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カッバーラでしか解けない「ヨハネの黙示録」(36)

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(36)地殻変動・天変地異はいつ起こるのか?

 黙示録には、世界規模で地殻変動が起こるばかりか、天の様子まで変化すると記されている。

 宇宙が勝手に「巻物が巻き取られるように消え去る」ことは通常ではありえない。そのように見えるのは、地球側に問題が起きるからである。最も可能性が高いのは地軸が傾く「ポールシフト(地軸移動)」か、地軸はそのままで球体だけが転ぶ「ポールワンダリング(極移動)」である。

 どちらにせよ、その瞬間を地上から見ると、それまでの星の位置は、地球が転ぶ逆方向に流れ去る。しかし、地球が勝手にひっくり返るわけがない。物理的な影響を受けなければ、安定回転する球体が転ぶことなどありえない。最も可能性が高いのは、他の大天体とのニアミスである。実は、旧約聖書の中にも、地球がひっくり返ることを預言する箇所が存在する。

「地は裂け、甚だしく裂け/地は砕け、甚だしく砕け/地は揺れ、甚だしく揺れる。地は、酔いどれのようによろめき/見張り小屋のようにゆらゆらと動かされる。地の罪は、地の上に重く/倒れて、二度と起き上がることはない。その日がくれば、主が罰せられる/高い天では天の軍勢を/大地の上では、大地の王たちを。」(旧約聖書「イザヤ書」第24章19~21節)

 預言者イザヤは、イエス・キリストの再降臨の直前地球を大異変が襲い、未曽有の天変地異が天体規模で起きると預言している。

 注目すべきは「倒れて、二度と起き上がることはない」である。地球が「酔いどれのようによろめき、その後、ひっくり返って二度と元に戻らないというのだから、その時の地上の有様は、想像を絶するほどの凄まじいに違いない。 

 地球が転ぶ時の様子は、星々が巻き取られるように移動し、見慣れた星は姿を消す。そして、北半球では南半球の星座が、南半球では北半球の星座が見えるようになる。

 「天の星は地上に落ちた」というのは、地平線に星座が消えていく様子とも考えられるが、他にも、地球とニアミスする天体の破片か、地球まで移動する間に引き寄せた小惑星が落ちてくるとも受け取れる。

 現代であれば、無数の人工衛星がバランスを失って隕石のように落ちてくる可能性もある。地球が転べば、こうしたことすべてが一斉に起きても不思議ではない。

 こんな恐ろしい出来事が地球を襲えば、今まで人類が築いた文明は、ひとたまりもなく吹き飛ばされてしまうだろう。

 では、地球に大接近する天体について、聖書は何かを書き残しているのだろうか?

「その苦難の日々の後、たちまち/太陽は暗くなり、月は光を放たず、星は空から落ち、天体は揺り動かされる。その時、人の子の徴が天に現れる。」(新約聖書「マタイによる福音書」第24章29~30節)

 未だかってない天変地異が地上を襲うとき、宇宙空間に徴となる何かが出現するということである。それを人の子であるイエス・キリストの徴というのは、イエスが誕生した際の徴と同様の意味を持つに違いない。

「その時、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」(新約聖書「マタイによる福音書」第2章1~3節)

 天に現れるイエス・キリストの徴とは星のことである。つまりは天体である。地球を転ばせるほどの者なら、その天体は惑星規模の大きさに違いない。それほどの大きな天体がある日、突如として地球に大接近して来るのだ。そんなことが果たしてあり得るだろうか?

 そこで思い出してほしいのは、イマヌエル・ヴェリコフスキーが唱えた理論である。彼は木星の大爆発で金星が飛び出したとする。もし木星から再び新しい惑星が噴出したら、爆発地点にもよるが、最悪の場合、1週間ほどで地球に向かって突進してくることになる。

 この恐るべき出来事は、過ぎ去った西暦1000年~2000年には幸いにも起きていない。それは黙示録の預言が外れたということだろうか?

 残念ながらそうではない。アダムがエデンから追放されたのが、紀元前4000年ちょうどでなければ、当然数年から数十年の誤差は生じてしかるべきなのだ。その後差が、ずれ込んだ場合、第6の封印はまだ生きていることになる。

 その誤差は、おそらくイエス・キリストの生涯年齢に近い幅でまる可能性がある。早いか遅いかは誰にも分からない。それを知っているのは神と預言者だけである。

「だから目を覚ましていなさい。いつの日、自分の主が帰ってこられるのか、あなた方にはわからないからである。このことをわきまえていなさい。家の主人は、泥棒が夜のいつごろやってくるかを知っていたら、目を覚ましていて、みすみす自分の家に押し入らせはしないだろう。だから、あなた方も用意していなさい。人の子は思いがけない時に来るからである。」(新約聖書「マタイによる福音書」第24章42~44節)

「その日、その時は、誰も知らない。天使たちも子も知らない。ただ、父だけがご存知である。」(新約聖書「マタイによる福音書」第24章36節)

 この36節は、カッバーラから見ると非常におかしな記述である。

 天使が主の日を知らないのは分かるが、絶対神であるイエス・キリストが、自分の再降臨の時を知らないはずがない。イエス・キリストはカッバーラを授けた神であり、預言の要である。しかも、絶対神なら時をも支配してしかるべきだ。

 この箇所は聖文が故意に入れ替えられたか、間違って写されたものに違いない。このことはカッバーラを知る者にしか気づかない。

 では第6の封印の続きを見てみる。

「この後、私は大地の四隅に4人の天使が立っているの見た。彼らは、大地の四隅から吹く風をしっかり押さえて、大地にも海にも、どんな木にも吹き付けないようにしていた。」(新約聖書「ヨハネの黙示録」第7章1節)

 1999年8月22日、4面の神の戦車「メルカバー」は降りてしまった。1999年のグランドクロスだけは聖書学とカッバーラの範囲に納まっている。天使が地球の四方には位置され、誰一人として地球から逃れることはできなくなった。地球は十字架に掛けられた状態にあり、後は死を待つのみである。

 第6の封印にある恐るべき事態は、これから先、少なくとも我々の生きている間に起きる可能性がある。

*木星から誕生する惑星は「惑星ケツァルコアトル」と呼ばれている。


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