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飛鳥昭雄氏による「日月神示」の霊感語訳(28)

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(28)日本はシャンバラと同格である!

(下つ巻・第13帖 日本はシャンバラと同格)

 これは日本人役員に対する厳しい警告である。「役員」とは、正しい教会組織に属する日本人の指導者が、その地位にふさわしくない頑なさと、霊感の不足から、物事を逆さに見て、日本に仕掛けられた天照大神(イエス・キリスト)の仕掛けを無視し、結果として気付くことなく露骨な妨害工作まで行うようになることの警告である。(サンヒドリンを形成する危険性がある) 岩戸開きを邪魔する者は、たとえ神の組織の属する者でも後において行かれる。その者等が官僚主義に陥った場合、本来与えられていない権力をほしいままにし、再びサンヒドリンを形成する危険性がある。組織は正しくとも構成する者がこれでは人々は苦労するだけである。神が人を活かすのは、「物心両面」がそろってのことである。神の国はそういう組織の延長上にあり、神界に通じる道である。神の世が完全になれば、この世の金銭に溺れた拝金主義は消え去り、光の神からの召しが人の心の日常の喜びとなる。末の世に神が大勢の人を真の組織に集めようとしているのに、官僚主義を振りかざす者は、神への妨害行為を働く何物でもない。神の国が近づく寸前、世界は7つのブロックに分けられるが、日本だけは別格となる。今まで慣れ親しんだ社会から、急に神の組織に加わるのは大変だろうが、社会でまじめに働きながら、神の奥義を学べば、徐々に楽になってくる。やがて神の召しを果たすことが喜びとなってくるだろう。

(解釈資料)

 世界が7つに分けられる意味だが、「北アメリカ・カナダ地域」「中南米アメリカ地域」「ロシア地域」「中国地域」「ヨーロッパ地域」東南アジア・オセアニア地域」の7地域に分けられている。南極はオセアニアに入るだろう。

 古代チベットに伝わる「シャンバラ」は、インドの「ヴィシュヌ・プラーナ」に描かれるシャンバラ島の伝説を継承したものとされている。しかし、シャンバラについて最も体系的に書かれているのはチベット密教の「時輪タントラ」である。その「時輪タントラ」では、シャンバラが7つの山に囲まれているとされている。それが世界の7大陸とも対応するが、「日月神示」で言うと日本は、7つの世界に囲まれた中心にあることになり、シャンバラと同格になる暗示となる。

 釈迦は預言者だった。多くの預言を残し、そのほとんどがチベット密教に残されている。日本の大乗仏教はそれが著しく欠如し、仏教が滅亡する「末法」として言い伝えられているの過ぎない。日本に入ってくる神の組織の日本人指導者の多くは、一般的な狭い概念にとらわれ、神道、イスラム教、ヒンズー教などの他宗教を異端と捉え、信者にもそれを押し付けてきた。結果、「日月神示」が人々に広く伝えられても、彼らは過去の自分たちの行いを否定せねばならないため、自尊心、自己防衛、面子にこだわり、大局を見失って圧力をかけ始める。結果、彼らの行為は絶対神と預言者に逆らう行為となる。そうなる原因は、イエス・キリストの時代の律法学者やサンヒドリンと同じで、手引書(律法)に書かれていないことを基本的に禁止、あるいは異端として排除する行為に長けていたからである。手引きに書かれていないことを理由に、全ての良い考えや行い、そして人々を排除してきた。だから、日本に伝わった神の組織は、発展しないで停滞し続けてきた。

 物部氏は徐福が連れてきた。道教を伝えた人間は道士だった徐福以外に考えられない。儒服は秦を発った後、一度帰国している。さらに多くの人民を乗せて船出し、二度と戻って来なかった。徐福が王国を築いたのは日本だった。10世紀に書かれた「義楚六帖」には日本のことを徐福が童男童女を連れてきた地であると紹介しており、今に至るも、子孫はみな秦氏を名乗っていると記してある。

 徐福は中国では伝説上の人物で史実ではないとされてきた。ところが1982年、中国の「中華人民共和国地名辞典」編纂の際、現在の除阜村が清の乾隆帝以前、そこが「徐福村」と呼ばれていたことが判明したというニュースが流された。今では徐福の石像が立ち、日本の観光客でにぎわっている。ところが、80年代以前に、村では明代に先祖がここに移住したと語られたことが判明し、除阜村の話は怪しいと思われる。

 渡来人の秦氏は、4世紀にはユーラシア大陸から朝鮮半島に侵入した後、渡来したことが分かっている。そのため、紀元前3世紀の徐福の子孫ではない。徐福村の信憑性はないという結論になる。とはいえ、徐福が不老不死の妙薬を求めて秦を発ったことは間違いなく、日本各地にも徐福伝説が残されている事実も動かせない。

 最近では中国や韓国、そして日本の学者たちが、徐福をテーマとしたシンポジウムを開き、文化交流が行われている。京都府の丹後半島の一端に伊根の入り江がある。若狭湾に臨む湾内は静かで周囲4キロの海岸には、伊根町独特の舟屋が立ち並ぶ。海の面した家の一階に船を収納している。その東南3キロの新井崎に「新井崎神社」が鎮座する。その岬に「ハコ岩」と呼ばれる四角い岩があり、地元ではそこを目安に徐福が漂着したとされている。


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