(39)ドイツで起こった波動医療の奇跡
「波動が癒す」と聞けば、何を想像するだろうか?
音楽による癒し・・・・?
その通り、音楽療法は現代医学でも、その効能が認められている。
波動の治療効果は、音楽療法だけではない。
船瀬氏の手元に1冊の本がある。「最新ドイツ波動健康法」(ヴィンフリート・ジモン著、現代書林)
サブタイトルは「見えない力で身体を守る」
帯には「波動はついに医学になった!」「バイオレゾナンス・メソッド(生体共鳴法)が、生命エネルギーの滞りを見つけ、それを解消する」
「生命共鳴法」という言葉は、何のことかわからないだろう。本書の端書きにこう書いてある。
「振動医学こそ、私たち人類の希望です。従来の医学が無視してきた生命力、人間に元々備わっている回復力を理想的な形で引き出す、その方法を人類はやっと手に入れました。それが振動医学のバイオレゾナンス・メソッドなのです」(ドイツ振動医学推進協会エルマー・ウィリッヒ医師)
振動医学は、日本語では波動医学と言った方がわかりやすいだろう。現代における発祥の地はドイツだ。創設者はパウル・シュミットである。発明家でもあった彼は、1970年代前半に波動医学を着想した。彼の人物像を一言でいえば、「ドイツのエジソン」である。300以上の発明特許を取得している。篤志家でもあり、慈善事業家でもあった彼は、1988年ドイツ政府から、その栄誉を称え勲章を授けられている。彼は既に1970年代後半には、波動による治療器「レヨメータ」を完成している。その波動理論はシンプルである。基本は、「生命エネルギーは波動である」という原理である。そして、病気は生命エネルギー、つまり波動の乱れである。だから、波動の乱れを改善させれば、病気が治る。
これは東洋医学の発想だと気づいた人はさすがである。東洋医学は、生命の根幹は「気エネルギー」であると捉えている。そうして、気の乱れが病気の原因であると考える。そもそも「病気」という言葉がすべてを物語る。「気」が「病む」から病気なのである。
そうして気エネルギーは波動の流れであることも、東洋医学は突き止めている。気の流れる道筋が「経絡」であり、その交差点が「経穴」である。いわゆるツボで、そこに鍼をうつ、指圧する、灸をすえる。すると、「気」の流れが改善して病気は回復に向かう。同じ原理にドイツ振動医学は偶然に到達したのだ。
生命エネルギーは波動である。わざわざ言わなくとも心臓の鼓動を見れば一目瞭然だ。呼吸ですら、吐く、吸うという波動の繰り返しだ。心臓の拍動が乱れれば不整脈、呼吸が乱れれば呼吸困難。いずれも生命不調の典型だ。だから、生命リズム(波動)の乱れが万病の原因というドイツ波動医学の見解は正しい。この医学の方法論は、波動の共鳴現象を利用して生命エネルギーの乱れを改善させるものだ。それは「バイオレゾナンス・メソッド(生命共鳴法)と命名されている。そして、それは単なる理論ではなく医師団の協力で臨床現場で目覚ましい効果が立証されて、すでに治療として採用されている。
原理は「医師が病気を治すのではなく、身体が自分で治る」のだ。
自然治癒力を活性化させる東洋医学と全く同じ発想である。ドイツ波動医学では「生命エネルギー波動のバーモナイズ(調整)」と呼んでいる。その結果、エネルジェテッィクな原因を解消するのである。
改善例は、皮膚科、内科、神経科、耳鼻咽喉科と、まさに万病に及ぶといってもよい。さらに「副作用」「薬害」とは全く無縁である。なぜなら、この波動療法は微細な波動エネルギーを患者に与え、その共鳴現象により、大きな治癒効果を発揮するからである。それはホメオパシー理論に共通する。この自然医療は、「同種療法」と呼ばれている。毒を超微量に薄めて投与すると自然治癒力が活性化され病気は劇的に改善する。同様に、波動療法は超微細な波動を患者に与え、それを共鳴、増大させて生命波動をハーモナイズして病気を治すのだ。その結果、患者の85%が治癒したという衝撃の臨床報告がある。