(48)安倍政権を裏で操る「ジャパンハンドラーズ」が失脚
現在、世界の権力構造が大きく変わりつつあり、世界の流れは、日本の現状にも大きく影響を及ぼすものだ。激動期を迎えている世界で、どうすれば「日本、そして日本人が生き残れるか」について考える。
日本は一種の権力の空白期にある。今まで日本を裏から支配していたハザールマフィアの力が衰退し、それに代わる権力が確立されていないからである。
日本の裏の支配者とは、「ジャパンハンドラーズ」と呼ばれる面々である。彼らは手下に命令し、服従の見返りとして地位や権力を与えてきた。近年でいえば、安倍晋三首相に様々な指示を出してきた者たちである。その代表的な人物は2人いる。
まずは、ロスチャイルド一族の工作員マイケル・グリーンである。彼は戦略国際問題研究所(CSIS)の副理事長であり、同組織の日本支部を本拠地として政治家や官僚をコントロールしてきた人物である。ちなみに、小泉純一郎の次男で、将来の首相候補と持て囃されている小泉進次郎などもCSISの出身である。
もう一人が、ブッシュ一族の工作員リチャード・アーミテージである。彼は、ベイビー・ブッシュ政権で国務副長官を務め、アメリカ軍内部に巣くうナチス派親衛隊の中心的存在である。極東部門に任じられて以降は、北朝鮮から日本の暴力団への覚せい剤ルートを管理して、裏社会を掌握し、そこからの情報などを用いて政治家や官僚を支配してきた人物だ。
そして近年、そのジャパンハンドラーズを管理していたのが、2015年に太平洋軍司令官に就任したハリー・B・ハリスである。
グリーン、アーミテージ、ハリスの3人が、近年の日本の「お目付け役」であった。そして、ハリスに対してアメリカ本土から指示を出していたのが、トランプ政権で国家安全保障問題担当大統領補佐官を務めていたハーバード・マクマスターである。ハザールマフィア側の人間だが、アメリカ国内でハザールマフィアが弱体化するとともに、政権内での力を失っていった。2018年3月22日、トランプはマクマスターの解任を発表している。
マクマスター解任で残る2人の失脚も確実になった。彼らの失脚については、実は早い時期よりペンタゴン筋から情報が入ってきている。
2017年11月16日、ハリスから表敬訪問を受けた際に、安倍首相はグリーンとアーミテージがすでに裏の権力の座を追われて横田基地に身を潜めていることを知らされた。ハザールマフィアの傀儡であった安倍政権は、完全に後ろ盾を失う状態となったのだ。
ではジャパンハンドラーズの代わりに、トランプ政権が安倍の後ろ盾になってくれるのかと言うと、答えは「ノー」だ。2017年11月、日本を初訪問したトランプに安倍は、トランプの長女が主催する「イバンカ基金」に57億円の拠出。さらに戦闘機やミサイルの武器購入など、少なく見積もっても1000億円に及ぶ金を渡した。
ハザールマフィアの息がかからない政権の誕生に慌てた安倍は、日本の資産を手土産にトランプにもすり寄った。しかし、ハザールマフィアと、トランプ及びアメリカ軍のどちらに転んでも、自分の身が守られるように保険をかけたのだ。だが、トランプとアメリカ軍から見れば、ハザールマフィアの犬であった安倍は、今はしっぽを振っているとはいえ油断のできない存在だ。例えば、北朝鮮問題だが、アメリカ軍は、トランプが強硬論を叫んでいた2017年の当初から、北朝鮮と開戦する気はなかった。ただ、アメリカが従来から進めてきた対外政策として「世界の脅威を煽る」ために北朝鮮問題を演出していただけである。
トランプは大統領としての経験が浅く、その対外政策の裏側を熟知していなかった。やがて北朝鮮問題がお芝居であることや、その手法が通用しなくなったことを理解していった。
しかし、安倍は、ハザールマフィアに命じられた通り、第3次世界大戦の計画に沿たまま、馬鹿の一つ覚えのように「北朝鮮脅威論」を唱え続けていた。政治的な機微や空気を全く読めない「スーパーKY総理大臣」である。2018年に入り、北朝鮮問題は米朝首脳会談を足掛かりに朝鮮半島和平に向けて動き出した。
世界にとって、いまだに反北朝鮮を固持する安倍は、百害あって一利なし。完全に不要な存在なのだ。北朝鮮問題についてアメリカ、中国、北朝鮮、韓国の間だけで話が進み、日本が全くの蚊帳の外なのは、その表れなのである。