(13)「闇の支配者」に潜り込んだ国際ハザールマフィア
世界は、ますますカオス化し、混迷の度合いを深めている。事件やニュースを一つ一つ追いかけていては、決して世界の実相は見えてこない。大切なのは大きな流れを知ることである。その「流れ」とは、世界の再編である。
今、世界は21世紀の名にふさわしい新しい時代に向けて動き出している。再編するには旧体制を抜本的に改革しなければならない。そこで、あらゆる分野で一斉に変化が起こっているのである。
世界の富を独占してきた「闇の支配者」の支配体制が終わりを告げようとしている。僅か1%で世界の富の99%を独占していたのである。この独占を止めさせて、再分配する新しいシステムを作る為の主導権争いはすでに始まっている。2015年に発足したAIIB(アジアインフラ投資銀行)は、次世代の再分配システムの雛型になるからである。最後までアメリカが反対し、日本に参加しないように圧力をかけてきたのも、アメリカの支配体制が崩れることを知っていたからである。ここで言うアメリカとは、国務省とワシントンD・Cを軸としたパパ・ブッシュ率いるナチス勢力である。ハザールマフィアの一派であるナチス勢力は、自分たちにとって都合の良い状況や情報をでっち上げるために数々の謀略を行う組織である。20世紀のアメリカが大きく歪んでいったのは、アメリカにナチス勢力が巣食い、権力の中枢を牛耳ってきたからである。2001年の「9・11」以後、アメリカはナチス帝国となり、その本性をむき出しにしてきた。捏造した自作自演テロを口実に戦争を仕掛けて資源を奪い取ってきた。特にナチス勢力は、「テロ」を行うハザールマフィア内でも過激な部門である。世界中の犯罪組織を傘下に従え、違法行為を繰り返してきた国際的な犯罪集団の元締めのような存在である。それだけに、マフィア組織を撲滅する対処方法は基本的に一つとなる。資金源を絶つことである。
今、世界では「マフィア撲滅運動」が各地で起こっている。その影響で、いろいろな事件が同時多発的に発生しているのである。
国際ハザールマフィアは「ドラッグ」「エネルギー」「ファンド」の三本柱を押さえてきた。特にナチス勢力が仕切ってきたのは「ドラッグ」である。その構図はこうである。
まず、アメリカが戦争を仕掛け、その国のインフラを破壊する→経済が破たんする→貧しい現地の人が増加する→彼らを使ってドラッグを栽培させ製造を始める→彼らを犯罪組織としてまとめ上げてテロリストに育成する→ドラッグは先進国で売却し、膨大なアングラマネーを手に入れる。その資金の使い道は2通りある。
①資源確保である。石油などの資源を手に入れるために、資源国でテロを起こす。テロが頻発、治安が悪化すると、アメリカ軍が資源国に介入し、そのまま資源を確保する。
②ドルを事実上の石油交換券にすることで、いくらドルを刷っても価値を維持し、ドル発行権を持つ「闇の支配者」達に莫大な利益をもたらす。
こうした不正な方法で得た膨大なドルは、ファンドになって株式市場に流れる。仲間の企業の価値を上げ、敵対的な企業を買収し、より巨大化することで市場全体を押さえて利益を独占するのである。また、スーパーコンピュータを武器に株式市場の株価を操作し、世界中の一般投資家の資産を奪い取っていくのである。この支配システムと並行して積極的に活動するのがナチス勢力であり、「暴力」を使用している。つまり、ナチス勢力は世界最大の「暴力装置」を持ちアメリカに巣食い、海外工作を任務とするCIAを裏から支配して、ペンタゴンまで影響下に置いてきたのである。
いずれにせよ、国際ハザールマフィアの力の源泉である「ドラッグビジネス」を潰すことが2015年以降の世界のトレンドになっている。