(12)世界を回ってみて再確認する、日本の良さ
杣「私はギデオン教会(キリスト教を広めるために、聖書を無料で配っている団体)の仕事で、2003年に聖書を配りにナイジェリアへ行った。中学校とか小学校で聖書を配ったのですが、必ずと言うほど、どの学校でもそこの教頭か校長に呼ばれる。聖書を配りに行ったのは34人で東洋から来たのは私一人だけ。あとは、ヨーロッパから3人くらいで、残りはアメリカ人です。それで、教頭か校長に呼ばれて行くと、「日本人か」と3回くらい念を押す。それで、次にどういうかと言うと、「日本人は好きだ」と言う。それで、白人を指して「俺ら、あいつらのこと本当は嫌いなのだ」と言う。「だけど、俺らは日本人は好きだ」と言う。それを言いたかったということです。これがナイジェリアのいろいろな学校であったことです。日本人が大好きだけど、日本人なんかほとんど見たことがない。だから、日本人と分かったら、もう歓迎ムードですよ。スターの気持ちがよく分かりました」
飛鳥「そんなに人気だったのだ。確かに日本人は和をもって尊しの国民性だけど、白人は最近まで白豪主義でカラードを差別し、ネグロイド(黒人)を奴隷にしてきたからね」
杣「小学生とかがわーっとね。車の中に逃げ込まないといけないほどだった。日本人と言うものに対する小学生とか中学生の憧れの強さが肌で感じられた。だから、我々の先祖の行いを見ている人はいるのですよ。東南アジアの人々も「日本人を尊敬している」と言いますよね。「日本と言う東洋の小国が経済力を持ち、生み出す製品が素晴らしいことに、我々は憧れています」と彼らは言う。「私たちもそうなりたい」と。この前、グルジアの大司教もそう言っていた。だからこそ、そういう精神を取り戻してもらいたい。今の日本の若い人は、希望が無さすぎる。日本はいい国です。世界を回ってみて感じるのは、日本ほどいい国はないということです」
飛鳥「夜、大都会で夜中0時を過ぎて女性が歩ける国なんて日本ぐらいしかない。アメリカでやったら、えらいことになる」
杣「えらいことですよ。それに何かあったら、「自己責任」と言われますよね」
飛鳥「そう、「そんなところに行くから悪いのだ」って。日本の治安がいいのは警察力じゃない。基本的に日本人は謙虚で謙遜するし、何かあれば協力し合う国民性なので、自分さえよければいいという中国や韓国の国民性とは全く違っている。「おもてなし」と言う言葉がいい例ですね」
杣「そういう意味で日本は「ファンタジーランド=夢の国」なのですよ」
飛鳥「フリーメーソンのシンボルである曲り尺とコンパス、天が丸のコンパスで、地が四角の曲り尺を表す。これで出来ているのが日の丸ですね。曲り尺で四角を描き、コンパスで丸を描くと日の丸になる。最古の日の丸は四角の各一辺が円と接する形で、それが大相撲の「土俵」ですよ。日本独自の前方後円墳も、丸と四角で出来ている。世界で太陽を国旗に掲げているのは日本だけです。他の国は月と星。月はイスラム圏で、星は共産圏とか軍事国家ですね。日本のことが大好きなバングラデシュとか、パラオとかの国旗は日の丸に似ているが、これは日の丸を模倣したものなので、事実上、太陽を国旗にしているのは日本だけです。これ、どんな国も太陽としての日本には遠く及ばない。アメリカなんか、日本に負けないように星を一杯散りばめているが、太陽には遠く及ばない。日本と言う国は大変な国で、世界最古級の企業トップ3が日本にある。578年創業の金剛組もそうです。あれは聖徳太子の頃です。生け花の池坊華道会は587年創業で、山梨県の西山温泉・慶雲館は705年創業の世界一古い宿です。日本で1000年以上続く企業は2万6000社を超えている。・・・・この国が太陽のごとく永遠不滅の存在でいるときには、その中心に天皇陛下がいる。霊的な高みをもたらす存在なのです。まさに「聖」ですよ」
杣「太陽と言えば、私の調査では、太陽神を追っていくと、エジプト、メソポタミア、イスラムなどがつながってくる。バーミヤンの爆破された大仏の上にある壁画を日本が修復したが、これもまた太陽神です。そして、太陽神が中国に行ったときに、太陽が八咫烏のマークになる。つまり、赤い太陽の中に烏がいるデザインに変わる。そして、それが日本では熊野に祀られるようになり、さらに天照大神になったわけです」