いうちに北極圏のプラズマ密度が高まり、やがて亜空間が地上に現出することになる。

 巨大彗星ケツァルコアトルの地磁気によるリコネクションで開くプラズマ・トンネルで、最終的に亜空間と共に、地球内天体が一部、現れるはずである。最終的には新たな天体として誕生することになるが、しばらくの間はドーム状に亜空間は形成され、そこに地球内天体アルザルが顔を出す。

 仏教では地球内天体アルザルの事を「シャンバラ」と呼ぶ。シャンバラは、アルザリアンが築いた王国である。失われたイスラエル10支族が中心となって実現した理想郷で、シャンバラ王とは預言者の事である。時が至れば、失われたイスラエル10支族はプラズマ・トンネルを通って、地上に現れ、黙示録のイナゴとなって地上の邪悪な勢力と戦いを開始する。

 この時の様子を「法華経」では観音菩薩の「地涌」として表現している。ブッダの説法を聞くために、地面から無数の観音菩薩が湧いて出てくるという。この観音菩薩とは、預言者をいただくアルザリアンの聖者である。

 終末の激変において、地球上の大部分は焼け野原と化す。巨大彗星ケツァルコアトルの超接近による天変地異、さらには人間のエゴがもたらす第3次世界大戦、人類最終戦争(ハルマゲドン)によって、もはや地上は地獄と化し、安住する場所も無くなるだろう。だが、少なくとも北極圏だけは守られている。地球内天体アルザルが顔を出して、亜空間によって地上が守られるからである。

 今地球は温暖化している。温暖化の原因は温室効果ガスにあると言われているが、これには裏がある。地球温暖化の原因は、二酸化炭素ではない。二酸化炭素を温暖化の犯人にすることで、その排出権を売買し、他国の政治へ干渉しようと目論む闇の世界権力者たちの企みがある。温暖化の真の原因は、太陽である。太陽そのものが活発化しているのだ。事実、温暖化しているのは、地球だけではなく、火星でも、冥王星でも温暖化が起きている。

 太陽から荷電粒子などの高エネルギーのプラズマが放出されている。惑星は、太陽のプラズマ大気の海に浮かんでいる状態であり、太陽の活動が活発になれば、大気を持つ惑星は温暖化する。地球温暖化は、宇宙規模の変動なのである。この傾向は、強まっていく。やがて温暖化は進むところまで進み、ついには灼熱地獄となるだろう。地球生命体ガイアは、それを自覚している。

 21世紀に入って、地球の地磁気は徐々に弱まっている。木星や土星などの他の惑星の地磁気は強くなっているのに、地球だけが減衰している。地球の地磁気が消滅すると、地球を覆っている「バン・アレン帯」が消滅する。バン・アレン帯は有害な宇宙線を防ぐバリアのような役割がある。バン・アレン帯が消滅すれば、太陽や宇宙空間からやってくる放射線や宇宙線が直接、地上に降り注ぐ。地上の生物は被曝し、遺伝子が破壊されることで癌などの病気を引き起こす。

 超宇宙生命体ハイコスモリアンである地球生命体ガイアは、もちろん知っている。生物にとって宇宙線が有害なことは承知で、地磁気を弱めている。これも終末に向けた計画の一環である。

「太陽は人間を火で焼くことを許された。人間は、激しい熱で焼かれ、この災いを支配する権威を持つ神の名を冒涜した」(「ヨハネの黙示録」第16章8~9節)

「すると天から火が下って来て、彼らを焼き尽くした」(「ヨハネの黙示録」第20章9節)

 預言は堕落した人間を滅ぼすために天変地異が引き起こされると語るが、地球生命体ガイアの立場からすると、その様な激変を計画通りに起こすのだ。太陽生命体ソルの活動が活発化することにより、温暖化している状況を受けて、地球生命体ガイアは、地磁気を弱めることでバン・アレン帯を消滅させ、危険な宇宙線を地上に降り注ぐようにし、地上を焼き尽くそうとしているのである。

 ある意味で、これは4500年前に起ったノアの大洪水と同じ状況である。かって地上は水で滅んだが、次は火で滅ぶ。原始キリスト教徒である地球生命体ガイアにとって、ノアの大洪水はバプテスマだった。だが、バプテスマは水だけではない。水のバプテスマを受けた者は、最終的に火と聖霊のバプテスマを受ける必要があるからである。

「その方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる」(「マタイによる福音書」第3章11節)

 地球生命体ガイアは、太陽生命体ソルのプラズマを身に受けて、地上を焼き尽くすことによって、火と聖霊のバプテスマを受けるのである。


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