(34)伝統医療の本質はすべて「波動医療」だった!
波動医学の発想は、決して目新しいものではない。その本質を、古代から人類は直感としてとらえていた。
例えば、ヨガがそうだ。病気の原因は体毒である。それを消し去れば、病気も消えていく。ヨガの2大健康原理とは「断食」と「瞑想」である。
(断食は、食を断つことで、身体を浄化する。)
過食による老廃物(体毒)が排出されて病は消えていく→(食の毒、浄化)
(瞑想は苦を断つことで、身体を浄化する。)
苦悩による毒生成(体毒)が排毒され、病は消えていく→(心の毒、浄化)
過食は「食の毒」を生み、苦悩は「心の毒」を生む。だから、体毒には2通りあることを知らねばならない。
後者は、アドレナリンなどの毒性ホルモンを指す。毒蛇の毒の3~4倍と言われる猛毒物質が苦悩によって体内に生成されるのだ。
瞑想こそ、立派な波動療法である。心と呼吸を鎮める。すると、心身は安静し、副交感神経が優位となり、生命波動は安定してくる。すると、血圧、脈拍、血糖値も安定してくる。不快ホルモンのアドレナリン分泌は抑制され、快楽ホルモンのエンドルフィンなどが分泌される。
心身はえも言われぬ至福に満たされる。まさに、瞑想こそ、波動療法の淵源である。だから、食を断つ断食と、苦を断つ瞑想がヨガの2大健康法・治療法としたのも、実に理にかなっている。ヨガ行法こそが最も科学的である。その真理は次のとおりである。
古代ヨガ思想を背景に、東洋では、漢方、鍼灸、仙道…などの東洋医療が芽生えてきた。それらに共通する根本思想が、気の概念だ。
これらの治療原理こそ、波動医学だ。鍼灸がわかりやすい。まず、東洋医学では、生命エネルギー(気)が流れる経路を「経絡」と呼び、交差点を「経穴」と呼ぶ。
臓器が病むと固有波動数が乱れる。それは物理的には電磁波動の乱れだ。そこで、「経穴」に鍼を打つ。鍼に電流が流れ、身体電位の乱れが解消する。すると、病んだ臓器の周波数ノイズが調整、解消されて、正常な周波数に戻り、病気が治って行くのだ。
「生体エネルギーは、波動の結果生まれる」
真理を喝破した医師がいる。それがノーマン・ウォーカー博士だ。博士は「生命を生かすエネルギーとは、宇宙エネルギーである」と言う。この宇宙エネルギーを一言でいえば、気なのである。西洋医学者にしては、珍しく気そのものの本質をうがっている。
そして博士は、「各器官にも、固有周波数がある」と解説する。
「肺は約673億ヘルツ、脳下垂体5806ヘルツ、耳は478億ヘルツ・・・というように各器官には、それぞれ固有の波動数(周波数)がある」
この生命を決定する固有周波数という理論が、生命現象の「発生」「治療」「再生」・・すべての謎を解明するのだ。
「発生」→1個の受精卵が分裂して胚になり、そして最後は1個の生命体となる。
この謎は、これまで解明されてこなかった。1個の細胞から、複雑な生体がどうして生まれるのか?
その謎を解くカギが、器官ごとの固有周波数なのだ。受精卵が胚砲になり、胚胞から体細胞に変化する。その過程で、各胚胞ごとに電磁気の周波数指令が送られる。表皮の固有周波数の刺激を受けた胚胞は、表皮に変化する。同様に、筋肉、骨、血管、神経…と個々の周波数刺激を受けた胚胞は、各々の体細胞に変化していくのだ。
現代医学が、受精卵が体細胞に変化するミステリーを解けなかったのは、「生命は波動エネルギーによって生きる」という根本原理に全く無知だったからである。
「治療」→現代医学は切り傷がなぜ治るのか? それすら説明できない。
切り傷が自然に治癒していくメカニズムは次のとおりである。
①傷ができた瞬間に、②切断面に治癒のための神経ネットワークが形成される。③そこに、第1次治癒電流が流れる。④それは皮膚、筋肉、血管、骨、神経などの体細胞を、各々部位の万能細胞に戻す。⑤傷口をくっつけると、今度は、⑥2次治癒電流が流れる。それは、各々、特定周波数の刺激を与える。⑦すると万能細胞は、その周波数に応じて、皮膚、筋肉、血管、骨、神経に変化していく。⑧こうして切り傷は治癒し、傷ができる前と全く同じ状態に戻るのだ。
以上は船瀬氏が解明した傷の治癒理論である。異論、反論があれば、お伺いしたいと言っている。
「再生」→トカゲの足や尻尾は、切られても再生する。この再生現象のミステリーを解明したのがロバート・ベッカー博士(米ニューヨーク州大教授)である。