(30)認知症治療は、大量の薬漬け地獄だ!
精神科医は、間違いなく、あなたを「認知症の疑いあり」と診断する。
次には、症状を分類する。それは、投薬する向精神薬を決定するためだ。
認知症の症状は、「周辺症状」と「中核症状」に分類される。
(1)周辺症状
陽性:徘徊、暴力、妄想、厳格、過食、不眠、介護抵抗→これら症状に対しては以下の向精神薬が投与される。
(抑制系)
第1選択→グラマリール、抑肝散、ウインタミン
第1選択→セレネース、セロクエル、セルシン、リスパダール
陰性:無気力、無言、鬱状態
(興奮系)→セアミオン、シンメトレル、アリセプト
(2)中核症状
記憶障害、失見当、実行機能障害、失認・失行・失語など
(弱興奮系)→レミニール、パッチ製剤
(覚醒系)→メマリー
船瀬氏は、この分類図を見て、絶句し、仰天したという。精神科が行う認知症治療とは、まさに大量の薬漬けそのものであることに、震撼したのだ。
向精神薬は、非常に副作用が強く社会的問題となっている。それなのに、この概略図だけでも、13種類もの医薬品が列挙されている。
「薬は病気を治せない」
「それは症状を抑える(隠す)だけ」
「万病は体毒から生じる」
これは医学の根本原理である。
そんな病人に現代医療は、薬毒を大量に投与しているのだ。すると、患者の体内は、体毒+薬毒で毒は急増する。これでは、病気は治るどころか、悪化する。
「告白します。僕は多くの認知症患者を殺しました」(石黒伸著、現代書林)
ショッキングなタイトルの本が話題を呼んでいる。
「患者を殺した」とは穏やかではない。精神科医の著者は、こう告発している。
「間違いだらけの日本の認知症医療」「認知症の薬で認知症を悪化させる医師たち」「過ちに気づいた僕は、患者と家族を救える医者になりました」
つまり、認知症治療の現場では、日常茶飯事のように医療殺人が行われ、著者も多くの認知症患者を殺してきたと懺悔告発しているのだ。
同じ告発が相次いでいる。
「認知症治療の9割は間違い」(河野和彦著、健康人新書)
さらに、メディアでも認知症治療を告発している。
「製薬会社が次々撤退「認知症の薬」は作れない」(「週刊現代」2017年9月9日号)
本文にはこうある。
「莫大な資本を抱える世界的な大手の製薬会社が、認知症の治療薬の実験に次々と失敗している。この病気には、薬で簡単に治療できない特殊な性質がある? そんな事実が明らかになってきた」
「認知症は薬では治らない」-医療マフィアたちも、はっきり認めたのだ。
それなら、これまで出回っている薬も認知症は治せない。つまり、無効なのだ。しかし、薬は、ただ効かないでは済まされない。薬には患者への副作用があるからだ。それは恐ろしい毒作用そのものだ。そもそも薬は毒なのだから、当たり前なのだ。
現在、500万人を超える認知症患者たちは、全く効かない、単なる猛毒を日々、精神科で投与されているのだ。そしておびただしい数の患者たちが次々に毒殺されている。数え切れないほどの多種の認知症薬が、患者に投与されている。ここではすべてをチェックすることは不可能だ。最も有名な認知症薬「アリセプト」を俎上にあげる。
(重大な副作用)
①失神、心停止、②心筋梗塞、心不全、③肝炎、肝機能障害、④脳性発作、脳出血、⑤アルツハイマー型認知症、⑥悪性症候群(死亡頻発)、⑦横紋筋融通症(筋肉が溶ける)、⑧呼吸困難、⑨急性膵炎、⑩急性肝障害、⑪突然死…など
アリセプトの副作用が心停止、心不全、呼吸困難、突然死などに衝撃を受ける。
精神科医の石黒医師が「多くの認知症患者を殺してきた」と告発したのも、当然だ。アリセプトだけでも、これだけの死亡リスクがある。なのに、精神科医は10種類を超える多重投与を平然とやる。死なないのが不思議なくらいだ。さらに、アルツハイマー型認知症に注目すると、認知症薬で認知症になるのである。まさにブラックジョークで笑えない。実は認知症治療が、認知症を悪化させているのだ。つまり、認知症治療でアリセプトを患者に投与すると、副作用で、これら認知症の症状が現れてくる。こうなるともはやコメディだ。正気に沙汰とは思えない。まさに真の底まで狂っているのは精神医療の方なのだ。