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物部氏とアークの謎(31)

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(31)三種の神器は男女和合のシンボルでもある?

飛鳥「三種の神器について、ほかにも話しておかないといけないことがある。イザナギの右目からツキヨミが生まれ、左目から天照が生まれ、鼻からスサノオが生まれたという。これを三貴子と言うが、この「貴」と言う字は、本来、男にしか使わない。絶対に女には使わない。だから、天照は男神なのです。天照国照彦と言う男神。「彦」と言う字も男の名前にしか使わない。では、なぜ女神とされてしまったのかと言うと、左目から生まれたので、左は陰と考えて女神にされたわけです。さらに言えば、天照は「太陽」で、ツキヨミは「月」で、スサノオは海と地で「星」となる。これは新約聖書にも次のようにある通り、この世界の三段構造(ヒエラルキー)を表している。

「太陽の輝き、月の輝き、星の輝きがあって、それぞれ違いますし、星と星との輝きにも違いがあります」(「コリント信徒への手紙1」第15章41節)

 これが日本の正月に飾られる鏡餅の意味で、下から星、月、日となる。ミカンが太陽になり、鏡餅と言うように天照の象徴になる。昔は鏡開きで餅を割り、そこに宿った天照大神の「歳神の魂」を子供たちに分けた。これが御歳魂(おんとしだま)とされ、今のお年玉になった」

杣「なるほど」

飛鳥「そして、神社のご神体というのは必ず「柱」なのですよ。1柱、2柱、3柱・・・と数える。柱と言うのは男性自身の象徴。だから、神社では縁結びや子宝祈願が盛んに行われる。「産めよ、増えよ、地に満ちよ」と言うこと。さらに、はっきり言えば、実は三種の神器は男女和合を表している。つまり、アロンの杖は男性自身であり、円盤型で2枚ある十戒石板は男性の精子を作るところ。それから、女性自身を象徴する壺はひっくり返して地面に立てた杖に差し込む。すると、これで神の根本原理である陰陽合体となる。「産めよ、増えよ」なのです。だから、中世ヨーロッパの売春宿は、屋根の上に棒を立て、そこへ壺を差し込んであった。一方、フリーメーソンのマークのコンパスと曲尺はどうか? これ、実はコンパスは天で、曲尺は地を意味する。そして、天は男性に、地は女性に対応する。だから、コンパスと曲尺が交わるフリーメーソンのシンボルは、まさしく男性と女性が和合した時の形なのです」

杣「そうか・・・」

飛鳥「そして神社の鈴。あの鈴は男性自身を球体にしたものです。男性自身を押しつぶして丸くするとあれになる」

杣「そういう発想はなかった」

飛鳥「だから、鈴を鳴らして子宝に恵まれるよう祈るわけです」

杣「その時代にとって、神と言うのは一族を存続させてくれるものですから。当然の事ですよね」

飛鳥「インドに行くとシヴァリンガと言って、シヴァ神の男性自身を拝んでいる。つまり、世界の宗教はすべからく男女和合、子孫繁栄なのです。日本の神道もユダヤ教もヒンドゥー教もそこは変わらないのですね。それは隠すものであって、本来は表立って堂々と言うべくものではない。しかし、伊勢神宮のご神体となっている心御柱(しんのみはしら)も含めて、実は男女和合こそが根幹にあるということを知っておかないと話が見えてこない」


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