(6)BRICSを支える「ドラゴンファミリー」=アジアの王族
ハザールマフィアを倒す機運が高まったのは、9・11でパパ・ブッシュ率いるナチス勢力がアメリカを支配して、人類の9割を殺そうとする「人口ハルマゲドン計画」があからさまになって以降のことである。それに立ち上がったのが、ロシア大統領のプーチンだった。プーチンはハザールマフィアに対抗すべく2000年に大統領に就任する。次は黄色人種を狙った「ウイルス兵器」SARSの被害にあった中国も2002年に立ち上がる。そうして結集した「アンチ・ハザールマフィア」で結集していくのが「BRICS」である。語源はブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの頭文字だが、その実態はアンチ・ハザールマフィア勢力であり、既に非同盟諸国と同調し、巨大勢力を形成している。いわば、世界の大半がアンチ・ハザールマフィア勢力となっている。このBRICSを支えているのが「ドラゴンファミリー」つまり、アジアの王族たちである。
16世紀以降、大航海時代、ヨーロッパ諸国が中南米から収奪した金は東西貿易によって大量にアジアへと渡った。お茶、陶磁器、香辛料、綿や絹などのアジアの産物をヨーロッパは金で買っていた。この時代、アジアでは基本通貨が銀であり、金は通貨ではなく王族たちの宝飾品となることが多かった。そこで中国の清王朝の末裔、さらに香辛料貿易で栄えたインドの藩主(マハラジャ)、香辛料の産地だったインドネシアやフィリピンの王族たちは、莫大な金を保有していた。こうしたアジアの王族は18世紀以降、「金」を国際金融資本に貸し付けるようになる。これがドラゴンファミリーで、金の大量保有者グループとなる。
歴史の真実はこうである。第2次世界大戦後、中国では共産党と国民党の内戦が始まった。そこであっさりと共産党が勝ち、国民党は台湾へと渡った。国民党は対日本戦の勝者としては戦勝国であったが、どうして共産党に「勝利」を譲ったのか? その謎を解く鍵が「ドラゴンファミリー」である。彼ら金の大量保有者グループは、中国大陸の管理を「共産党に任せる」と言う決定を下したのである。だから、国民党は戦わずに台湾へと渡ったのである。そして、ドラゴンファミリーは闇の支配者=ハザールマフィアの世界支配にも不満と不安を抱き、戦う決意をする。それで誕生したのがBRICSなのである。
アジアでは「実物」以外、信用しない。直接、手に触れることが出来る物で判断する。それに対して闇の支配者はヴァーチャルな物で支配してきた。無い物を「有る」かのように見せかけて、他人のお金を奪う。その代表的なものが株式市場である。実体経済とはかけ離れて株価だけが不当な手段で跳ね上げ、時価総額をでっち上げた結果が、「株の時価総額」で表した世界地図なのである。アメリカとヨーロッパを必要以上に大きく見せている。
BRICSは世界人口の二分の一弱、BRICSが主導する非同盟国まで含めれば、三分の二を占めており、既に世界経済の中心にいる。闇の支配者を支配者たらしめてきた力の根源であった「アメリカ軍」が離脱した。アメリカの軍産複合体の良識派がアンチ・ハザールマフィアになった時点で勝敗は決したのである。