(38)代替療法で「癌を治す」と殺される?
「1970~80年代当時のアメリカ国内法で、癌治療に抗がん剤、切除手術、放射線照射」以外の方法を用いることを厳罰とする動きが表面化した」のだ。つまり、癌患者を代替療法や自然療法などで治すと、関係者は逮捕され、投獄される。クリニックは差し押さえ、閉鎖、破壊の憂き目に遭う。
まるで、冗談のような話だが、アメリカでは、実際に、この理不尽な弾圧が日夜、強行された。「AWGは魔術か、医療か?」の著者、俊成氏は、その背景をこう解説する。
「医学界の利益、薬品業界の利益を固守しようとする、議会内の強い動きがあった」「まるで、AWG誕生を間近に見越したような法規制だった。これを見て、AWG人体実験のスポンサーは降りた。AWG開発のため人体実験をやったこと自体が、重大犯罪になりかねない」
まさに、魔女狩りだった。空恐ろしい弾圧だった。闇から仕掛けた黒幕がロックフェラー財閥だ。この年代、食事療法など癌代替療法は、次々に摘発され、関係者は逮捕された。そのため、自然療法の関係者たちは、メキシコ国境を超えて亡命し、国境近くに自然療法クリニックを開設したのだ。
これ一つとっても、アメリカが自由、博愛、平等の国などでは絶対にないことが一目瞭然だ。実際はナチスばかりのファッショ体制国家なのだ。
さて、このような非道な米政府による弾圧はAWG開発メンバーたちをも恐怖に陥れた。
「波動医学の研究者は、世の中から消されてしまう」とメンバーの一人が言い出し、後の6人は青ざめた。これほどまで、優れた治癒結果(コードナンバー)が集まるとは、メンバーの当初の予想を超えていた」
「AWGは、とりわけ癌に対して素晴らしい成果を挙げた。それが逆にメンバーたちに、危機感を与えた。学界からの排除だけではない。身に迫る暗殺の危険が真剣に論議された。「残念だが俺は降りる」と一人が首を振って言った。誰も反対しなかった。全員が同調し、7人のチームは散り散りになった」
日本から来た松浦一人が完成した疾病別「コード表」を日本に持ち帰ったのである。こうして、AWGは松浦医師一人の手に委ねられた。
彼は、研究の火種を消すまいと、郷里・浜松でAWGを応用した治療研究を継続した。すると、評判が評判を呼び、何千人もの患者が殺到した。その必死の思いに応えるべく日夜奮闘した結果が、前述の警察による逮捕劇だったのである。
1999年、浜松地裁で一審判決が言い渡された。
「罪名、薬事法84条、同条24条・・・ほかの違反。懲役1年6か月及び罰金200万円。執行猶予4年とする」
そして「AWGは、従来の医学の治療方法を格段に進歩させた医療原理である」との松浦の主張は退けられた。判決文では「たんに、様々な周波数の低周波を身体に流す機能を持つに過ぎない」と決めつけている。松浦は控訴し、最高裁まで争った。しかし、いずれも棄却され、罪状が確定した。
日本と言う国家そのものが巨大医療マフィアに乗っ取られているのである。裁判で勝てるはずもなかった。しかし、AWG波動療法は弾圧に屈したわけではない。松浦の逮捕は医師免許を持たない獣医であったゆえに、狙い撃ちされた側面がある。医師は、自らの裁量で補助療法を行うことができる。ただし、ネックはAWG治療の原理を医学界(医師会、薬学会)が、全く認めていないことにある。
だから、健康保険診療の対象外とされている。つまり、保険がきかない。受けるなら自由診療しかない。さらにAWG治療は、患者一人当たり治療時間が長い。一人当たり平均2~3時間かかる。よって、1回の治療費は最低でも2万円で経営が何とか成り立つと言う。
AWG治療器は、弾圧にもかかわらず治癒した患者さんたちの口コミで、全国的に広まっている。その後、AWGは改良がくわえられ4タイプの機種があるという。
「周波数を組み合わせることで400種以上の疾病に対応できます」 「気になる料金は1時間3000~6000円くらい」「ただし、AWGは低周波数治療器として、効能は「疼痛緩和」「マッサージ」しか認められていない。それ以外の効能は言えない」と言う。
AWGを取材して、ロバート・ベッカーの「電気療法」理論など、他の波動療法との共通点に驚く。それは生命体の各組織、臓器は、各々固有の周波数を有するという真理だ。
「基本原理は、100年以上、昔から分かっていたんですね」と、AWG関係者は語る。各臓器の固有周波数の乱れを外部から特定周波数の磁気・電波・音波などで修復補正すれば、各臓器は正常周波数に戻り、疾病は消えていく。これが波動理論の基本原理だ。
逆に、各臓器の周波数の偏りを測定すれば、病んだ臓器が一瞬で検知できる。それを応用したのが「ニュースキャン」「メタトロン」などの測定器だ。1台300万円ほどである。全国の病院などで数百台も普及している。しかし、政府はこの機種を認めていない。これほど正確な疾病測定装置を公認するとCTやMRIの利権が崩壊してしまうからだ。市場の既得権を守るためには殺人すらいとわない。これが国際医療マフィアの恐ろしさだ。しかし、薬物療法中心の誤った医学理論に基づいていた現代医学は、大崩壊を始めた。その後には、波動療法など新しい医学が芽吹き、育つことは間違いない。失われた乳房復活という奇跡がすべてを物語っている。