(17)天の印と反地球ヤハウェ
アメリカ軍は戦略の中核をカッバーラにおいている。コードネームも、全てカッバーラ的な意味が込められている。反地球が絶対神の名前ヤハウェであることにも深い意味がある。
グランド・クロスにおいて、地球は中心であり、その上、獅子座の方向に月と金星、水星、太陽が並ぶ。反地球は太陽をはさんで地球の反対側を公転しているので、同じく獅子座に入る。そこで、グランド・クロスを十字架に見立てると、反地球はイエス・キリストの頭上、ちょうど罪状板が掲げられた位置に相当する。イエス・キリストの罪とは、絶対神への冒涜である。自らを神の一人子であると主張したことが絶対神への冒涜にあたるとユダヤ教徒たちに糾弾されたのである。このため、罪状板には「ナザレのイエス、ユダヤ人の王」とラテン語とギリシャ語、ヘブライ語で記されている。
西洋絵画で十字架に掛けられたイエス・キリストを描くとき、罪状板の文字を省略して「INRI]と記すことがある。これはラテン語表記の「ナザレのイエス、ユダヤ人の王」における4つの単語の頭文字を並べたものである。ギリシャ語表記で言えば「INBI]となり、ヘブライ表記では「YHWH]となる。この「YHWH]は絶対神ヤハウェの事である。つまり、イエス・キリストが架けられた十字架の最上部に掲げられた罪状板には、絶対神ヤハウェの名が記されていたのである。これは、イエス・キリストがヤハウェであることを大々的に表明したことに他ならない。
十字架に架けたユダヤ教徒たちは絶対神を冒涜したがゆえに、それを罪状板に記したのであるが、結果として、イエス・キリストがヤハウェであることを喧伝していたことになる。絶対神の名をコードネームとして持つ反地球ヤハウェは終末において、自ら「天の印」となって姿を現す。アメリカ先住民のホピ族は、終末に現れる未知の星を「サクアソフー」と呼ぶ。
「世が終末に近づくころ、天空に今まで隠れていた星「サクアソフー」が、その姿を再び現す。サクアソフーの色は輝くばかりの青色であろう。その時は、もうすぐそこまで来ている」
反地球ヤハウェが太陽の向こうから現れる日は近い。NASAも隠しきれなくなっており、欧州宇宙機関(ESA)も勘付いている。反地球ヤハウェが身を持って「天の印」となって登場する。
反地球ヤハウェがサクアソフーとなって現れたならば、もはや引き返すことはできない。すべてが終末に向かって動き出す。暗黒天体ラジャ・サンも、動き出す。ラジャ・サンが木星の背後にいるのは隠れているのではない。そこで生殖行為を行っているのだ。既に木星生命体ジュピターは懐妊しており、いずれ臨月を迎える。つまり新たな巨大彗星が誕生するのである。アメリカ軍が用意したコードネームは「ケツァルコアトル」である。アステカ神話に登場する羽毛の生えた蛇で、白い姿をした創造神である。マヤではククルカーン、インカではヴィラコチャ、ハワイではコンティキ、ノロなどと呼ばれ、その正体はイエス・キリストの事である。
太陽系第13番惑星ケツァコアトルは巨大彗星となって疾走し、やがて地球へと超接近する。かって巨大彗星ヤハウェや巨大彗星メノラーが超接近した時、天変地異が起こったように、とてつもない激変が地球を襲う。十字架に架けられて絶命したイエス・キリストは、最後にロンギヌスの槍で体を刺し貫かれた。グランド・クロスと言う十字架に架けられた地球生命体ガイアを突き刺すロンギヌスの槍こそ、巨大彗星ケツァルコアトルに他ならない、。
超接近した時、地上から天空に太陽が二つ現れたように見える。ノストラダムスは、この時の様子をこのように預言している。
「大きな星が7日間でやってくる 雲を通して太陽が二つ見えるだろう
巨大なマスチフ犬は夜通し吠え 教皇が国を移す」(「諸世紀」第2巻41番)
木星の大赤斑から誕生した巨大彗星ケツァルコアトルが接近してくると、7日間、地上からははっきりと見える。超接近すれば、潮汐作用によって地殻変動が起こる。大地震が起こり、異常気象に見舞われる。空は粉塵で覆われ、それを通して巨大彗星ケツァルコアトルが見える。あたかも太陽の様に大きく輝いているというのである。
おそらく巨大彗星ヤハウェや巨大彗星メノラーと同様に、小惑星を多数、身にまとっていることだろう。超接近の際、それらが地上へと落下してくる。「新約聖書」ではこう預言している。
「第5のラッパを吹いた。すると、一つの星が天から地上へ落ちてくるのが見えた」(「ヨハネの黙示録」第9章1節)
あたかもルシフェルが地上へ投げ落とされたように、巨大な星が落下してくる。巨大彗星ケツァルコアトルと言うロンギヌスの槍が地球生命体ガイアを刺し貫いた瞬間である。この時、地球の地磁気と巨大彗星ケツァルコアトルの磁場、さらには太陽の磁場が一致するに違いない。結果、恐るべきことに、底なしの淵が口を開くのである。
天体が超接近すると、地磁気が乱れる。二つの天体が持つ地磁気の磁力線が交差したり、「リコネクション」と呼ばれる繋ぎ換えが起こる。4500年前に、巨大彗星ヤハウェが超接近した時、リコネクションによって、プラズマ・トンネルが開いた。原始地球の表面にいた生物は絶滅し、人類も箱舟に乗ったノアの家族以外は死に絶えたが、生き延びた人々もいる。彼らは地中へと運ばれた。突然開いたプラズマ・トンネルを通り、地球内天体アルザルへと侵入したのである。同様に、巨大彗星ヤハウェが超接近した時、プラズマ・トンネルを通って、地球内天体レメゲトンがまとうブラック・プラズマが染みだし、エジプト全土を覆った。巨大彗星メノラーが弾き飛ばした火星が地球に超接近した時には、北極圏にいた失われたイスラエル10支族が地球内天体アルザルへと運ばれている。今度、巨大彗星ケツァルコアトルが地球に超接近する時も、必ず磁力線のリコネクションが起こり、プラズマ・トンネルが開く。「新約聖書」には底なしの淵が開くときの様子をこのように記している。
「この星に、底なしの淵に通じる穴を開く鍵が与えられ、それが底なしの淵の穴を開くと、大きなかまどから出るような煙が穴から立ち上り、太陽も空も穴からの煙のために暗くなった。そして、煙の中から、イナゴの群れが地上に出てきた。このイナゴには地に住む蠍が持っているような力が与えられた」(「ヨハネの黙示録」第9章1~3節)
底なしの淵からイナゴが現れ、地上の人々に害を加えるとある。イナゴには3つの意味があり、一つは魔物であり、一つは死者の霊、そしてもう一つは、失われたイスラエル10支族である。プラズマ・トンネルが開くと、最深部の地球内天体レメゲトンのブラック・プラズマが染み出してきて、堕天使と怨霊たちが地上に涌き上がってくる。それまで黄泉の世界で眠っていた死者たちが地上へ姿を現す。
ブラック・プラズマによって、地上が闇に覆われた後、最後に光を放つプラズマが現れ、多数のUFOに乗ったエイリアンが飛来する。アルザリアン達は地上を焼き尽くす。魔物たちとは別に殺戮の天使となって人類に攻撃を仕掛けてくる。空を飛び、地上をプラズマ兵器で焼き尽くすUFO群はまさに空飛ぶイナゴである。