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日本と天皇の機密(3)

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(3)天皇家と隠岐の繋がりは今も続いている!(吉田氏)

 皇族は、一生のうちに一度は隠岐を訪れなくてはならないという決まりがあるという。どなたも一生に一度は隠岐を訪れる。今でもそうでした。今の皇族の中でまだ隠岐を訪れていない方が秋篠宮様ですので、2021年には後鳥羽上皇配流800年祭と言うのをやるので、ぜひ来ていただきたいことを内々に申し上げています。その時、牛突き(牛相撲)をします。後鳥羽上皇を慰めるために牛の相撲を見せて、それが今日に伝わっている。これを神事です。

 牛相撲、いわゆる闘牛は、新潟とか宇和島とか徳之島とか沖縄とか各地に伝わっているが、いずれも興業です。興業の牛は、戦績が何勝何敗みたいな、見世物のような恰好をして上がってくる。ところが、隠岐はそうではない。1回負けたら2度と土俵(闘牛場)には上げない。神様に捧げるものだからです。1回負けたら終わりですから、牛はほとんどいなくなり、牛の飼育も大変で、お金もかかるのですが、それを連綿と続けている。その800年祭、その前の2018年5月には、全国から集められた闘牛サミットも行います。その800年祭において、皇室を代表して宮様にご覧いただくということを計画しているところです。

 あらゆるところに神事が眠っています。2017年の秋に京都から和歌の大家の冷泉家のお家元が、お弟子さん達50人を引き連れて隠岐にやって来た。高田明神百首と言うのが隠岐に眠っているので、それをご覧になるためにやってくると言われていますが、本当の目的は何かなと私は非常に疑っています。冷泉家の方々の動きにも注意が必要だと思っています。

 もう一つ、実はなぜか美智子皇后出身の正田家ゆかりのお墓があると言うのです。何故そんなことになっているのか、訳が分からないのです。

 名前が示すように、「秘密にしておけよ、隠しておけよ」と神様がおぼしめしだったのではないかと思いますが、ユネスコが世界ジオパークに認定したことで、だんだんそれが隠し通せなくなってきたのが今日です。

 隠岐は、当然のように別格だと思われているのは、古代から海の交流で隠岐を知っているからです。民間の考古学者の古田武彦先生は、邪馬台国をはじめ日本の古代の歴史を紐解いた方ですが、私の仲の良い友人が古田先生に隠岐の事を質問したら、「いや、隠岐は言わないでください。隠岐はとにかく別格ですから」と言ったという。古田先生も隠岐は怪しいぞと言うことに気付いている。

 神様が「黙っておけよ。守っておけよ」と言っていろいろなものを隠されてきた。その一端を、私が今日、神様の許しを得ずにしゃべってしまいましたので、後日、罰が当たるかもしれません(笑い)。

 歴史と同時に非常に文化度の高い島として、独特の雰囲気を持つことが分かると思いますが、離島でいろいろなものは乏しいけれど決して貧しくはないところです。大阪から飛行機で1時間で来られますので、ぜひおいでいただきたいと思います。


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