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マネーカースト(38)

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(38)第2次世界大戦の「ナチス利権」で勃興したブッシュ一族

 アメリカのハザールマフィアの中心的存在である、ブッシュ一族とクリントン一族について見てみる。

 まずは、ブッシュ一族から見ていく。なぜ、ブッシュ一族が、パパ・ブッシュ(第41代大統領ジョージ・H・W・ブッシュ)、ベイビー・ブッシュ(第43代大統領ジョージ・W・ブッシュ)と親子2代で大統領を輩出するまでの巨大な存在となったのか? その権力の源泉は、「ナチス」とのつながりにある。ナチスの力なくしては、ブッシュ一族の隆盛はあり得なかったのである。

 ナチスとのパイプを築いたのは、パパ・ブッシュの父親、プレスコット・ブッシュであったとされる。第2次世界大戦前、銀行家であったプレスコットは、ヒトラーの信奉者であり、ナチスドイツの台頭に深く関係するドイツの実業家フリッツ・ティッセンに資金提供を行っていた。そのルートからプレスコットはナチスドイツとの通商取引を行い、相当な財産を築いたとされる。

 プレスコットは、ナチスの隠し財産とされた「ユニオン銀行株式会社」の共同経営者兼社長も務めていた。アメリカとドイツが開戦した後も、数か月間、ナチスドイツの軍需産業に関与し、1930年代に、ナチスドイツを模したファシスト政権をアメリカに樹立すべくクーデターを計画したことがあった。まさに生粋のナチス信奉者なのである。

 事実、戦時中、プレスコットが経営に参加していた「ハンブルク・アメリカン運輸会社」「オランダ・アメリカン交易株式会社」「継目無し鋼材株式会社」の3社が、ナチスドイツとの通商を行っているとして「対敵通商法」により差し押さえられている。ナチスドイツの敗北が濃厚になると、フリッツ・ティッセンはナチス相手の取引で得た財産(株券・証券・証書などの所有権文書)をプレスコットに送ったとされている。

 終戦後、プレスコットはナチスとの関わりを隠蔽したまま政界入りをして、連邦上院議員となった。そしてその裏で、ブッシュ一族とナチス残党との関わりは続いていく。しかし、当時もメデイアは、プレスコットのナチス利権への関与を全く報じることはなかった。

 ナチスとのつながりは、プレスコットの次男、パパ・ブッシュへと引き継がれる。第2次世界大戦に艦上攻撃機パイロットとして参加し、終戦後、イェール大学進学したパパ・ブッシュは、そこで父・プレスコットも属していた秘密結社スカル・アンド・ボーンズに加入する。

 スカル・アンド・ボーンズは、金融や石油と言った重要産業の中枢や、国防総省、国務省などの影響力を持つ結社である。後にCIA長官となり、同局を私兵化していくパパ・ブッシュの政治的基盤はここで築かれたものだ。

 戦後、パパ・ブッシュは石油ビジネス界に進出した。同時に政界入りしていた父親の手引きで、CIAの仕事に協力していたともいわれている。パパ・ブッシュは後に、CIA長官就任直前の公聴会において、「これまでCIAの仕事をしたことは一度もない」と証言しているが、これは偽証の疑いが強い。

 当時、パパ・ブッシュはプレスコットの指示の下、ナチス残党が中南米などの海外へ逃亡する手引きをしたようである。同じ手口で、旧日本軍を北朝鮮へ、中国国民党を台湾へ逃がしたともいわれる。こうして。ブッシュ一族は、世界中の敗残兵たちの司令塔の地位を築いていく。

 ブッシュ一族が、敗残兵ルートを使って、開始したのが「麻薬ビジネス」である。中南米ー台湾ー北朝鮮の黄金の三角地帯で製造した麻薬を先進国で売りさばき、その金をタックスヘイブン経由でマネーロンダリングして、ウォール街の金融資金にする。この裏ビジネスでブッシュ一族の富は急速に増大していった。


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