(14)宇宙飛行士は隠語を使ってUFOの存在を報告していた!
高野「僕は宇宙飛行士とも仲がいいのです。一番最後のアポロ17号の船長、ユージン・サーナンのテキサスの自宅までお邪魔したことがあります。面白かったのは、彼はものすごく大きな声で「UFOなんか、いるわけないじゃないか」と言って否定するのです。その後に、戸棚からそっと本を出して、あるページを開いて指さすんです。そこに「UFO」と書いてありました。表紙には「G2マニュアル」と書いてありました。それは軍人が持つ隠語表(コード表)です。地球から離れて地球圏外に出るまではボギーと言え、地球圏外から月の軌道上に行くまでにはスカンクと言え、月面の軌道上に乗ったらサンタクロースと言えと書いてありました。ボギーを見た、スカンクを見た、サンタクロースを見たというのはUFOの隠語です。「ほら、いないだろう」と言って、彼は指さしました。家の中に盗聴器があると思っていたのでしょう。だから、ものすごく大きな声で「いるわけないじゃないか」と言って、僕に指さして見せてくれたのはコード表でした。本当はいるんです。
ゴードン・クーパー船長を名古屋にお招きして、すし屋でいろいろな話をしたことがあります。公のインタビューでは「UFOなんていません。私は知りません」と言っていたのに、ご飯を食べているときは「いるよ」と言うんです。これは後で分かったことですが、緘口令があるんです。これを明文化したものもあります。ムーンダスト計画なんかもそうですけど、本当にすごいです。だって、うっかり、本当のことを言ってしまえば、科料もしくは懲役になってしまいますから、下手に言えないのです。UFOが実在するとか、見たとか、月の上で変な建物を見たとか、ものすごいタワーがあったとか、そんなことは言えないんです。月に行ったことは間違いありません。月でとれる鉄と地球でとれる鉄は、同じ鉄でも違うんです。ほとんど玄武岩質ですが、どこの玄武岩かということはすぐわかる。放射性同位体の比率が違うのです。例えば、アメリカのグリフィス天文台に行かれたらわかりますが、玄関先に「火星からの隕石」と書いてあります。なぜわかるのかというと、同位体の比率が違うから、各惑星で特定されているのです。火星でとれる鉄と月でとれる鉄も違ってきます。分析をかけたら、誰でも簡単にわかります。
大学教授は自分の専門分野しか知らないと言いましたが、本当にそう思います。「まともな科学者はUFOの調査研究をしている人は誰もいない。NASAでは誰もやっていない」と言っている馬鹿がいましたが、実際は違います。→飛鳥昭雄氏によると、NASAには裏NASAがあり、最先端科学を研究しているといっている。表のNASAは逆に何も知らされていないという。
日本の大学ではUFO学を教えていません。かって、福来友吉先生が超能力を研究して、東京大学からパージされたことがありました。あの現象と同じです。実際、東大で全く同じことが出てきました。亡くなった人と話をする医師です。名前はまだ言えませんが、東大の医者で准教授の方です。亡くなった後の世界を紐解く医者が出てきたのです。そういう意味で僕は非常に面白い時代だと思っているんです。
UFOのことは防衛大学で大矢宗司先生が教えていました。当時、大矢宗司先生は、超能力とUFOを扱っていました。旧ソ連や中国共産党が超能力を研究するのは軍事利用のためです。超能力でリモートセンシング(透視)をやるんです。居ながらにしてアメリカの基地の内部を透視するのです。そういう能力の精度を上げるために必死になってやっていました。
僕は旧ソ連時代にも取材をしたことがあるのですが、実際にそういう人がいました。表面に出てくるような能力者はまだかわいいものです。本物は外に出てきません。例えば、ネズミの体にさわらないで、ネズミのしっぽを切ってしまう子供たちがいます。かわいそうなことをするなと怒られると、またくっつけるのです。そんなことを平気でやるような子がゴロゴロいて、それを軍事利用しているのです。旧ソ連にはジュナ・ダビダシュビリという有名な超能力者がいました。彼女は人の心臓を止めることができます。西側の要人を何人か殺しているはずです。それは表には出てきません。裏で超能力合戦をやっているのです。
日本は敗戦国だから、コミント(通信傍受、暗号解読)情報とかシギント(通信、電磁波、信号等の傍受、解読)情報とかはなかなか入ってきません。ドイツはしたたかですから、非常に近い情報を持っています。日本は遠慮しているのです。敗戦国で、旧連合国から見ると敵国ですからあまり教えられていないことは山ほどありますが、日本の防衛大学ではアメリカの士官学校を模倣しているのです。これから面白くなるという話は3人の鼎談ということにしていただければと思います」(拍手)