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どうしても伝えたい日本の真相(28)

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(28)65歳以上の5人に1人が認知症!

 日本人に認知症が増えている。統計でも増加傾向がはっきりわかる。

 患者は、2025年に700万人を突破し、65歳以上の5人に1人が患者になるという。これは2015年の1・5倍だ。

 高齢化が進んでいる。認知症は脳の老化現象である。認知症は、昔は「ボケ」と言われていた。だから、認知症の老人は、ボケ老人と呼んでいた。しかし、それが差別用語だと問題になり、「痴呆症」と言い方を変えた。ボケ老人は痴呆老人になったのである。

 ところが、またもや痴呆と言う言い方は差別だという議論が起こり、今度は「認知症」に統一された。ただ苦笑を禁じ得ない。本来の認知症の実態はどうなのか?

 船瀬氏は認知症という病気そのものに疑念を感じている。

 現在は、「物忘れ」「消極的」「段取りが悪い」などは、認知症と診断されてしまうという。物忘れなど誰にでもある。年をとると、なかなか思い出せないこともある。そんなことは当たり前だ。年をとると、運動機能も衰える。知的機能も衰える。それを「老化現象」と言うのだ。だから、物忘れなども老化の現れの一つに過ぎない。

 その老化現象に「認知症」という病名をつけて、病人に仕立てているのではないか?

「病名を付ければ、薬が堂々と売れる」

 これが現代医学の屁理屈である。

 病人が増えてうれしいのは、薬屋と医者である。だから、彼らは市場開拓として病人狩り行うのだ。英語で「ペイシェント・ハンティング」と言う。背景には、巨大で国際的な医療利権がある。

 船瀬氏は「五大検診は病人狩りビジネス!」と言う告発本を執筆した。この本で取り上げた「人間ドッグ」「脳ドッグ」「癌検診」「メタボ健診」「定期健康診断」はすべて病人狩りビジネスと断定している。

 取材した岡田正彦教授(当時、新潟大学医予防医学)はこう断言した。

「私は、あらゆる検診を受けません。なぜなら検診は寿命を延ばさない。それどころか、受けた人ほど早死にしている」

 さらに高名な医師たちに船瀬氏はインタビューを試みた。

「あなたは、これら五大検診を受けますか?」

 それは森下敬一(国際自然医学会会長)、安保徹(新潟大名誉教授、当時)、近藤誠(慶応大学医学部講師、当時)、鶴見隆史(鶴見クリニック院長)、宗像久男、真弓定夫(真弓クリニック院長)である。

 回答は、全員が「絶対受けない!」であった。

 例外の岡田教授は「定期健診を受けたくない。しかし職場で強制される」と怒りに満ちたものであった。

 有名な医師たちが口をそろえて、これら検診を拒絶した最大の理由は「病気でないのに、病気にされてしまう」からである。彼らは、これら検診の正体が、病人狩りビジネスだと見抜いているからである。


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