(11)国連でUFO問題が真剣に議論されていた!
高野「これは外務省の資料で、第33回 国連総会本会議の第35回 国連政治特別委員会の126号議案です。私たち日本人にはほとんど知られていませんが、これはUFO問題です。存在しないもの、いるかもわからないものを国連で議題として扱うことはできません。つまり、UFOは存在するものとして扱っているのです。こういうことは報道されません。パレスチナ問題とか、放射線の影響とか、宇宙空間の平和利用とか、いろいろなことが国連で討議されていて、その中の一つにUFOが入っているのです。これは1国の問題ではありません。全地球規模の問題であるから、世界規模で、国連加盟国すべてが共有できる情報を整備統合する機関の設置を国連内部で働きかけた議案です。これは議長センサスで採択されています。でも不思議なことにまだ履行されていません。
実は、私たちが肩代わりしてこれを実行させてくださいと、国連本部に言ったことがあるんです。コールマン・S・フォンケビュツキーは、私にいろいろ教えてくれた親父で、元ハンガリー帝国海軍の軍事将校です。彼はハンガリー革命のときに、共産軍に負けて、アメリカに亡命して、国連広報担当官としてウ・タント事務総長の真下で働いていました。彼はベトナム戦争が終わったらUFO問題に取り掛かるというウ・タント事務総長の指示のもとに、国連UFO計画の草案を作っていました。ところが、ウ・タント事務総長の失脚と同時に、彼は追いやられてしまいます。彼は情報自由化法を使って、なぜ国連から追い出されたのかということを自分で訴えたのです。その理由書も見せることができないということで黒塗りでした。
赤坂のプレスセンターの中に、アメリカ空軍特別捜査部(OSI)があります。そこから外国人が出てくるのですが、あれは空軍特別捜査部です。日本国内では表向きには、自衛隊の中でもUFOにかかわる公式な目撃情報等はありません。でも、あるところに行くと全部ありました。ワシントンDCにほど近いボーリング・エアフォース・ベースがOSIの本部です。そこでも情報公開を求めたら、日本の上空で起こった事件は山ほどありました。福岡市の板付の上空、北海道の上空、本州の上空、九州の上空に、伸びたり縮んだりするもの、C型輸送機と並走して飛んでいたものとか、様々なUFO情報があって、自衛隊機との遭遇も全部書いてありました。
OSIが日本に対してブリーフィングを行って、近いうちに大きな問題となるから、今のうちに関心を払っておけと言いました。これは一時、CIAからの申し入れで中止されていた、アメリカ空軍によるUFO情報の資料の収集が再開されたということです。国連の宇宙科学委員会の要請に基づいてということですが、実際にはメキシコの国境付近で原型に近いUFOの墜落物が発見されたためです。
これはツルタエイスケさんという方が手書きで書かれたものです。実はその当時のカセットテープを聞かせていただいたのです。そうしたら、翻訳が少し違っています。これは発見ではなく発覚です。メキシコとの国境付近で、UFOの墜落がバレてしまった。これが1969年です。そのうちに大きな問題になると言いに来たのは日系2世のアーネスト・ミヨジ・ヤマダさんです。彼が空幕、防衛省へきてブリーフィングをやったのです。当時はエイリアンの死体が回収された話をしていました。OSIの職員がわざわざ防衛省へきて、よた話をしますか?冗談でもこんなことは言わないと思います。これについて深く突っ込んで調べたとこがあります。付帯事項でついている次の資料に、面白いことが書いてありました。小さな遺体が3体あって、安置されている場所まで書いてありました。ケープカナベラルです。おそらくアーネスト・ミヨジ・ヤマダさんが話した内容です。当時日本テレビで放映された内容と合致するということも書いてありました」