(3)水のダンスが生命の謎を解明した!
生体は、各々の固有周波数により形成される。それを証明したのがドイツ人ラウターヴァッサーである。彼は音叉を水に当てると水面にその周波数に従って、様々な紋様が形成されると説明する。水面に1088ヘルツの振動を与えた時、現れた模様は、亀の甲羅であった。明らかに亀の甲羅は1088ヘルツの周波数で形成されたのである。それが亀の甲羅の固有周波数である。
同様に植物にも言える。水に10万2528ヘルツの振動を与えると、同心円状の渦巻き模様が出現する。まさにヒマワリのオシベ、メシベの配列と同じである。動物も植物も、固有周波数によって、その形態が形成されている。
「波動医学」の原理は明解であり、生命は波動エネルギーで、身体は波動エネルギー体である。量子力学の創始者マックス・プランクの箴言がすべてを物語る。
「すべては波動であり、その影響である。現実には何の物資も存在しない。全ては波動から構成されている」
つまり、生命も、意識も、宇宙も、あらゆる存在も波動に過ぎない。「色即是空」とは般若心経の神髄である。「色」つまり万物の実在は「空」であると喝破している。「空」とは、すなわち物資ではないという意味である。「空即是色」とは、物資ではない空から、宇宙の実在、つまり森羅万象の色が生成されるという意味である。その生成原理こそが、まさに波動エネルギーなのである。
仏典、般若心経は、その実相を「色即是空」「空即是色」で説いている。宗教の奥義は、実は物理学の奥義と通底しているのである。生々流転、千変万化とは仏教の教えである。それは量子力学の開祖マックス・プランクが解明した宇宙のダイナミズムと重なる。つまり、仏教は宇宙存在の「理(ことわり)」物理学の神髄を説いていたのである。
生命も宇宙も波動エネルギーそのものである。それは老子を始祖とする道教にも通じる。「道(タオ)」とは、宇宙万物の理である。「道理」という言葉は、そこから発している。「道(タオ)」を分かりやすく言えば、「宇宙の法則」である。それは、仏教の言う「仏法」であり、キリスト教の言う「神の意志」である。
古代ヨガは「神の実在は宇宙である」という真理を体得していた。「ヨガ」とは「つなぐ」という意味である。「生命と宇宙をつなぐ」のである。だから、ヨガ行者は宇宙と一体になるために、日々修行を行うのである。それは呼吸、体操、瞑想・・・などであるが、中でも瞑想は心身を調和させ宇宙に近づく最も理想的な行法とされている。宇宙と完全につながり同一化した心身の状態を「悟り」という。あるいは解脱三昧ともいう。それは心身最上の理想境地である。
以上のような宇宙観や生命観は、長い間宗教的な理念としてとらえられていた。しかし、現代科学の発展深化は、「これら宗教教義こそ、科学的真理を説いていた」という驚愕事実に到達しているのである。
世界には様々な宗教が存在する。その内容は玉石混交である。現実世界は、異なった宗教対立により、争いが絶えない。まさに宗教は諸刃の剣である。特定の宗教の盲信、狂信は人を一気に狂気と殺戮に突き動かす。そこには神の本質は、宇宙であるという真理から程遠い惨状しかない。
近未来医療の第二の柱、「断食」にも触れておく。「断食」は万病を治す妙法である」(ヨガの奥義)
万病の原因は体毒から生じる。体毒とは代謝能力を超えて体内にたまった毒素である。体毒には「口の毒」と「心の毒」がある。「口の毒」は過食、誤食から生じ、「心の毒」は苦悩、不安から生じる。「口の毒」はインプット過剰で起きる。代謝、排泄しきれない老廃物として体内に蓄積する。それは細胞、組織、器官などにとっては毒素である。毒素で汚れた細胞は生命力が弱る。そこに棲みついていた細菌、ウイルスなどが増殖し反乱を起こす。そこに免疫細胞の鎮圧部隊が駆け付け火炎放射器で反乱を鎮める。火炎の正体は活性酸素である。反乱分子を鎮圧するとき、炎は組織、臓器も火傷を負う。発熱、痛み、腫れなどが生じる。これは「炎症」の正体である。結局、原因は食べ過ぎ、悩み過ぎである。苦悩は副腎から神経ホルモン、アドレナリンを分泌させる。それは別名「怒りのホルモン」、毒蛇の3~4倍もの猛毒物資である。それが全身を巡る。だから、ムカムカ気持ちが悪くなる。ムカつく、イラつく、キレるの正体は、このアドレナリンのせいである。
代謝能力を超えて食べ過ぎ、悩み過ぎから体毒が溜まり病気になる。これが万病のメカニズムである。食事のインプットを止めれば、排泄のアウトプットのみとなる。体毒は最優先で排毒され、身体は理想的な状態に戻る。これが断食で完治する原理である。
①自己浄化→②病巣融解→③組織新生という3段階を経て、病気は完治する。実にシンプルな原理である。
しかし、断食療法は徹底的に現代医学から攻撃されてきた。それは波動医学と同様、断食医学を全く理解できなかったからである。彼らはもはや近未来医療の巨大潮流に全くついていけない落ちこぼれとなるのだろうか?