(13)シャハン教授が「UFOはいるに決まっている」と発言した!
杣「アビグドール・シャハン教授が書いた「失われた十部族の足跡」と言う本は教科書的な資料で、彼はイスラエルの失われた10支族がこういう道のりで移動していったということを説明している。しかし、一方で、エビデンス(確固たる証拠)という面ではちょっとしかない。だから、そのエビデンスを集めようというのが私の考えですね。そして一応、それは成功したと思っています。シャハン教授が考えたのはこうです。紀元前722年に北イスラエルがアッシリアに滅ぼされて、貴族階級の数万人が最初はアフガニスタンに連れてこられた。その彼らがメディアとか、メソポタミアの紛争に乗じて逃げ出して、そこからタクラマカン、ゴビを通る北ルートを移動して行った。そうやって移動して行って、現在、北朝鮮があるところまでたどり着き、日本に渡っていった。シャハン教授はそう考えた。そういったことが移動ルート上の地名にすべて残っている。そして、そちらは厳しいルートなので、次に南ルートを開発した。つまり、インドに入ってチベットへ行って、チベットから中国の海岸線に出て、そこから、現在の北朝鮮があるところで北ルートと合流してから日本にやってきた。これが、シャハン教授の基本的な考えです。アッシリア捕囚が紀元前722年だから、シャハン教授の意見としては、日本建国の紀元前677年というのに一致するという。しかも、私が見つけた北京・天壇に遺された燔祭の記録から、当時の中国の王朝においては、ユダヤ教の儀式が影響力を持っていたことも分かる。少なくとも2500年前に公式に行われていたわけですから。その天壇公園の敷地内に「皇穹宇」と言う宮殿があり、昊天上帝と歴代皇帝の神位が収められている。そこに現れている神を挙げておきます。
夜明之神 霊師之神 雨之神 風之神 雷師之神 木火土金水之神 北斗七星之神 天明之神 周天星辰之神 二十八宿之神
また皇穹宇を囲むように「回音壁」という円垣があって、そこでは言葉が反響する。その入り口で何かをこすると「ブーン」と全体に反響する」
飛鳥「二十八宿というのは天体のことですね」
杣「祀られている神々の名前を見て、「出エジプト」だと思った。つまり、昼は雲の柱が導いて、夜は火の柱が導く。「出エジプト記」第13章21節に「主は彼らに先立って進み、昼は雲の柱をもって導き、夜は火の柱を持って彼らを照らされたので、彼らは昼も夜も行進することが出来た」と書かれている。だけど「二十八」だけはわからなかった。その翌年にイスラエルに行ったとき、「二十八って何か意味がありますか?」と聞いたら、通訳をしてくれていたキリストの幕屋の人が「二十八は神の力を表す数字だ」と教えてくれた。だから、二十八宿と言うのはユダヤの神の力を表しているわけです」
飛鳥「ユダヤにはゲマトリア(数秘術)と言うのがある。28は「2+8=10」で、10支族を示す。それと同時に10は「1+0=1」となり、唯一絶対神であるヤハウェを示唆している」
杣「シャハン教授は基本的にイスラエル10支族の全てが最終的に日本に渡来したと考えている。10支族の1つ、エフライム族のリーダーに率いられてきたということですが、この部族だけが来たとは言っていない」
飛鳥「そうですね。ところでシャハン教授と言えば、僕とタクシーで一緒の移動中に、「実際のところ、エイリアンはいると思いますか。UFOは?」と聞いてみたことがあるのです。そしたら、「いるに決まっているじゃないか」と言う。ユダヤ人にしては大変珍しく、そう言うことをすごくあっけらかんと肯定する。「それ言っていいの?」と、こちらが心配するくらいであった。「本にするよ」と確認したが、それなりの意見を細かく言っていましたよ。つまり、宇宙に神が創った我々の仲間がいるのは当たり前だし、いないというのがおかしいというニュアンスでしたね」
杣「私もそう思います。極めて正しいです」