(23)松明の語源は「大麻」説
飛鳥「京都の街はきちんと南北に区割りされている」
杣「碁盤の目みたいに」
飛鳥「元々あれは、T十字架の形だったらしい。つまり、キリスト教のシンボルが街のデザインになっている。これを発見したのが、京都市埋蔵文化財研究所の所長だった頃の杉山信三氏ですね。正式な発掘作業を経た結論が、白河・太秦を両腕に、鳥羽作道を脚にした奴型のT型だったという。その京都の北に船岡山、真南に甘南備山があるのですが、この「甘南備」と言うのは英語になっている。「カンナビス」と言って大麻の事です」
杣「ああ、なるほど」
飛鳥「そうなのです。日本の甘南備と同じなのです。大嘗祭で即位する新天皇が身にまとうアラタエなども大麻で出来ているから」
杣「そうですね」
飛鳥「もともと大麻は、お香みたいにして神社で焚いていた。いろいろな儀式の時に、大麻を使っています。「神仏混交」(神仏習合)の時代には、1つの境内を寺社で共有していたため、寺でも大麻の香りが使われていたはずですよ。ただ、日本人は欧米人みたいに吸引することはない。あくまでも香りを楽しむのが中心です。だから、ラリってるとか、そんなのじゃないですね。それで、神社の神主は、神を自分の身体に降ろして啓示を受けるのが本来の務め。ただ、それが正しい神かどうかを見極める審神者と言うのが別にいて、日月神示の岡本天明も、もともとそれをやっていた。そういう儀式の時にも大麻は凄く重要で、天皇が即位する大嘗祭の時にも、大麻を編んだアラタエを使わないと本当の意味での天皇にはなれないとされている。そして、その大麻を集めたのが松明なのですよ」
杣「ああ、松明ね」
飛鳥「松明の語源はそこから来ているという説がある。つまり、「大麻つ」なんだ。これを灯すと、女子供でも、暗い夜道を恐れることなく、山を越えられた。昔だと夜の山は真っ暗で、もう怖くて怖くて、とても女子供が歩くことはできない。でも松明を灯していると安心して、それで目的地に着けた。大麻は精神を安定させる。だから、嗜好を麻痺させ、体に害を与えるだけのタバコとは根本的に違う。電気がない時代は松明や提灯は必需品だった」
杣「街灯があるわけではないですからね」
飛鳥「後に松が使われるようになったので「松明」と言う漢字になった。元は大麻の束だった。だから、大麻自体は悪いことは何もないのですよ。しかし戦後、GHQが国家神道を、日本が戦争を起こした元凶と見做した時、大麻も禁止されてしまった。表向きは、「体に害である」と言う理由ですが。おそらく、今度アメリカに逆らったら最後、麻の栽培も禁止して天皇家を断絶させてやるぞと言う脅しの意味もあったと思う。だから、終戦直後、今の池袋サンシャインビルの場所にあったのが、東条英機ら7人のA級戦犯を拘置した巣鴨プリズンです。そのA級戦犯の絞首刑が行われた12月23日こそ、当時の皇太子(今上天皇陛下)の誕生日でした。これは明らかに昭和天皇を含む皇室や宮家、当時の日本政府に対する警告の意味があったのでしょうね」
杣「大麻が禁止されたのは戦後ですか」
飛鳥「戦後です。戦争に負けてからです。アメリカが国家神道禁止を名目に日本の国体に楔を打ち込んだのです。私はそれを現代の「ローマ帝国」が打ち込んだ釘だと考えています。然し今、アメリカでは、大麻は実はそれほど害じゃないということで、どんどん大麻解禁が進んでいる。それは当たり前ですよ。大麻はもともとタバコよりも害がないから。大麻と言うのは、昔の日本では、心を穏やかにして神と通ずるためのものだった。精神統一する時の補助のために使っていたわけです。あれでラリっていたわけではない。ラリっているのは欧米人だけである。それに日本で栽培されてきた大麻は、外国の大麻よりも幻覚成分であるTHCの含有量が少ない。つまり、日本の大麻には害がない。実際、大麻の葉は7枚で、神の聖数を表す。見た目にも品があって美しいため、「アマテラス」と呼ばれていたという説まである。でも「悪法も法なり」で、今、勝手に大麻を栽培したら捕まってしまう。これはアメリカから押し付けられた「大麻取締法」(1948年)のせいです。それで、京都の真南には甘南備山があって、これは「カンナビス=大麻」であって神道の根幹だった。だから、それを使わせないようにすれば、日本は2度と立ち上がれないだろうと、GHQは考えた。つまり、GHQは都合よく大麻を「悪い植物」にした。アメリカが農務省を中心に「ポツダム省令」により、大麻の吸引が健康を害するという流れを作り、麻の栽培を全面禁止にすることで、麻の自然繊維が主流だった流れを、アメリカ製のナイロンなど合成繊維に切り替えさせるという戦略があった。(ロックフェラーの戦略である) 同時に現在も「医療大麻」と言う名称があるように、麻から抽出する天然の薬事成分を使わせないように妨害することで、石油で作る化学薬品産業をアメリカで一気に成長させるという意図もあった。そうやって、石油王ロックフェラー一族が、アメリカを中心に世界の医療界を牛耳ってきた。大麻取締法は最初からアメリカ政府の底意が絡む「汚い法律」だったということです」