(7)光速度とプランク定数で定義されるパラレルワールド
五島氏は「自然界の先駆的統一」の作成中に発見したことがあるという。hであらわされるプランク定数。定数とは何が起きても変わらない数字だが、プランク定数と光速度が比例関係にあることが分かったという。
五島氏はパラレルワールドは本当に存在すると思っている。宇宙空間の中で私たちだけが唯一だとは到底考えられない。私たちの宇宙とは全然質の違う宇宙が何層も何層も重なっていて、その中には光のスピードが違う世界があるかもしれない。未知の物体、例えばUFOはどう考えても光のスピードより速く飛んできている。これはこの空間を移動すると考えると無理がある。アルクトゥルス星は36光年ほど離れたところ、つまり光のスピードでも36年かかるところにあるのに、UFOはあっという間に移動する。あれは、この世の空間を移動してくるのではなく、光のスピードがこの世と全然違う空間を飛んできていると考えた方が合理的である。
物体のスピードは光速度が上限である。光速度が私たちの宇宙の光速度より1000倍速い宇宙、光が私たちの宇宙の光速度よりも1000倍速く飛んでいくパラレルワールドでは、物体のスピードの上限を超えないので矛盾しない。
私たちの宇宙の物体がA地点からB地点へ移動するのに、どんなに早くても100年かかるとき、スタート地点で、その物体が振動数を上げることによって光速度が私たちの宇宙の光速度よりも早いパラレルワールドに移動して、2秒か3秒で目的地に到達し、そこでまた私たちの宇宙に出現することができたら、この世的には光のスピードを超えたように錯覚するが、目に見えないパラレルワールドでは光速度を破っていない。(私はそれをワープであると思っている)
では、プランク定数はどう関係するのか? 光速度とプランク定数は比例関係にあることが分かった。現在言われているパラレルワールドでは、その世界の光のスピードとプランク定数は我々の宇宙のものとは全然違うと思える。ちょっとした振動が我々の宇宙では100ぐらいのエネルギーを発揮したとすると、プランク定数が大きいほどパラレルワールドでは1000も2000も発揮する。
つまり、小さな努力で沢山の成果が得られる。ということで、パラレルワールドが何層も何層も重なっていて、それぞれの宇宙はその宇宙特有の光速度とプランク定数で定義されるのではないかと思われる。
五島氏の論文のなかで、光速度とプランク定数が比例関係にあることが明らかになったという。つまり、物凄くスピードの速い世界では、ちょっとした努力で物凄いエネルギーを発揮する。これは霊的世界に近い(幽界、霊界など)。今から未知の世界が光速度とプランク定数を使って定義されていけば、まやかしかと思われていた世界も理論づけが可能になる。五島氏はワープ航法や瞬間移動も全部計算したという。簡単に言うと、宇宙空間には全部番地がついていると考えるのである。例えば、ここにある物体とここにある物体は振動数が違う。そして、ここにある物体と10秒後の物体は振動数が違う。昔のタイムトラベルを題材にしたテレビドラマのように、機械のダイヤルをある特定の周波数に合わせて、何年後のどこに移動するということをインプットすれば、瞬間移動するはずである。
沢山のプラズマまたは電子を含んだ巨大な雲がものすごいスピードで回転を起こすと、その中を通過した飛行機は瞬間移動するだろうと予言できる。
光速度とプランク定数の違う宇宙が幾つも重なっている。原子核の周りを電子が猛スピードで回転しているが、この回転のスピードも各次元によって全然違う。もしこの回転数を人工的に上げることができたら、違う次元に次々移動できるだろうと思われる。
相対性理論で理論化されていないのは、回転によって何が起きるかということである。これは誰も明らかにしていない。メリーゴーランドのような回転する乗り物に乗った時に時間と空間がどうなるかということは、複雑過ぎて誰も計算できないのである。将来生まれる卓越した理論は、回転に真っ向から挑んでいった理論だろうと考えている。