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「竹内文書」の真相(2)

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(2)知られざる日本の預言者

 世の人は政治家や官僚、利権団体、その他、様々な勢力が国を動かしていると思っている。

だが、およそ人智の及ばぬ自然現象について、人間は驚くほど無力である。気象はまだしも、地震については、いまだに予知は不可能とされ、中には予知研究そのものが、無意味だと主張する国立大学の教授もいる。

 人智では制御できない自然現象を見越したうえで、日本の生末をはるか高みから見通してきた人がいる。彼らには未来が見えている。必ずしも確定した未来ではないが、このまま行けば行く着くところが一体どこなのか、わかっている。幸福な未来ならいいが、悲劇があるなら、警告する。あえて、彼らのことを「預言者」と呼ぶ。神からの言葉を預かるという意味での預言者だ。

 あの東日本大震災を予言した人物がいる。2011年3月11日14時46分、突如、巨大な地震が東日本を襲った。震源は宮城県東南沖130キロ。地震の規模は観測史上最大級のマグニチュード9・0を記録。プレートの破断による震源域は、岩手県沖から茨城県沖の全長約500キロにも及んだ。最大震度は空前絶後の7にも及び、これに伴う巨大な津波が発生。最大で40メートルもの高さにまで津波は押し寄せた。

 さらに震災を悪化させたのが原発事故である。海岸に設置された福島第1原発を津波が襲ったのだ。想定外の被害に原発は機能停止。のみならず、原子炉が破壊され、燃料棒がメルトダウンし、ついには水素爆発を起こした。海水も汚染し、それが日本列島全域、いや全世界中に拡散するという、未曽有の大惨事へと発展した。

 2018年の時点でも、避難解除がされたとはいえ、福島県の一部地域は、今もって立ち入り禁止区域に指定されたまま、今日に至っている。

 あれほどの大震災を予言した人物はいるのか? 3・11以降、実は予言していましたという超能力者や霊能者はたくさんいる。その多くは個人的な交流の範囲であり、世に発表したものではない。日本中に向かって、この日に未曽有の大震災が起こると警告した人物はまずいない。

 ネットの世界で話題になったのは松原照子氏であるが、本人の表現を借りれば「世見者」である。3・11以前にネットのブログで東北地方で大地震が発生することを予言し、言い当てている。しかし、彼女の予言がすべて的中しているわけではない。

 さて、こうした現代の霊能者及び予言者とは別に、実は今から100年前、まさにジャスト100年後に大地震と大津波が発生し、日本が壊滅的状況に陥ると予言し、人々に警告していた人物がいる。その予言者の名は、「権現仙人」と言う。もちろん本名ではない。本名は誰も知らない。その素性は、全くの不明。中国山地の山奥に突如、現れた修行僧、いわゆる山伏のような男だったらしい。


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