(13)核心の情報に迫って命拾いをしたことー本当のことを言ったら殺される!
高野「僕は本当のことを知らせたいという思いがあって、博物館を作ったんです。その博物館の中に、情報自由化法で、CIA、FBI、NSA(国家安全保障局)の文書がある。NRO(国家偵察局)の文書は、関連する数枚しかありません。NROからの情報は一切公開されていません。そのうち何枚か、公開されたもので数千枚以上のものは全部ストックしております。一部は翻訳してあります。公開されたアメリカの公文書を見るだけで、UFOはいることがはっきりわかります。でも、一方ではUFOを信じる人は間抜けな人だよという心理戦略も進んでいます。もっと深く突っ込んで言うと、本当のことを言ったら殺されます。今生きているというのは、言わないからです。本当のことを言うと、おそらくどこかで事故を起こしています。飛行機事故とか何とか事故です。社会的な信頼を失墜させられて、社会から葬られています。そういう犠牲者も何人かいるだろうと僕は思っています。
僕はNASAのジョンソンスペースセンターの広報部長に呼ばれて、そこの映像収蔵庫の中に入ったことがあります。どんな映像でも持って行っていいよと言うので、引っ張り出していろいろと見てみたら、UFOの映像を見つけたのです。オメガで見つけたUFO情報だ、特ダネだと思って、ダビングしようと思い、ロサンゼルスへ原本を持っていきました。ところが原本のマスターテープを広報部長の自宅に返して、そのテープを当時組んでいた小川謙治さんと一緒に日本に持って帰ろうとしたときに、私のチケットだけが1か月後にズラされていたのです。私のチケットはリコンファームで確認を取らなければいけない、変更のきかない安いチケットでした。空港に行って、前日に確認をとっているのに、「本日の飛行機は、お客様の名前が入っていません」と言われたのです。「じゃ、いつ出ることになっているんですか」、「1か月後です」、「あなたがズラしたの?」、「我々は、ズラすことなんかできません」。そういうことをされたことがあります。
サンノゼへ行って、エドワード・テラーという人にインタビューした後も、モテルに帰って買い物の袋を入れてドアノブに手をかけたときに、ライフルのレーザーのポインターを当てられました。スーッと下がって、胸のところで止まったのです。嫌がらせですね。核心に迫ってきたなと思いました。
インスペクトと言って、手紙をハサミで真ん中から切られたこともあります。メンディングテープで、きれいに戻してありました。それはコールマンの親父とのやり取りです。普通は手紙をインスペクトなんてしません。それをわざわざインスペクトして、「検閲」という判子を押してあるんです。核心に近づくほど、脅しがかかってくることは確かにありました。ひどくはなかったのですが、明らかに「見ているぞ」というのはありました。本質から離れていると、まともな脅しも何もありません。本質に迫れば、何かあるんです。
ニューメキシコのロズウェルというところに行って、ある軍人にインタビューしようとしたときに、その軍人がおじけづいたのです。日本から来た3人のクルーたちには一言もしゃべるなと、脅しをかけられたのです。僕らが3人行くことは先方に伝えてありませんでした。でも、ナンバーディスプレーがありますから、ワシントンから電話が入ってきて、今からそちらに向かっている日本人には一切しゃべるなと言われたのです。その人が教科書を写させてくれた人です。その人は脅しをかけられたりしました。だから、いろいろな意味で筒抜けになっているのです」