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「この国根幹の重大な真実」の要約(5)

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(5)悪の地政学と悪の戦争経済が蠢く世界の最新動向の分析

 これは、政治経済評論家の板垣英憲氏の講演である。

 新ドル札への切り替えには天皇陛下のサインが必要であるという。ドル紙幣を印刷しているのは日本であり、印刷工場は財務省の造幣局である。日本は最高水準のお札を造る。今までのドル札を新しいドル札に切り替えるには天皇陛下のサインが必要だという。日本が海外にお金を支援する時、円借款という。円借款で使うお金は普通に流通している円とは違う。透かして見ると、線が2本あるのが、我々が持っているお札であり、外国に渡すお金には線が無いという。つまり、線が無いお札は一般には流通しない。

 実は世界300人の貴族、財閥、官僚の頂点にいるのが天皇陛下だという。その下に世界銀行があり、それからIMF、この下に三井住友銀行をメインとして、サブが三菱東京UFJだという。つい最近、世界銀行からIMFを通じて、デジタル上の数字として振り込まれた金額は4京3000兆円だという。アメリカのバイデン副大統領が強引にお金を振り込ませたという。

 地球は、大陸部分と7割を占める海がある。大陸にある国は、海の方に出ていけない。海の方で活躍している国は、陸に上がっていけない。これを称して大陸国家(陸軍国家)と、海洋国家(海軍国家)に分けられる。大陸国家の代表がドイツ、中国、ロシアであり、海洋国家の代表がアメリカ、日本である。アメリカは中国を支配しようとしてもできない。中東も大陸国家の南側にあるので支配できないでいる。その失敗をアメリカは戦後70年間繰り返してきた。例えば、朝鮮戦争は休戦状態である。勝ってはいない。それからベトナム戦争も勝っていない。あれは負けたのである。なぜかと言うと、陸軍中野学校のスパイが残っていたからである。このスパイたちが頑張ったのが北朝鮮と北ベトナムである。イラン・イラク戦争でもアメリカは勝っていない。湾岸戦争で、アメリカは中東の陸地まで行けなかった。アフガニスタンでの兵隊を完全撤退できない。撤退すると、タリバンに敗北したことを言われるという。何しろ世界の警察であるアメリカが「勝てませんでした」と言えないのである。

 今、シリアにはIS(イスラム国)、シリアのアサド政権を倒そうとしている自由シリア軍、北にトルコがいる。国境辺にクルド人がいる。誰が敵か味方かわからなくなっているのである。

 シリアのアサド大統領が頑張っているという。ISを発生させた最大の原因は、イラクとシリアの国境線である。1916年5月16日にサイクス・ピコ協定(秘密協定)が結ばれた。フランスとイギリスと当時のロシアがアラビア半島の分割をめぐって秘密協定を結んだのである。今のシリアとイラクの一部を取ったのがフランスであり、イラクはイギリスが取った。その後にアメリカがやってくる。「アラビアのロレンス」と言うのは、ロスチャイルドに雇われていたという。しかもM16というイギリスのスパイ機関のスパイだったという。

 ISをつくったのは、CIAを使ったブッシュ大統領である。それに協力したのがイスラエルのネタニヤフ首相である。だから、ISの中にはイラクの大統領防衛隊の残党がいる。さらに官僚達も政権を失ったのだから、行き先が無いので、ISのメンバーにいるという。さらにアメリカの退役軍人も相当いるという。

 目的は中東を二分し第3次世界大戦を演出することである。イスラム教はシーア派とスンニ派に分けられるが、シーア派と言うのはイランである。前のフセイン大統領はスンニ派だが、今のイラク政権派シーア派である。シリアはシーア派であり、サウジアラビア王国はスンニ派と言われる。結論だけ言うと、今、中東は、ロシアのプーチンのものだという。(板垣氏) オバマ大統領は軸足を中東からアジア・太平洋に移し、兵隊を撤退させると言った為、軍事上の空白ができ、シーア派とスンニ派に分かれて大混乱が起きている。→これはアメリカの作戦である。

 中国は海に出ても無駄だという。なぜなら、日本の戦力は中国が太平洋に出て来られないくらいの実力があるからである。しかし、日本は海洋国なので絶対に陸に行ってはいけない。アメリカ軍と一緒になってやればいいのである。(板垣氏)


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