(9)事故死に偽装した「ロスチャイルド暗殺」説
権力の移行を裏付ける現象がある。ハザールマフィア幹部たちが、世界の表舞台から次々と姿を消しているのだ。欧米で起きた革命によって失脚、もしくは暗殺などにより死亡したとされる人物は以下のとおりである。
第265代ローマ教皇べネディクト16世(2013年2月28日退位)
オランダ女王ベアトリクス(2013年4月30日退位)
第6代ベルギー国王アルベール2世(2013年7月21日退位)
スペイン国王ファン・カルロス1世(2014年6月19日退位)
第29代イエズス会総会長ペーター・ハンス・コルベンバッハ(2008年退位)
特にべネディクト16世の退位は、ローマ教皇としては実に719年ぶりの自由意志による生前退位であった。これは、本来ならば「ありえない」出来事なのだ。いかに世界権力の移行で大きな流れが起こっているかがわかるだろう。
その他、「失脚した」「死亡した」と噂されるハザールマフィアは大勢いる。ロスチャイルド一族の複数のメンバー、バチカン銀行の幹部、CIA(米中央情報局)やNSA(米国家安全保証局)などアメリカ当局の複数の長官、さらには、ヒラリー・クリントン、ビル・クリントン、ブッシュ一族、アメリカ上院議員のジョン・マケイン、ビル・ゲイツ、ジョージ・ソロスなど枚挙にいとまがない。さらに、これらの人物たちにぶら下がっていた下っ端たちも、権力の座から追われて次々と消えて行っているのだ。
2017年11月17日、イギリス・バッキンガムシャー州にあるロスチャイルド一族の大邸宅(ワデスドン・マナー)上空で、ヘリコプターと小型機の衝突事故が起きた。事件が報道された直後から「死亡者の中に、ロスチャイルド一族の長老の誰かが含まれていた」との憶測が飛び交っていた。その後、CIA筋から「この事故によりジェイコブ・ロスチャイルドが死亡している」との情報も入ってきた。同筋によると、この小型機の衝突は「事故」ではなく、現当主ジェイコブが一族の緊急会議に呼ばれてパリに向かおうとしたところ、それを察知したある者が、彼が乗るヘリコプターに小型機で体当たりされたというのだ。
ジェイコブの死後、長男ナサニエル・フィリップ・ロスチャイルドが秘密裏にロンドン・ロスチャイルド家当主の座に納まっているという。
2018年1月、世界経済フォーラムの年次総会であるダボス会議がスイスで行われた。世界的な政治家や実業家が一堂に会するこのイベントでも不審な出来事が起きている。同会議で演説した大物投資家ジョージ・ソロスに疑わしい点があるのだ。「ダボス会議に参加するジョージ・ソロス」を伝える報道の発信元だが、不可解なことに、そのどれもがダボスにいる記者が発信したものではないのである。例えば、英国ガーディアン紙の記事も、現地ではなくアメリカ・サンフランシスコから発信されている。さらに、発信された映像が不自然なことにほとんど同じものなのだ。ベンジャミン氏も職業柄、様々な記者会見に足を運ぶがダボス会議レベルの大きな会場であれば、必ず10社以上のカメラが並んでいる。当然、各社が10数種類の映像を発信するはずなのだ。
ジョージ・ソロスはすでに死んでおり、現在流されている映像は、その死を隠蔽するために細工された「フェイク」である可能性がある。2017年6月、ジョージ・ソロスの長男ロバート・ソロスによるとブルームバーグの電話インタビューでの発信も、ジョージ・ソロス死亡の疑いを抱かせるものであった。
「・・・ロバート・ソロス氏は、一族の資産260億ドルを運用業務から離れる。・・・同氏は電話インタビューですべてが1つ屋根の下で強力な家長の支配下にあるシステムから、一族及び顧客の様々なニーズに合わせた解決策を提供するモデルへと移行すると説明した」
強力な家長であるジョージ・ソロスが生きているならば、その「支配下」から別の「モデルへと移行する」などと言った発言が長男の口から出てくるだろうか。以前より、多くの情報筋から「ソロスはもう死んでいる」との情報を受けているが、一連の彼を取り巻く報道は、その信憑性を高めるものばかりである。