(20)食品添加物、洗剤そして合成香料の香害
神経、行動を狂わせる環境ドラッグは、「農毒」だけではない。
①食品添加物→直接、商品に添加されダイレクトに口から入ってきて、神経を狂わせる環境ドラッグだ。その典型が、化学調味料だろう。「味の素」と言った方が話は早い。脳神経学会では、味の素をはっきり神経毒(ニューロ・トクシン)と断定している。その他、アスパルテームなどの人工甘味料やタール系色素なども、神経毒として指摘されている。食品添加物の多くは、環境ホルモン作用のある「毒」と考えるべきである。
②合成洗剤→市販家庭用洗剤「アタック」などの主成分、合成界面活性剤は、直接には、経皮毒性、内臓毒性、さらには環境毒性などがある。さらに深刻な催奇形性や胎児毒性もある。つまり、極めて毒性の強い環境ホルモンであることは決定的なのだ。それで、日々の洗濯物を洗えば、衣類に残留した毒が皮膚を荒らし、湿疹などの元凶となる。さらに皮膚から吸収されて、体内に侵入して肝臓障害や不妊症などの元凶となる。これが「経皮毒性」だ。最近、テレビCMで「除菌ができる!」とか「まな板も殺菌」などと洗剤の殺菌効果をこれ見よがしにうたっている。「語るに落ちる」とはこのことである。
合成洗剤が、微生物を瞬殺するほど毒性が強いことをCMで自慢しているのだ。こんな恐ろしいCMに引っかかる日本の消費者の頭のレベルにも呆れる。
③合成香料→最近、香害が指摘されている。「香害」と言う本も話題になっている。洗剤や化粧品メーカーが異様なほど香り商品を宣伝している。これは、合成洗剤やシャンプー、化粧品などの有毒性を、ごまかす時のメーカーの常套手段である。香りで煙りにまくというテクニックである。1980年代に異様に流行した朝シャンプーと同じ手口だ。「髪にブーケの香り」などとCMで洗脳された若い女性たちは、物の怪につかれたように有毒シャンプーで髪を洗いまくった。ネズミの背中に原液を一度塗っただけで、皮膚はただれ、出血し、10匹中3匹が血を吐いて死んだ。(三重大学医学部での実験) それほど毒性の強いシャンプーを毎朝、頭に振りかけて女性たちは洗いまくった。合成香料の香りを髪に残すためには、ゆすぎをざっとで済ませる必要があった。だから、地肌に経皮毒シャンプーが残る。夕方になると皮膚刺激でムズムズかゆくなる。そこでまた洗う。これが「晩シャン」である。朝シャンのダブルシャン族が日本中にあふれた。結果は、女性用かつら売り上げが5・5倍増になったという、コメディのような結果で幕を閉じた。これも合成香料と言う香りで合成シャンプーの有毒性をごまかした結果だ。香害で間違いなく激増するのがアレルギーや化学物質過敏症である。体内に異物の化学物質が侵入するので当然だが、合成香料の科学毒が、環境ドラッグ、環境ホルモンのような毒性を発揮する恐れがある。
④医薬品→薬はすべて毒物である。製薬メーカーも医学会も認めている。さらにこれら毒に「病気を治す効果」はない。これも薬物療法の常識である。それは自然治癒反応である個々の症状を妨害して、病気を固定化、慢性化、悪性化させる効能しかない。本質的に毒物だから潜在的に、内分泌系攪乱(環境ホルモン)作用や、神経毒性(環境ドラッグ)作用がある。そう考えた方がよい。「薬は病気を治せない」「悪化させるだけだ」これを常識として頭に叩き込んでいただきたい。
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人口の合成化学物質は人体にとっては異物である。それは間違いなく体内に入ったら様々な毒作用を発揮する。化学物質過敏症などは、まだかわいい方だ。内分泌系攪乱作用などを示せばシシリー宣言が憂慮した事態が加速される。「戦後、人類のIQ(知能指数)は5ポイントも減っている」とはシシリー宣言の嘆きである。
化学物質に無頓着なあなたは、過酷な人生を子供に負わせようとしているのだ。船瀬氏は悪魔のCM洗脳と決別せよと主張する。悲劇は起こってしまってからでは取り返しがつかない。これら人工化学物質をできる限り身の回りに近づけない。使わない。体内に入れない。そんなシンプル、ナチュラルに徹したライフスタイルがあなたと家庭を救うのだ。