(51)「エノクの街」に乗っているのは五色人のうち黄人と緑人と赤人!
飛鳥「さらに、エノクの街には五色人がいる。どういうことかと言うと、日本には古事記や日本書紀以外にも古史古伝と言うものが沢山ありますね。その1つの竹内文書と言うのを見ると、大洪水以前には黒人、白人、青人、赤人、黄人と言う五色人(5色の肌の人種)がいたと書いてある。
ここで言う青とはおそらく緑の事です。日本では色の信号を「青信号」と言うでしょう? いずれにせよこれは、ノアの大洪水以前には遺伝子のバリエーションが豊富だったということなんです。
この五色人のほかに、数メートルから10メートルにもなる巨人も生まれたという。何を言いたいかと言うと、その五色人と言うのが重要なんです。実は方舟に乗り込んだのはその中の3つで、黄人と白人と黒人。これはノアの息子の奥さん達ですが、それでは人種のプロトタイプとなるノアとその息子たちは何色なのかと言うと、おそらく黄人です。
と言うのは、五行論やそれに基づく方位では、黄色とか金色と言うのはいつも真ん中に置かれるからです。
一方、「エノクの街」に乗っているのが黄人と緑人と赤人です。ここで言う緑人と言うのは青人と言ってもいいでしょう。緑色に近いブルーの肌をしている。
そうなると、地上と天の両方に黄人がいることになる。そして、この2つが合わさると、再び五色人が揃う。彼らは次の世界を作ることになるでしょう。そういうふうにできている。
そういう意味では、ノアも実は大和民族なんです。古代の天皇家はずっと「黄人=黄色人種」です。世界の人口で一番多いのが黄色人種だというのもそのためです。
黄色人種と言うのは、北でも南でも、何処でも住めるんですよ。しかし、白人と言うのは、なかなかそうはいかない。そもそも、白人と言うのは色素が足りないアルビノの突然変異種ですからね。
四神相応や五神も全部そう。中央の金色(黄色)が全てを生み出せるプロトタイプです。五色人は黄人の突然変異で生じた色の人種と思われます。
五色人の内、地上の世界に今いるのは黒人と黄人と白人です。一方、赤人と黄人と緑人は、エノクの街だけでなく地底世界(アルザル)にもいます。
事実、中世のヨーロッパなどにも、「緑色の子供たちが出現した」と言うような記録が沢山ある。そして、日本では昔から、鬼と言う形で伝承されてきた。鬼は必ず緑と赤でしょう? つまり、赤鬼と青鬼が必ず一対になっている。秋田のなまはげと同じです。日本で青は緑との事だから緑色の人間と言うことになる。世界中を見ても、鬼のような存在は全部が赤と青です。サンタクロースもそう。実は、サンタクロースは人食い鬼のような存在ですね。年末近くになると、良い子には玩具などを持ってきてくれるが、そうではない子は、そのまま袋に詰め込んで、どこか遠くへ連れ去られてしまいます」
杣「サンタクロースは人食い?」
飛鳥「サンタクロースは北欧神話に出てくる存在ですが、子供をさらってくるんですよ。あの袋は子供をさらう袋なんです。それで、サンタクロースの元の色は実は緑色。今は赤ですけれどね。
なまはげも年末には大雪が降って食べ物が無くなった時、出刃と桶を持って山から下りてくるという話です。赤と緑の存在が洞窟から出てくる」
杣「洞窟ですか」
飛鳥「なぜ、赤と緑だけかと言うと、黄人はすでに地上にいるからですよ」