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日本と天皇家の機密(10)

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(10)朝鮮半島、中国、インド、パキスタン、中東・・・すでに戦場は決まっている?(板垣氏)

 キッシンジャー博士は、2016年2月3日にモスクワに行ってプーチン大統領と会った。これからの世界秩序をどうするかと2人で考えた。つまり、地球が本格的に人類の世界になって、今まで世界秩序が築かれたことは1回も無い。例えば、海洋法があるが、一応は国際法だが、中国なんかは全然守らない。守らなくても懲罰が無いわけだから、勝手にやっている。ある面では無秩序です。

 国際連盟、国際連合と続いて、世界秩序を作らねばならないという原型はある。1648年にヨーロッパでヴェストファーレン条約が出来た。これが国際法の原点になっている。ただし、世界秩序としての法ではない。

 キッシンジャー博士は94歳を過ぎ、あと何年生きられるかわからない。何としても本当の意味でのグローバルな世界秩序を築かねばいけない。2014年頃から、そのように思い始めて、本を書かれた。「国際秩序」という本である。この本に基づいて、今度はキッシンジャー博士自身が行動に移している。

 どんな行動かというと、アメリカの政治をデイビッド・ロックフェラーの支配状況から、変えようとしている。デイビッド・ロックフェラーは戦争が好きで、ヒトラーと一緒に戦争で大もうけをしたという話もある。ヒトラーが亡くなった後、デイビッド・ロックフェラーはその財産を持って帰ってしまった。これがロックフェラーの経済活動の原資となっているという。

 ロックフェラーは、戦争好きなので、中国を攻めることまで考えていた。第1番に、北朝鮮をミサイル攻撃すると、当然、中国が出てくるから戦争になる。その考えに、ヒラリー・クリントンまで賛同し、安倍さんも乗っかったという。未だに北朝鮮を危険な国だと言い張るのは、本質的に戦争がしたいのですね。

 そういうことでアメリカは本当に戦争が好きなのです。特にペンタゴンと、6000社ある軍需産業と軍隊です。アメリカの軍隊を中心にして戦争を起こす。戦場は、既に決まっている。朝鮮半島、中国とインド、パキスタン、それから中東です。リチャード・アーミテージとジョセフ・ナイがブッシュ政権ができる2か月前にまとめて日本によこしたレポートに書いてある。

 それを何としても止めなければいけない。放っておいたら戦争になる。今度のG20で食い止めることが出来た。トランプとプーチンの話し合いで、中東はロシアに任せる。シリアのアサド政権はロシアに任せる。イラクはイラク政府に任せる。クルド人には、イラクと東部との間の一定の地域に自治区を認める。そういうことで、中東を平和にしようと決めた。ものすごく危険な所は北朝鮮です。

 今度のG20は陰にキッシンジャー博士がいて、表にはキッシンジャー博士に指導を受けてるトランプ、プーチンがいる。プーチンとキッシンジャー博士は仲がいい。今世界を動かしているのは、キッシンジャー博士とそのもとにいるトランプです。トランプは戦争体験も無いし、政治家になったことも無い。ただ、16歳の頃に陸軍幼年学校みたいなところに行っている。少年の時に訓練されているから、敬礼はやたらと綺麗です。

 キッシンジャー、トランプ、プーチン、習近平、ジョージ・ソロスの5人が世界を動かしている。その原動力は、天皇陛下と小沢一郎さんに委託された金です。この金が無かったら、平和は築けない。そして、日本に配るものは何か? 日本人にとって非常に関心の深いところですが、具体的な数字は全部は言えません。


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